募集職種一覧・応募

Center of Excellence ProjectCenter of Excellence Project

Project

Project #01|CoE Project
データ連携領域での新ビジネス創造。
この難題を、CoEで突破していく
Introduction
データ・アプリケーションはいま、EDIのパッケージ開発で培った技術力をもとに、データ・インテグレーション領域に事業を拡大しようとしている。それを加速させるべく、社内にCoE(Center of Excellence)が設置され、各部門から集結したメンバーによって新市場開拓に向けたプロジェクトが推進されている。
Project Member

Masahiro Seki

営業本部
第2営業グループマネージャー
2012年キャリア入社

前職は特定業界向けのパッケージベンダーでの営業職。エンタープライズ企業に向けて社会的により影響力の大きな製品を扱いたいと当社に転職。入社後はパートナー営業を担当し、2021年からCoEに参画。

※所属部署・掲載内容は取材当時のものです

Shinya Hasegawa

コンサルティング本部
第1コンサルティングループ
2019年キャリア入社

SIerからの転職。前職ではSEを務めていたが、より上流のプリセールスを志向し、市場競争力の高いパッケージを抱える当社へ。入社後は製品導入のためのコンサルティングに従事。2022年よりCoEに参画。

※所属部署・掲載内容は取材当時のものです

Project Structure

Index

Theme 01

データ・インテグレーション市場を
さらに開拓するべくCoEを設置

昨今、企業を成長させるための有効な戦略として、CoE(Center of Excellence)が注目されている。CoEとは、経営目標を達成するために、社内に点在する優秀な人材やノウハウを集約した組織のことである。データ・アプリケーションでは、2021年よりこのCoEを設置し、営業、マーケティング、コンサルティング、技術などの各部門から人材を選抜。その目標は、データ・インテグレーション領域での新たなビジネスの創造を加速していくことだ。
CoEの立ち上げ時から参画している営業本部の関はこう語る。

「当社は2016年にエンタープライズ・データ連携基盤『ACMS Apex』をリリースし、すでに多くの企業のお客様に導入いただいています。しかし、データ・インテグレーションの市場は広大であり、まだまだ開拓の余地は大いに残されている。そこで、CoEによってこの領域の新たな可能性を探り、事業をさらに拡大する戦略が掲げられ、私をはじめ各部からメンバーが集結してチームが立ち上がったのです。」

経営陣から託されたミッションは、データ・インテグレーション領域でのビジネスをさらに成長させることのみ。それを実現するための方法については、すべてCoEに委ねられた。

「私自身、新しいことに挑戦するのが好きであり、このCoEの一員に選ばれた時はテンションが大いに上がりましたが、いざプロジェクトをスタートすると、まったくのゼロから戦略を立てていくのはやはり大変であり、しばらくは手探りの状態でした。」

Theme 02

現状を分析してCoEで議論を重ね、
まずは物流業界をターゲットに

コンサルティング本部の長谷川は、CoEが立ち上がって1年後の2022年からプロジェクトに参画している。

「私はキャリア入社で、まだ当社での経験は浅かったのですが、このCoEに参加する機会を与えてもらいました。通常のコンサルティング業務と並行しての活動で、定期的に会合を開いて戦略を検討。その場では、営業、マーケティング、技術などの各部門から集まったメンバーが、それぞれの観点から意見を出し合って議論し、さまざまな気づきがあって非常に刺激的でした。しかし、我々としてもCoEを運営するのは初めての取り組みであり、意見を集約して方向性を定めるのには時間がかかりました。」

しばらくは産みの苦しみを味わったという二人だが、議論を重ねた結果、スピード重視で有望なテーマに着手していこうという方針が掲げられた。そして2023年より関がリーダーを務め、活動を加速させている。まず取り組むべきテーマとして設定されたのは、物流業界へのアプローチの強化。関は語る。

「ACMC Apexの売上状況を分析すると、大手物流事業者でのシェアが非常に高いということが判明しました。調査を進めると、物流事業者は荷主との出荷や着荷のデータのやりとりを、社内のシステムと連携して実行しているとのこと。出荷や着荷のデータのやりとりはまさにEDIであり、それを社内でデータ連携させるという点でACMC Apexとの親和性が高い。そこに新たなビジネスチャンスがあるのではないかと考えたのです。」

Theme 03

仕かけたいことを何でも提案できる。
自分のアイデアを形にする醍醐味

関が率いるCoEでは現在、物流業界を重要なターゲットに定め、どうすればデータ連携という切り口でこの業界をいっそう開拓していくことができるのか、戦略を練っているところだ。関はこう自らを省みる。

「我々はこれまで、SIerなどのパートナーを通して『ツール』を提供しているに過ぎませんでした。そのツールの性能だけで市場開拓を図ってきた。しかし、より市場を深く掘り起こそうとすると、エンドユーザーとなるお客様がこのツールをどのように活用されているのかまで、自ら理解しなければならない。そうした知見が当社にはまだまだ不足しており、これから物流業界のお客様をもっとリサーチして、こんな課題を抱えているのではないかという仮説を立て、ユーザーインタビューなども実施できればと考えています。」

紆余曲折しながらも、データ・アプリケーションのCoEは軌道に乗りつつあり、その推進力を増している。長谷川も手応えを感じているという。

「目的が明確になり、議論の質もより高まってきました。通常の業務と異なり、CoEでの活動は自由度が高い。新しいソリューションを一から作り上げているような感覚であり、やりたいことは何でも提案できますし、それが受け入れられて実現できるチャンスも多い。こんな仕かけを設ければお客様にヒットするのではないか、というアイデアがひらめいた時は興奮しますし、モチベーションがいっそう高まります。」

Theme 04

このCoEが起爆剤となり、
データ連携領域でもNo.1となる

関は、これからCoEをさらに活性化し、物流業界をターゲットにした施策に続いて、新たなテーマにも取り組んでいきたいと語る。

「たとえば、ACMS ApexのAPI連携による新たなソリューションの企画提案や、ERPとACMS Apexとのセット提案による売上拡大など、データ連携領域でのビジネスを伸ばせる機会はいくらでもある。
こうして、当社がまだリーチできていない市場を、自分がリードして開拓していくことができるという、こんな経験はなかなか得られるものではないと思いますし、私自身の成長にもつながっています。ぜひ成功事例を次々と示して、社内に良いインパクトを与えていきたいですね。」

このCoEを通してさまざまな成果を上げ、データ連携に関するソリューションをEDIと同じ規模のビジネスにまで伸ばしていきたいと意気込む関。長谷川も、このCoEでの経験をもとに新事業の創出に挑戦したいと語る。

「新しいビジネスの企画・事業戦略にも携わりたいという思いをもっています。この組織横断のCoEで、営業やマーケティング、カスタマーサポートなどの視点も養われ、ビジネスを全体で捉える力がついてきた。それをさらに磨いて、ぜひデータ連携領域で新しい市場にチャレンジしてみたいですね。」

データ・アプリケーションは、これからデータ連携領域においてもNo.1となるべく、自らを大きく変革していこうとしている。関や長谷川のような志ある人材がその起爆剤となり、さらなる進化を遂げていく。

Column

Member Impressions

To Hasegawa from Seki
私はリーダーとして全体のコーディネートを担っており、ビジネス開発にあたって技術的に深い部分は長谷川さんにお任せしています。良い役割分担でCoEが機能していると感じています。
To Seki from Hasegawa
こうしたCoEは理想論に終始するケースもよくあるようですが、関さんは現実的なゴールを設定し、逆算でプロジェクトを動かしている。そのマネジメントの手腕はとても評価しています。

Project