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Plan Act Culture Placul Plan Act Culture Placul

Project

Project #03|Placul
身近な問題意識を起点に、
前例のない新規事業の開発に挑む
Introduction
データ・アプリケーションは将来に向けて、データ連携領域以外でも新しい事業の創出に挑んでいる。そのミッションを担うNP開発室では、新サービス開発プロジェクトが進行中だ。そしていよいよ、第一弾となるSaaSによるコラボレーションツール「Placul(プラカル)」がリリースされようとしている。
Project Member

Shinya Sonoda

NP開発室
2013年入社

鹿児島在住。情報系の学科を卒業後、地元でパッケージ開発ができることに惹かれて鹿児島データ・アプリケーションに入社。ACMS B2Bの開発・保守を手がけ、2023年4月より、NP開発室メンバーとなる。

※所属部署・掲載内容は取材当時のものです

Daisuke Naito

NP開発室
2004年入社

学生時代に情報工学を専攻し、SIではなくパッケージを自社開発する当社に魅力を感じて入社。AnyTranやRACCOONの開発に携わった後、現在NP開発室にてPlacul開発のプロダクトマネージャーを務める。

※所属部署・掲載内容は取材当時のものです

Project Structure

Index

Theme 01

自分たちが使いたいと
思えるツールを、
SaaSで創る

EDIパッケージでは国内トップベンダーであるデータ・アプリケーション。しかし、この領域を究めるだけでは、未来に向けて飛躍的な成長は望めない。そうした問題意識のもと、当社ではかねてより、新たな事業の可能性を模索してきた。2020年には、NP開発室の前身である「技術探求室」が発足。その立ち上げ時から参加しているメンバーの一人が内藤だ。

「データ・アプリケーションの新たな柱となるような事業を、先進技術をベースにして企画開発していくことが、このチームに課せられたミッションでした。最初は、当社が展開しているデータ連携ビジネスともつながるiPaaS(Integration Platform as a Service)に注目し、このテーマで新事業を検討していましたが、既存事業を拡張する方向性に変更。そこで、いったんゼロベースにして、新たなサービスを創るのならば『身近なところで困っていること』を起点とし、自分たちも使いたいと思えるようなもののほうが、開発への社内の意欲も高まると考え、このPlacul(プラカル)に辿り着いたのです。」

Placulは、職場環境のデジタルシフトをより良いものにするための「ワークハブ」という新しい仕組みだ。Placulによってチームコラボレーション(協働)方法が変化し、社員が自律・成長すると同時に、組織とビジネスが発展する。それを、当社が得意とするパッケージ型ではなく、敢えてSaaSで提供して新たな知見を獲得していこうという方針が掲げられ、内藤がこのプロジェクトを率いることになった。

Theme 02

社内にノウハウはない。
ゼロからの
新規事業開発に奮闘

Placul は、Plan(計画)、Act(実行)、Culture(文化)の先頭の文字を組み合わせた造語。名付け親は内藤であり、「計画し、実行する文化を創り上げる」ことをイメージしているという。そのコンセプトを彼はこう語る。

「既存のタスク管理やプロジェクト管理のツールは、マネジメント側が管理しやすいことを前提に設計されているものがほとんどでした。そのため、現場のメンバーに大きな負荷を強いることになり、結果として更新漏れなどが発生し、十分に機能しないというケースも多々見受けられました。そこで、現場のメンバーが自由に使える領域を用意し、業務の中で常に触れたくなるツールにすることで、そうした問題が解消できるのではないかと考えたのです。」

こうして新サービスのコンセプトはある程度設定されたものの、SaaSで新たな事業を立ち上げていくことは当社にとって初の取り組みであり、社内にノウハウはまったくなかった。

「新規事業開発に求められるプロセスとは何か、すべて自分で調査して実行。NP開発室の室長からも絶えずアドバイスをいただき、プロジェクトを後押ししてもらいました。」
そして、トップとも常に連携すべきだと考えた内藤は、社長の安原に「定期的にミーティングさせてほしい」と依頼。その場で問題点を共有し、解決に向けた議論が白熱することもたびたびあったという。こうして経営陣も巻き込んで、プロジェクトは大きく前進していった。

Theme 03

意欲あるエンジニアを
社内で抜擢し、
プロダクト開発がスタート

内藤の奮闘もあってPlaculは経営会議で承認され、プロダクトの開発が正式にスタートした。そして、内藤のもとでPlaculの設計開発を手がけることになったのが園田だ。彼は、子会社である鹿児島データ・アプリケーションに在籍していたエンジニアだが、同社は2023年に親会社のデータ・アプリケーションと統合。それを機にNP開発室のメンバーに抜擢され、プロジェクトに参加することになった。

「私は鹿児島データ・アプリケーションに入社以来、ACMS B2Bの開発や保守に携わっていましたが、キャリアを重ねるにつれて、新しいことに挑戦してみたいという思いが強くなってきました。それまでバックエンド側を主に手がけていたので、フロントエンドの開発も経験してみたいと、そんな希望を会社に伝えたところ、このPlaculの開発プロジェクトに参加させてもらえることになったのです。」

そして現在、園田は鹿児島からリモートでこのプロジェクトに関わり、Placulのフロントエンドの開発を担当している。

「私にとってはすべてが未知のチャレンジで、絶えず新しい知識をインプットしながら開発を進めています。PlaculのフロントエンドにはTypescriptを使用していますが、この言語を扱うのも初めて。内藤さんと常にコミュニケーションをとって疑問点を解消したり、あるいはこちらから機能を提案したり、大変ではありますが、新しい製品をゼロから創り出せることにやりがいを感じながら開発に取り組んでいます。」

Theme 04

データ・アプリケーションを、
新規事業が続々と
生まれる企業に

Placulはすでに形になりつつあり、当社と関係性の深いパートナー企業のもとで試験的に導入され、検証が進められようとしている。さらに、近々パブリックベータをリリースし、トライアルユーザーからのフィードバックを得て機能を改善していく方針だ。まずはこのPlaculをヒットさせることが当面の目標だが、NP開発室ではPlaculに続く新しい事業のテーマも準備していると内藤は言う。

「当社は新規事業に次々と挑戦できるだけの企業体力があります。EDIとデータ連携のパッケージで安定した収益を得ており、投資余力も十分にある。トップも短期間で成果を出せというスタンスではなく、長期的な視点でサービスを考えて創り出せる。本当にチャレンジしがいのある場です。」

園田も、データ・アプリケーションでキャリアを積むことについて同じような魅力を感じているという。

「意欲を持ってアピールすれば、新しいことにチャレンジできる機会にあふれた会社だと思います。私もこうして自分の裁量で新しいプロダクトを創り出していますし、こんな経験ができるチャンスなどそうは得られない。このPlaculの開発を成し遂げた後もぜひ、また新たなサービスの開発に関わりたいと思っています。」

内藤はこのPlaculをきっかけに、社内のメンバーから『新規事業にチャレンジしてみたい』という気運が高まることを期待している。近い将来には、データ・アプリケーション発の画期的なサービスが、きっと社会で注目されているはずだ。

Column

Member Impressions

To Sonoda from Naito
Placulの開発プロジェクトは、自立した優秀なメンバーで構成されています。園田さんもその一人。こちらからの指示をきちんと理解してプロダクトに反映してくれるので、大いに頼りにしています。
To Naito from Sonoda
内藤さんは技術的な知識がとても深く、何か問題が起こった時はいつも的確なアドバイスをいただいています。内藤さんと一緒に仕事をすることで、私自身大きく成長している実感があります。

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