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Future

Future Talk #02
データ・インテグレーション市場においても、NO.1を目指す
Introduction
データ・インテグレーション市場の覇者となるために、これから製品をどう進化させようとしているのか。そして、どんな世界を実現しようとしているのか。データ・アプリケーションの製品の開発・保守を統括する岩下が語る。
Profile

Makoto Iwashita

株式会社データ・アプリケーション
取締役執行役員 技術本部長

1995年、データ・アプリケーション入社。これまで、EDIシステム(集配信システム)開発やトランスレータ開発、ERP(Enterprise Resources Planning)連携システム開発などをプロジェクトマネージャーとして率い、品質管理部門、カスタマーサービス部門の立ち上げを担った後、2020年に技術本部の本部長に就任。当社製品の開発・保守を統括している。

※所属部署・掲載内容は取材当時のものです

Theme 01

担当領域の現状

データ・インテグレーションを
さらに進化させる製品を開発中

我々データ・アプリケーションは、これまでEDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)のソフトウェア開発で実績を重ね、国内におけるマーケットリーダーとして大きく成長を遂げてきました。そして、このEDI事業で培った技術力をもとに、近年はデータ・インテグレーションの領域に挑んでいます。分散化する企業内外のシステム間のデータ連携・変換・加工・活用などを行うソリューションを通して、企業のDXを支援し、イノベーションを生み出す力になることを掲げています。これを実現する製品の企画開発が、いま私が率いる技術本部の最重要テーマです。

データ・インテグレーション領域における現在の主力製品は、データ連携基盤である“ACMS Apex”と、データ・ハンドリング基盤である“RACCOON”です。データ連携のためのソリューションは他社も提供していますが、ACMS ApexはWeb APIをいち早く搭載し、社外ともさまざまな形式や規格のデータをシームレスに連携できることが大きな特徴です。さらに、IoTデバイスから絶えず送られる、紙吹雪のような膨大なデータにも耐えうる連携基盤を有しており、こうした性能が評価されて大手企業を中心に導入が進んでいます。また、データ・ハンドリング基盤であるRACCOONは、複数の入出力ファイルを扱い、データ抽出、変換、加工をノンプログラミングで実現する開発現場のためのソフトウェアです。システム間連携が容易になり、データのやり取りや共有がスムーズに実行できるとともに、さまざまなシステムやフォーマットに対応してデータ変換や加工を自動化できます。こちらも、ACMS Apexと組み合わせてデータ・インテグレーションを強化するツールとして高く評価されています。

Theme 02

事業戦略・成長戦略、注力領域について

エンジニアも顧客と密に関わり、
データ連携の課題発掘と解決を図る

我々は、データ・インテグレーション市場においてもNo1を目指しており、製品のエンハンスに今後いっそう注力していきます。当社が市場で大きなアドバンテージを持つEDIは、24時間365日止まらないシステムであることが求められます。企業間で受発注情報などをやり取りするEDIは、場合によっては1分でもダウンすると流通がストップし、顧客のビジネスに多大な影響を及ぼすことになります。我々は、けっして止まることのないEDIシステムを構築するノウハウを蓄積しており、その強みをACMS Apexの開発にも活かしています。企業の意思決定に直結するデータ連携基盤は、もはやEDI同様に止まることが許されず、かつリアルタイムでデータを把握することが求められている。さらに、オンプレミスからクラウド環境に自社システムを移行する企業が増えているなか、クラウドと常時連携しても問題のない基盤を構築しなければなりません。そのためには、さまざまなクラウドサービスの特性を理解し、そこに最適化したデータ連携を実現していく必要があります。こうした課題に的確に対応し、機能をさらに向上させていく方針です。

EDIは決められたプロトコルでデータをやり取りするため、パッケージとして標準化しやすいソリューションです。一方、データ・インテグレーションの領域はユーザーによってそれぞれデータ連携に対する思想や仕組みが異なるため、EDIのように一筋縄ではいきません。いままで以上に顧客との接点を強化する必要があり、エンジニアも積極的にユーザーのもとに赴いて解決すべき課題の把握に努め、市場からの期待に応えてきたいと考えています。

Theme 03

データ・アプリケーションの展望・可能性

データ・インテグレーション基盤の上で、
意思決定が自動化される世界を

将来に向けては、我々が提供する基盤にお客様のシステムを接続してデータを連携させれば、自動的にその意味を理解して関連するデータ同士がマッピングされ、新たなデータが生成されて分析に直結していく、そんな環境を実現したいと考えています。そもそも我々は、EDIシステムの開発に取りかかった30年近く前に、ゆくゆくは取引先と単にデータをやり取りするだけではなく、たとえば調達・購買業務で、システムが自動的に折衝してくれたり、見積りの妥当性を判断してくれるような世界にしたいという構想を描いていました。AIが急速に進化するいま、そのビジョンはまさに現実のものになろうとしています。我々が提供するデータ・インテグレーションの基盤を使えば、データの連携や抽出、加工など何の準備もしなくても、AIが分析して最適な意思決定が提案され、人間はその是非を判断するだけでいい。そんな世界が訪れれば、企業や社会のあり方も劇的に変わるでしょう。

そして、こうしたデータ・インテグレーション基盤がスタンダードになれば、この上で連携されるデータの量が、その企業の価値を決めることになります。圧倒的なデータを持っていれば、意思決定の精度も高くなる。当社はいま基盤を提供しているに過ぎず、この上で連携している莫大なデータは顧客側で閉じられている。今後は、データ・インテグレーションがもたらす価値を最大化していくために、自社でもデータを蓄積していきたいと考えており、近々新たなサービスを立ち上げる予定です。データ・インテグレーションにまつわる新領域にも、果敢にチャレンジしていきます。

Column

Ideal Candidates

コンピュータの原理原則を理解し、モノづくりに情熱を注げる方

コンピュータの原理原則をきちんと理解している方を求めています。当社では、たとえばフレームワークについても自ら使いやすいツールを考えて内製化しており、モノづくりを本質から追求していく文化が根づいています。今後、製品開発で未知の問題に直面した時も、原理原則を踏まえて頭脳を働かせれば自ずと解は導けると考えています。常に学ぶ姿勢を持ち、成長マインドにあふれ、変化を楽しめる方に参加いただきたいですね。