Release Notesリリースノート

RACCOON V1.9.0 リリースノート情報 2019/02/28

新機能

  1. 新たなデータベースをサポート - データベースフォーマット/データベース検索
    以下のデータベースへの接続が可能になりました。
    • Oracle Database 18c
    • PostgreSQL 11
  2. 検索結果を利用して対象を絞り込む機能の追加 - グループノード検索
    グループノード検索機能において、検索の実行結果を利用して再度検索を実行する機能を追加しました。データ構造の階層が深い場合など、1回の検索では対象が特定できないケースで有効です。
  3. 特定レコードを格納先に出力しない機能の追加 - フォーマット変換
    フォーマット変換時に、特定レコードを格納先に出力しない機能を追加しました。
    値を計算するための一時的なレコードを必要とする場合に有効な機能です。
    本機能は、固定バイト長/固定文字長/指定区切り子/XMLフォーマットの格納処理で利用できます。
  4. 文字列型オブジェクト関数の追加 - 標準関数
    文字列型オブジェクト関数に、文字列長を文字数ではなく半角文字を「1」、全角文字を「2」としてカウントする関数を追加しました。
    • leftB:文字列を左から切り出す
    • rightB:文字列を右から切り出す
    • middleB:文字列を指定した位置から切り出す
    • lengthB:文字列の長さを返す
  5. グローバル変数の初期値を指定するコマンドパラメータの追加 - 変換実行
    フォーマット変換時に、グローバル変数の初期値を指定するコマンドパラメータ「-rawVariable」をサポートしました。「-variable」とは異なりエスケープ処理を行わないため、指定された文字列がそのまま値となります。
  6. switch文のサポート - スクリプト
    スクリプトの構文にswitch文をサポートしました。if文と同様に条件で処理を分岐する場合に利用できます。条件分岐が多いケースで有効です。
  7. IDoc書式インポート機能のサポート - 固定文字長/固定バイト長フォーマット
    SAPシステムから出力するIDoc書式ファイルを解析し、IDocメッセージのデータ構造を自動作成する機能をサポートしました。変換対象のIDocメッセージのデータ構造を定義する必要がないため、変換定義ファイルの作成を効率的に進めることができます。
    本機能は、固定文字長/固定バイト長フォーマットで利用できます。
  8. 任意の変換処理を再実行する機能の追加 - Developer Studio
    Developer Studioにおいて、ログ・情報ビューの変換実行画面に変換実行結果の一覧から任意の変換処理を再実行する機能を追加しました。
  9. 変換定義エディターの操作性改善 - Developer Studio
    Developer Studioにおいて、変換定義エディター上での画面切り替えやデータ構造操作時の応答時間を改善しました。
  10. ショートカットキーの追加 - Developer Studio
    Developer Studioに以下のショートカットキーを追加しました。
    • Ctrl+F10:定義チェックを実行
    • Ctrl+F11:変換構成ダイアログを起動
    • Ctrl+F12:変換処理を実行

機能改善

  1. グループノード出力判定の初期値を変更 - XMLフォーマット
    XMLフォーマットの格納処理において、「グループノードの出力判定」の初期値を「常に出力」から「1つ以上の子要素が出力されたら出力」に変更しました。
    省略可能なタグの出力抑制が目的です。
  2. 機能制限の解除 - XMLフォーマット
    XMLフォーマットにおける以下の機能制限を解除しました。
    • デフォルト名前空間の有効範囲内でローカル要素のタグを定義した際、ローカル要素のタグに名前空間を解除する属性(xmlns="")が出力されない
    • デフォルト名前空間の有効範囲内のタグに「親要素に準拠」の属性またはデフォルト名前空間の属性を指定した際、修飾子がない属性が出力される
  3. ジャンプ機能の改善 - 部品の利用箇所の確認ビュー
    部品の利用箇所の確認ビューから部品の利用位置へのジャンプで、これまでの処理要素の位置からより詳細な位置にジャンプできるように改善しました。この改善に伴い、メッセージ部品と外部データ型部品のビュー上の表示を変更しました。
  4. ジャンプ先の変更 - 定義チェックビュー/変換実行ビュー
    定義チェックビュー/変換実行ビューから設定位置へのジャンプで、ジャンプ先をクライアント定義画面としていた設定のうち、マッピング設定画面でも編集できる設定は、ジャンプ先をマッピング設定画面に変更しました。
  5. ナビゲーター上での変換定義の名称変更、移動に対応 - 変換構成ダイアログ
    変換構成ダイアログに登録している変換構成が利用する変換定義が、ナビゲーター上で名称変更または移動された場合に、その変更を変換構成に即時に反映し変換定義が見付からない状態とならないように改善しました。
  6. ダイアログ起動時の初期状態の変更 - 変換構成ダイアログ
    変換定義エディター上で任意の変換定義を選択した状態で変換構成ダイアログが表示された際、該当の変換定義を実行する変換構成が存在する場合は変換構成を選択した状態でダイアログを起動するように改善しました。
  7. 変換実行時に表示する進行情報の改善 - Developer Studio
    Developer Studioで変換実行時に表示する進行情報ダイアログに、実行中の変換定義のパスを表示するように改善しました。
  8. フィルタリング機能の絞り込み条件を変更 - Developer Studio
    Developer Studioにおいて、以下のビュー、ダイアログ、ウィザードで提供しているフィルタリング機能の絞り込み条件を文字列の部分一致に変更しました。
    • ナビゲータービュー
    • 共有ビュー
    • 変換構成ダイアログ
    • 環境設定ダイアログ
    • 変換定義ドキュメント出力ダイアログ
    • データベーステーブル情報インポートウィザード
    • XMLスキーマインポートウィザード
    • 高度な検索と置換ウィザード
  9. 機能の廃止 - Developer Studio
    Developer Studioにおいて、変換定義エディターで提供していた以下の機能を廃止しました。
    • 作成モード
    • データ設定エリアの一括表示
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