知っておきたい 流通BMSの導入ポイント A to Z

導入ポイント

みんなつながる 流通BMS

消費財流通業界で広く使われているEDIの方式(J手順:JCA手順)に変わる、インターネットを利用した新たなEDI標準が「流通BMS※1(流通ビジネスメッセージ標準)」です。
現在のEDIの方式は、「通信速度が遅い」や「フォーマットが不統一」などの多くの課題があり、継続利用に限界がきています。そこでこれら課題を解決するために業界団体と経済産業省は、通信方式やメッセージ種類、データ項目の意味、使用するコードなどの標準化(流通システム標準化事業)を行い、それを2007年4月に流通BMSとして公開しました。
今後この流通BMSを製(メーカー)・配(卸)・販(小売)三層間の取引で利用することで、情報連携がスムーズになり、業務の効率化やコスト削減がなど消費者にメリットを提供できると期待されています。

※1 BMS: Business Message Standards「 流通ビジネスメッセージ標準」および「流通BMS」 は、財団法人流通システム開発センターの登録商標です。

流通BMS導入で気をつけるべき4ポイント!

  • インターネット通信への対応
  • 通信プロトコルへの対応
  • 電子証明書への対応
  • 標準フォーマット(XML)への対応

流通BMSに基づくEDIシステムを構築する際には、以上の4ポイントを考慮しシステム化することが重要です。

インターネット通信と電子証明書への対応

流通BMSは、通信基盤にインターネットを利用します。流通BMSではセキュリティの規定はありませんが、社内ポリシーにあわせたセキュリティ対策が必要です。また、データを受け渡しする上で、傍受、改ざん、成りすましを防止するために認証や暗号化が必要のため、以下の流通業界共通認証局が発行する電子証明書を通信ソフトウェアに導入する必要があります。

  • 株式会社インテック
    株式会社インテック

通信プロトコルへの対応

流通BMSでは、インターネットをベースとした以下の3つの通信プロトコルが規定されています。取引先と協議の上、データ交換量や取引形態などを考慮し利用するプロトコルを決定します。そしてそのプロトコルに対応したEDI製品を導入します。

標準フォーマット(XML)への対応

流通BMSのメッセージの表現形式には、XMLを利用します。各メッセージのフォーマットは、メッセージ種やバージョン毎にXMLスキーマ(構造定義言語)で定義されます。また、アプリケーションがXMLを扱えない場合は、フォーマット変換機能の導入で社内フォーマットに変換し、データ連携を容易にします。

標準フォーマット(XML)への対応

さらに!!忘れてはいけない4ポイント!

データ処理プロセス変更と管理

流通BMSに対応するためのEDIシステムでは、次のデータ処理を一連のジョブとして実行・管理できる必要があります。

  1. 送受信メッセージの圧縮解凍
  2. XMLスキーマによる検証
  3. 社内フォーマットへの変換(XML⇔CSVなど)
  4. 業務アプリケーションとの連携 など

これらを実現するには、以下の機能を備えたEDI製品を導入する必要があり、導入することで運用が非常に容易になります。

  • メッセージの送受信管理機能
  • メッセージ種毎の振り分け機能
  • ジョブ制御機能
  • 情報管理
  • スケジューラー など
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システム構成とセキュリティ・障害対策

取引先とのデータ量や取引形態、さらには業務システムとの連携にあわせてシステム構成を決めます。JX手順クライアントの場合はPCが、その他の手順の場合はサーバが必要です。サーバの場合は、セキュリティを考慮した管理サーバと通信サーバの分散、データ量を考慮した負荷分散、障害時対応のための二重化などの対策が必要です。

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流通BMS対応製品のご紹介

流通BMSに対応するACMSシリーズ

ACMSシリーズは、「流通BMS」に対応したソフトウェアです。
企業間取引や社内業務のデータおよびアプリケーションをシームレスに連携し、高い信頼性と可用性から、すでに2200社※1を超える企業で導入されています。
また流通BMSの共同実証参加企業の半数でACMSが採用され、高い評価を得ています。
流通BMSの事例も含め、ACMSシリーズの導入事例は、こちらからご参照ください。

※1 2018年3月時点でのサーバ製品の導入実績です。

  • エンタープライズ・データ連携基盤ACMS Apex

    製品詳細

  • あらゆる企業間電子商取引に対応する
    B2BサーバACMS B2B

    製品詳細

  • 使いやすい中小規模向け
    EDIクライアントACMS Lite Neo

    製品詳細

  • エンタープライズWeb-EDIシステム基盤ACMS WebFramer 流通BMS対応テンプレート

    製品詳細

ACMSの特長

  • クライアントからサーバまで幅広い製品ラインナップ
  • 流通BMSの通信プロトコルをフルサポート
  • 強力なフォーマット変換機能
  • ブラウザを使った容易な運用管理
  • PCI DSSに準拠したデータ保護機能とサーバ間通信の暗号化(ACMS Apexのみ対応)
  • 分散サーバ・アーキテクチャーによる拡張性、負荷分散
  • 業務システムと容易に連携する豊富なアダプタ
  • JCA手順やWeb-EDIへの対応と統合運用

PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)
クレジットカード業界のセキュリティ標準でクレジットカード会員情報を安全に取り扱うことを目的として策定され、企業の業務システムでも広く採用されています。

小売業での適用例

適用例

詳細な情報はこちらから