最新情報|ACMS Apex|データ連携

エンタープライズ・データ連携プラットフォーム

ACMS Apex V1.10 リリースノート情報 2026/01/30

トピックス

  1. SFTP手順 - 認証および通信の暗号化等に関連する各種アルゴリズムの追加
    SFTP手順における認証および通信の暗号化に関して、新たなアルゴリズムをサポートしました。
    これにより、セキュリティの強化および他システムとの相互運用性の向上を実現します。
  2. RACCOONアプリケーション - RACCOON編成ファイルをキャッシュする機能を追加
    RACCOON変換で利用する編成ファイルの定義内容をメモリ上にキャッシュする機能を追加しました。

新機能

  1. 新たなJDKをサポート
    以下のJDKが使用可能になりました。
    • Eclipse Temurin OpenJDK 17
    • Azul Systems Azul Platform Core 17
    • Red Hat OpenJDK 21(※)
      (※)Red Hat Enterprise Linuxでの利用に限ります。
  2. 新たなデータベースをサポート
    以下のデータベースが使用可能になりました。
    • PostgreSQL 17
    • Fujitsu Enterprise Postgres 17
    • EDB 17(Open source database supported by EDB のみをサポート)
  3. 新たなバージョンをサポート
    以下のIBM MQが使用可能になりました。
    • IBM MQ 9.4

機能改善

[全銀手順]

  1. 重複するサイクル番号受信時の処理結果デフォルト値の変更
    重複するサイクル番号を受信した場合に開始回答電文へ設定する処理結果を、プロトコル規約に従って「99:その他エラー」から「16:二重ファイル伝送」に変更しました。
    以下のプロパティで変更が可能です。
    • comm.zen.duplicate.resultcode

[HTTP共通]

  1. Chunkedエンコードされたデータの受信速度を改善
    Chunkedエンコードされたデータの受信処理の内部I/Fを効率化し、データ受信速度を改善しました。特に、通信ポートと発信ポイント/着信リスナーが異なるノードで稼働している場合のパフォーマンスが改善されます。対象の手順は以下の通りです。
    • HTTP手順
    • JX手順クライアント
    • JX手順サーバー
    • AS2手順
    • ebXML MS 2.0
    • ebXML MS 3.0 (JEITA)クライアント
    • ebXML MS 3.0 (JEITA)サーバー
    • RosettaNet1.1
    • RosettaNet2.0
    • BACREX手順
    • Web APIサーバー

[JX手順クライアント]

  1. データ受信速度を改善
    JX手順クライアントのデータ受信処理の内部I/Fを効率化し、データ受信速度を改善しました。
    特に、通信ポートと発信ポイントが異なるノードで稼働している場合のパフォーマンスが改善されます。
  2. 出力パラメーターに連続受信停止フラグを追加
    JX手順クライアントの受信処理において、連続受信回数に達した場合に受信を停止したことを示すフラグ「comm_jx_getdocument_not_complete」を出力パラメーターに出力するよう改善しました。

[FTP]

  1. ACTIVEモードでのデータコネクション確立に関する改善
    ACTIVEモードでのデータコネクションの接続が並列で行われると、Javaの動作仕様により「java.net.BindException」が発生し、通信エラーとなる可能性があります。
    BindExceptionが発生した場合でも通信が正常に行われるように改善しました。
    [発生条件]
    以下の条件が全て揃った場合に稀なタイミングで発生します。
    • 着信リスナー稼働ノードの実行OSが以下のいずれかである
      • Oracle Solaris(SPARC)
      • IBM AIX
      • HPE HP-UX
    • ACTIVEモードでリスト要求、データ転送を並列で受ける
    • comm.ftp.server.port.bind.portを0以外に設定している

[FTP/SFTP]

