Release Notesリリースノート

RACCOON V2.0.0 リリースノート情報 2019/12/06

トピックス

  1. 文字コード変換APIの提供 - 文字コード変換
    Javaプログラムから呼びだし可能な文字コード変換用のAPIを追加しました。
    文字コード変換定義と組み合わせることでJavaプログラムから高機能な文字コード変換機能の利用が可能となりました。
  2. EDIフォーマットをサポート - EDIフォーマット
    以下のフォーマットをサポートしました。
    • UN/EDIFACT
    • ANSI X12
    • CII
  3. 変換定義エディターの画面遷移機能の拡張 - Developer Studio
    変換定義エディターの画面遷移をより簡単にするため、以下の拡張を行いました。
    • 抽出処理・格納処理・特殊処理の関数設定用にタブを追加しました
    • 「前の編集画面に戻る」/「戻った編集画面から進む」ボタンを追加しました
      (Alt+矢印でのショートカットキーによる遷移も可能です)
    • 遷移可能な移動先をビューおよびメニューに追加しました

新機能

  1. 新たなJava VMをサポート - Transfer Engine動作環境
    以下の環境が使用可能になりました。
    • Java 8
      • Red Hat OpenJDK(Linux)
      • Amazon Corretto(Linux,Windows)
      • Azul Systems Zulu Enterprise(Linux,Windows)
      • AdoptOpenJDK (OpenJ9 / HotSpot)(Linux,Windows)
      • FUJITSU Software Interstage Application Server V12 同梱JDK
    • Java 11
      • Oracle Java SE(Linux,Windows)
      • Red Hat OpenJDK(Linux)
      • Amazon Corretto(Linux,Windows)
      • Azul Systems Zulu Enterprise(Linux,Windows)
      • AdoptOpenJDK (OpenJ9 / HotSpot)(Linux,Windows)
  2. 新たなOSをサポート - Developer Studio動作環境
    以下の環境が使用可能になりました。
    • Windows Server 2019
  3. 新たなデータベースをサポート - データベースフォーマット/データベース検索
    以下のデータベースへの接続が可能になりました。
    • Microsoft SQL Server 2014 SP3
    • Oracle Database 19c
  4. EDIフォーマットをサポート - EDIフォーマット
    以下のフォーマットをサポートしました。
    • UN/EDIFACT
    • ANSI X12
    • CII
  5. 文字コード変換APIの提供 - 文字コード変換
    Javaプログラムから呼びだし可能な文字コード変換用のAPIを追加しました。
    文字コード変換定義と組み合わせることでJavaプログラムから高機能な文字コード変換機能の利用が可能となりました。
  6. JISコードの出力時エスケープの選択機能を追加 - 文字コード変換
    格納処理の文字コードにJISコードを利用している場合、[規格]が「1990年度版」以外であってもエスケープシーケンスが選択できるようになりました。
    文字の規格とエスケープシーケンスの組み合わせが異なる場合も変換が可能となりました。
  7. JIS版間変換機能の追加 - 文字コード変換
    JIS X 0208の改訂(1983年、1990年)による文字の変更を行うかどうかを選択することが可能になりました。
  8. EDIメッセージ構造のインポート機能の追加 - Developer Studio
    ANY標準形式を利用したEDIメッセージ構造のテンプレートを提供します。
    このテンプレートファイルをインポートすることでEDIメッセージの構造を簡単に作成することが可能となります。
  9. TODOの記述と検索機能の追加 - Developer Studio
    スクリプトおよびノートにTODOの記述が可能になりました。記述したTODOは検索機能を利用することで一覧表示を行うことが可能です。
    TODOを利用してタスクの管理を行うことで、より効率よく開発することが可能になります。
  10. 変換定義エディターの画面遷移機能の拡張 - Developer Studio
    変換定義エディターの画面遷移をより簡単にするため、以下の拡張を行いました。
    • 抽出処理・格納処理・特殊処理の関数設定用にタブを追加しました
    • 「前の編集画面に戻る」/「戻った編集画面から進む」ボタンを追加しました
      (Alt+矢印でのショートカットキーによる遷移も可能です)
    • 遷移可能な移動先をビューおよびメニューに追加しました

