昨今、企業を成長させるための有効な戦略として、CoE(Center of Excellence)が注目されている。CoEとは、経営目標を達成するために、社内に点在する優秀な人材やノウハウを集約した組織のことである。データ・アプリケーションでは、2021年よりこのCoEを設置し、営業、マーケティング、コンサルティング、技術などの各部門から人材を選抜。その目標は、データ・インテグレーション領域での新たなビジネスの創造を加速していくことだ。
CoEの立ち上げ時から参画している営業本部の関はこう語る。
「当社は2016年にエンタープライズ・データ連携プラットフォーム『ACMS Apex』をリリースし、すでに多くの企業のお客様に導入いただいています。しかし、データ・インテグレーションの市場は広大であり、まだまだ開拓の余地は大いに残されている。そこで、CoEによってこの領域の新たな可能性を探り、事業をさらに拡大する戦略が掲げられ、私をはじめ各部からメンバーが集結してチームが立ち上がったのです。」
経営陣から託されたミッションは、データ・インテグレーション領域でのビジネスをさらに成長させることのみ。それを実現するための方法については、すべてCoEに委ねられた。
「私自身、新しいことに挑戦するのが好きであり、このCoEの一員に選ばれた時はテンションが大いに上がりましたが、いざプロジェクトをスタートすると、まったくのゼロから戦略を立てていくのはやはり大変であり、しばらくは手探りの状態でした。」