  1. 移動ファイル名の設定方法を拡張
    FTPクライアント/SFTPクライアントにおいて、論理ファイルの移動ファイル名に指定可能な予約語を追加しました。
    これにより、移動ファイル名の柔軟な命名が可能になります。
    以下の予約語が指定された場合、自動で置換されます。
    • $tsTaskCreated$ :タスク生成時点のタイムスタンプ
    • $tsTaskStarted$ :タスク開始時点のタイムスタンプ
    • $fNameFull$   :転送ファイル名
    • $fNameNoExt$   :拡張子を除いた転送ファイル名
    ※$tsTaskCreated$、$tsTaskStarted$は、ロード時に指定する伝送ファイル名、および論理ファイルの送信ファイル名にも指定可能です。
    また、ロード時の入力パラメーターとして以下を追加しました。
    • comm_rename_file_name
    このパラメーターを指定することで、論理ファイルの移動ファイル名を上書きすることが可能になります。
  2. 出力パラメーターの成立ファイル名の形式改善
    以下の出力パラメーターについて、ファイルパス形式に加えてファイル名のみの出力形式を選択可能としました。
    [成立ファイル名]
    • comm_ftp_complete_file_name
    • comm_sftp_complete_file_name
    出力形式の切り替えは、以下のプロパティで変更が可能です。
    • comm.ftp.client.completefilename.nopath
    • comm.ftp.server.completefilename.nopath
    • comm.sftp.client.completefilename.nopath
    • comm.sftp.server.completefilename.nopath

[SFTP]

  1. 1パケットの送信可能データサイズの上限を引き上げ
    SFTPサーバーにおいて、ファイル送信時の1パケットあたりの最大データサイズを64,512バイトから65,536バイトに引き上げました。
    従来の上限では、一部の製品が要求するデータサイズに対応できず、通信エラーとなることがありました。
  2. SSH_FXP_WRITE/SSH_FXP_READに関する回線トレース出力機能の改善
    SFTPにおいて、SSH_FXP_WRITEおよびSSH_FXP_READの正常通信時の内容を回線トレースに出力する機能を追加しました。
    従来は回線トレースの肥大化を防ぐため、正常通信時の内容は出力していませんでしたが、本対応により出力が可能となりました。
    以下のプロパティで出力有無の変更が可能です。
    • SFTPクライアント : comm.sftp.client.line.trace.full
    • SFTPサーバー   : comm.sftp.server.line.trace.full
  3. SSH_FXP_READDIRの応答形式に関するACMS B2B/ACMS E2Xとの互換性改善
    SFTPサーバーにおいて、SSH_FXP_READDIRの応答に含まれるカレントディレクトリ「.」、親ディレクトリ「..」の出力有無を選択できるようにしました。
    一部のクライアントでは、これらを通常のファイルとして誤認し、ファイル転送エラーとなることがありました。
    本改善により、ACMS B2B/ACMS E2Xと同様の応答形式にすることが可能です。
    以下のプロパティで変更が可能です。
    • comm.sftp.server.list.exclude.dot.entries
  4. 認証および通信の暗号化等に関連する各種アルゴリズムの追加
    SFTPの各種アルゴリズムについて、新たに以下をサポートしました。
    [鍵交換方法]
    • diffie-hellman-group15-sha512
    • diffie-hellman-group16-sha512
    • diffie-hellman-group17-sha512
    • diffie-hellman-group18-sha512
    • ecdh-sha2-nistp256
    • ecdh-sha2-nistp384
    • ecdh-sha2-nistp521
    • curve25519-sha256
    • curve25519-sha256@libssh.org
    • curve448-sha512
    [公開鍵アルゴリズム]
    • ecdsa-sha2-nistp256
    • ecdsa-sha2-nistp384
    • ecdsa-sha2-nistp521
    • ssh-ed25519
    [暗号アルゴリズム]
    • aes128-gcm@openssh.com
    • aes256-gcm@openssh.com
    • chacha20-poly1305@openssh.com
    [メッセージ認証コード]
    • hmac-sha2-256-etm@openssh.com
    • hmac-sha2-512-etm@openssh.com
    • hmac-sha1-etm@openssh.com

[deTrade for Apex]

  1. JavaVMの仕様変更による改善
    Oracle Java 1.8.0 Update 351から追加されたセキュリティ強化に対応しました。
    これにより、Oracle Java 1.8.0 Update 351の仕様変更による送受信アプレットの起動時にエラーが発生する現象を改善しました。

[フロー]

  1. フロー入力パラメーターで履歴を考慮した値を取得する組み込みマクロの追加
    フローの前処理が通信処理の場合に、フロー入力パラメーターで通信タスクの履歴を考慮した値を取得することができる組み込みマクロを追加しました。
    以下の組み込みマクロを利用することで、最新の通信タスクから値を取得せずに、フロータスクを登録した際の通信タスクから値を取得できます。
    なお、履歴がない場合は最新の通信タスクから値を取得します。
    • %history_status%
    • %history_port_name%
    • %history_snd_rcv_mode%
    • %history_comm_unique_id%
    • %history_comm_transfer_file_name%
    • %history_comm_start_datetime%
    • %history_comm_end_datetime%
    • %history_start_datetime%
    • %history_end_datetime%
    • %history_log_id%