機能改善

  1. XMLフォーマットの格納処理の[グループノードの出力判定]を拡張
    • XMLフォーマット
    XMLフォーマットの格納処理で[クライアント設定]-[グループノードの出力判定]に「全ての空要素を出力しない」選択肢を追加しました。
    本設定を選択することで、必須タグで子要素が空の場合は、親ノードが出力されるかどうかに依存して出力を行うことが可能となりました。
  2. XML再帰要素の利用制限を解除 - XMLフォーマット
    XML再帰要素の定義が可能となりました。
    ただし、抽出処理側は再帰データを読み飛ばし、格納処理側は何も行わないという振る舞いとなります。
  3. ログメッセージに付与するロケーション名を変更 - XMLフォーマット
    XMLデータの妥当性検証についてのログメッセージに付加するロケーション名をXMLフォーマット用に変更しました。
    [変更前]
     抽出処理/ファイル
     格納処理/ファイル
    [変更後]
     抽出処理/XML
     格納処理/XML
  4. 出力判定に設定値「子または親要素の状態で判定」を追加 - 出力判定
    格納処理においてグループノードの出力判定の設定値に「子または親要素の状態で判定」を追加しました。
    この設定値を選択するとグループノードの出力を抑制するかの判定を親のグループノードの出力判定に委ねます。
    XMLフォーマットにて子孫が空要素なら出力しない振る舞いを実現します。
  5. 例外が発生した際の出力判定の振る舞いを改善 - 出力判定
    出力判定を設定しているグループノードの子ノードから例外がスローされた場合、即時に例外処理に移行せず、他の子ノードの出力処理を実行するようにしました。
    すべての子ノードの出力処理が終了した時点で出力判定を行い、出力を抑制する判定となる場合は例外を無視して変換処理を継続するように改善しました。
  6. 和暦データの終了年月日チェックをオプション化 - 元号情報
    次の場合に元号情報に基づいて年月日の範囲チェックを行います。
    • 抽出処理の外部データ型「日付時刻」「日付」の書式に元号を指定する場合
    • スクリプトの標準関数にて元号の書式を指定できる関数を使う場合
    その際に終了年月日での範囲チェックを有効にするかをシステムプロパティにて指定できるようになりました。
    以前のバージョンと同じ振る舞いにするには範囲チェックを有効にしてください。
  7. 組み込みの元号情報として「令和」を追加 - 元号情報
    システムプロパティの元号情報ID「default」の元号情報の設定を省略した際に使用する、組み込みの元号情報に令和「R」を追加しました。
  8. 「default」の元号情報を設定した際の振る舞いを改善 - 元号情報
    システムプロパティで「default」の元号情報を設定した場合は、その設定値をだけを元号情報として扱うように改善しました。
    改善前は、組み込みの元号情報とシステムプロパティの「default」に設定した内容を組み合わせて「default」の設定値としていました。
  9. スクリプトの標準関数で利用する元号情報の参照先を改善 - スクリプト
    スクリプトの標準関数にて元号の書式を指定できる関数が参照する元号情報をシステムプロパティで設定できるようになりました。参照順序は下記の通りです。
    • 元号情報ID「defaultFunction」の元号情報を参照します。
    • 「defaultFunction」を省略した場合は「default」の元号情報を参照します。
    • 「default」を省略した場合は、組み込みの元号情報を利用します。
  10. 0バイトのスキップファイルを作成しないように改善 - スキップファイル
    0バイトのスキップファイルを作成しないように変更しました。
    遅延決定によって一部の処理がやり直しになった場合、そのやり直した処理の中で行われたスキップファイルへの書き込みは取り消されます。しかし一度作成したファイル自体は残っていました。
    今回の対応により、作成したファイルの書き込んだサイズが0バイトならファイル作成自体をなかったことに変更しました。
    これにより、0バイトのスキップファイルが作成されなくなります。
  11. 変換定義エディターの可視性改善 - Developer Studio
    以下の改善を行いました。
    • マッピングエディターおよびサプライヤービュー、クライアントビューのツリーは要素名だけの表示でしたが、設定された内容を表示するように改善しました。
    • コントロールの色を統一し、スクリプトのフォントを等幅に改善しました。
  12. メッセージ部品への部品化とメッセージ部品の利用時にサプライヤーおよびクライアントの設定情報を保持 - メッセージ部品
    部品化する要素のサプライヤーもしくはクライアントに設定された値を保持したままメッセージ部品にすることが可能となりました。
    抽出処理もしくは格納処理のメッセージに定義されている要素を削除せずにメッセージ部品に置き換えることが可能になりました。サプライヤーもしくはクライアントの設定情報は保持したまま置き換えます。
    固定値などフォーマット定義で繰り返し利用したい情報の定義が容易になりました。
  13. 変換定義エディターの操作性改善 - メッセージ部品
    部品を利用している参照先から部品エディターの要素へジャンプが可能になりました。
  14. Developer Studioに同梱されるJava(JRE)の変更 - JRE
    Developer Studioに同梱されるJREを1.8.0_202に変更しました。
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