[RACCOONアプリケーション]

  1. データハンドリング機能のRACCOONバージョンを更新
    データハンドリング機能RACCOONの変換エンジンとしてACMS Apexに同梱しているRACCOONを以下のバージョンに更新しました。
    • RACCOON V2.8.0
    RACCOON V2.8.0の変更点については、ACMS Apexに同梱されている「RACCOONリリースノート」をご覧ください。
  2. RACCOON編成ファイルをキャッシュする機能を追加
    RACCOON変換で利用する編成ファイルの定義内容をメモリ上にキャッシュする機能を追加しました。
    本機能を有効とすることにより、小さなサイズの入力データを利用し、RACCOONアプリケーションを多頻度で実行する際に、処理速度向上が望めます。
    [注意事項]
    RACCOONアプリケーションが処理されるアプリケーションポートがメインプロセスで起動されている場合は、本機能を有効にしても編成ファイルの定義内容をキャッシュすることはできません。

[Web APIクライアント]

  1. 接続先URLをプロパティで切り替える「テストモード」追加
    Web APIリクエストとOAuth 2.0におけるトークンリクエストの接続先URLをプロパティで切り替える「テストモード」を追加しました。
    以下のプロパティでテストモードを有効にできます。
    • apl.http.client.testmode
    以下のプロパティでURLを指定できます。
    • apl.http.client.testmode.baseurl
    • http.oauth.server.testmode.tokenendpoint

[Any変換アプリケーション]

  1. Any変換アプリケーションのAnyTranバージョンを更新
    Any変換アプリケーションの変換エンジンとしてACMS Apexに同梱しているAnyTranを以下のバージョンに更新しました。
    • AnyTran V7.1.0
    AnyTran V7.1.0の変更点については、ACMS Apexに同梱されている「AnyTranリリースノート」をご覧ください。

[ファイル監視]

  1. 処理遅延の影響範囲局所化
    複数ノードでファイル監視を実施中に、一部のノードでファイル監視の処理遅延が発生した場合でも、他のノードのファイル監視処理に影響を与えないように改善しました。
  2. 処理遅延アラート機能の追加
    設定した時間内にファイル監視処理が終わらなかった場合に、ログ(AFMO118)を出力する機能を追加しました。
    以下の項目で設定が可能です。
    • 処理遅延アラート(分)

[ZEDI連携機能]

  1. ZEDI連携オプションのRACCOON for ZEDI変更
    ZEDI連携機能として以下のRACCOON for ZEDIが使用可能になりました。
    • RACCOON for ZEDI V2.8.0
    これに伴い、ZEDI連携オプションに同梱するRACCOON for ZEDIを上記のバージョンに変更しました。
    なお、本バージョンのZEDI連携機能では、V1.12.0以降のRACCOON for ZEDIをご利用いただけます。

[ISO20022外国送金機能]

  1. ISO20022対応外国送金オプションのRACCOON for ISO20022変更
    ISO20022外国送金機能として以下のRACCOON for ISO20022が使用可能になりました。
    • RACCOON for ISO20022 V2.8.0
    これに伴い、ISO20022対応外国送金オプションに同梱するRACCOON for ISO20022を上記のバージョンに変更しました。
    なお、本バージョンのISO20022外国送金機能では、V1.2.0以降のRACCOON for ISO20022をご利用いただけます。

[移行ツール]

  1. ACMS B2Bの最新バージョン「5.7.0」をサポート
    移行対象元となるACMS B2Bの最新バージョン「5.7.0」に対応しました。
  2. ACMS B2B/ACMS E2XのACMSパラメーター移行に関する互換性改善
    本バージョンにおけるフローの機能改善で、履歴を考慮した組み込みマクロを追加したことに伴い、移行後のフロー入力パラメーターに適用されるマクロを当該組み込みマクロに変更しました。
    対象のACMSパラメーターは以下の通りです。
    • %transaction_type%
    • %snd_rcv_mode%
    • %com_s_datetime%
    • %com_e_datetime%
    • %sub_file_name%
    • %sub_file_info%
    • %message_code%
    本対応によりACMS B2B/ACMS E2Xのパラメーター値と同等の値が取得できるようになります。
最新情報はこちら
製品一覧ページはこちら