Release Notesリリースノート
RACCOON V1.8.0 リリースノート情報 2018/07/31
新機能
- 新たなOSをサポート - Developer Studio動作環境
以下の環境が使用可能になりました。
- 新たなデータベースをサポート - データベースフォーマット/データベース検索
以下のデータベースへの接続が可能になりました。
- Microsoft SQL Server 2017
- Microsoft SQL Server 2016 SP2
- Microsoft SQL Server 2012 SP4
- PostgreSQL 10
- Symfoware Server 12.3.0(PostgreSQL オープンインタフェース)
- XMLデータの妥当性検証 - XMLフォーマット
XMLスキーマを利用してXMLデータの妥当性を検証する機能をサポートしました。
抽出または格納処理にXMLフォーマットが存在する場合に利用できます。対象のXMLフォーマットが抽出処理の場合は変換処理が実行される直前、格納処理の場合は変換処理が実行された直後に検証を実行します。
- 暗号化されたファイルの抽出/格納 - フォーマット変換
フォーマット変換において、暗号化された入力データを復号して抽出する、または出力データを暗号化して格納する機能をサポートしました。本機能は、固定バイト長/固定文字長/指定区切り子/XMLフォーマットで利用できます。
以下の暗号化アルゴリズムをサポートします。
- AES(鍵長:128 bit、192 bit、256 bit)
- TripleDES(鍵長:112 bit、168 bit)
- 処理要素関数 - 標準関数
任意の処理要素の情報を取得する関数(処理要素関数)をサポートしました。
以下の関数が利用できます。
- getExtractFileName(String name):入力ファイル名を取得
- getExtractFilePath(String name):入力ファイル名を絶対パスで取得
- 日付型/時刻型/日付時刻型オブジェクト関数 - 標準関数
日付型/時刻型/日付時刻型オブジェクト関数に以下の関数を追加しました。
- 日付型オブジェクト関数
- add(Integer day):日を加算
- addDate(Date date):日付を加算
- 時刻型オブジェクト関数
- add(Integer second):秒を加算
- add(RealNumber second):ナノ秒付きの秒を加算
- 日付時刻型オブジェクト関数
- add(Integer second):秒を加算
- add(RealNumber second):ナノ秒付きの秒を加算
- addDate(Date date):日付を加算
- addTime(Time time):時刻を加算
- addDateTime(DateTime datetime):日付時刻を加算
- subtractDate(Date date):日付を減算
- subtractTime(Time time):時刻を減算
- メッセージ部品、外部データ型部品のサポート - 高度な検索と置換
高度な検索と置換機能の対象リソースにメッセージ部品、外部データ型部品をサポートしました。メッセージ部品に定義された項目と外部データ型部品の情報を検索、置換できます。
- 処理要素名称の検索 - フォーマット変換定義エディター
フォーマット変換定義エディターにおいて、メッセージ画面やマッピング設定画面上で処理要素が存在する位置を容易に検索できる機能をサポートしました。
- ダブルクリック操作による対応付け - マッピング設定画面、特殊処理画面
マッピング設定画面、特殊処理画面において、クライアント側の要素が選択された状態でサプライヤー側の要素をダブルクリックすると、要素間の対応付けが完了する機能をサポートしました。
- マッピング情報のクリア - 特殊処理画面
特殊処理画面において、マッピング情報をクリアする機能をサポートしました。設定画面上で選択した要素とその子孫要素のマッピングを一括でクリアできます。
- 変換実行に利用するJava VMの変更 - Developer Studio
Developer Studio上での変換実行において、Developer Studioが利用するJava VMと異なる任意のJava VMで変換処理を実行できる機能をサポートしました。
- ライセンス情報の登録 - Developer Studio、Transfer Engine
本バージョン(V1.8.0)より、Developer Studio、Transfer Engineの利用にライセンス情報(シリアルナンバー、ライセンスキー)の登録が必要になりました。
機能改善
- フォーマット変換の処理速度を向上 - 変換エンジン
以下のいずれかの条件を含むフォーマット変換において、変換処理速度が向上しました。処理時間が最大で約35%短縮します。
- メモリ抑制機能を有効にしている
- 特殊処理で次の条件を満たす
- 範囲に指定した要素の祖先にグループノードが存在
- 結果構造との対応付けで、上記のグループノードとも対応付ける
- 範囲相当の要素の出現回数が多い
- 特殊処理「ジョイン」で次の条件を満たす
- マスターの範囲に相当する要素が複数出現
- 複数のトランザクションから同じマスターの範囲を結合
- 処理要素単位のメモリ制御 - メモリ抑制
変換実行時のメモリ使用量を抑えるメモリ抑制機能の有効範囲を細かくコントロールできるようになりました。変換定義に存在する処理要素単位に、メモリ抑制の有効/無効を指定できます。
- 数値データの丸め位置が負数の場合の振る舞い - 外部データ型
外部データ型の設定において、数値データの丸め処理の丸め位置に負数が指定された場合は、整数部に指定された桁で丸める動作に振る舞いを変更しました。
標準関数「round」と丸め位置の指定方法を統一しました。
- 標準関数「round」の丸め方法の振る舞い - 標準関数
これまで五捨六入としていた丸め方法の指定「HALF_DOWN」は、五捨五超入に名称を変更しました。演算結果に変更はありません。また、五捨六入の丸め方法の指定「6_UP」を追加しました。
- 登録した設定情報の再編集 - メッセージ画面
メッセージ画面上の以下の設定項目について、登録した情報の再編集ができるようになりました。
- [外部データ型]-[値の検証]-[コンスタント値]
- [外部データ型(論理)]-[真偽値]-[真の値]/[偽の値]
- [外部データ型(日付、時刻、日付時刻)]-[無効日時の扱い]-[値]
- [データ操作]-[パディングの判定]-[値]
- 設定画面の移動 - 変換フロー画面、アウトラインビュー
変換フロー画面、アウトラインビューにおいて、各処理要素の内部構造の画面へ直接移動できるようになりました。設定画面間の移動がより簡単になりました。
- 変換定義のクローズ - 変換定義エディター
変換定義エディター上に開いている複数の変換定義を、1回の操作でまとめて閉じられるようになりました。
- ポップアウトした編集領域ダイアログの振る舞い - スクリプトフィールド
スクリプトフィールドからポップアウトした編集領域ダイアログがキャンセルされた場合に、ポップアウト時と内容が異なる場合は即キャンセルせずに変更の保存を確認する振る舞いに変更しました。
- ワークスペースの扱い - ワークスペースの切り替え
ワークスペースの切り替え機能において、不要になったワークスペースをDeveloper Studio上から削除できるようになりました。
また登録できるワークスペース数の上限を撤廃しました。
- リポジトリ構造取得時の振る舞い - バージョン管理
バージョン管理機能において、ワークスペースのインポートまたはチェックアウト時に、リソースの子要素を表示するタイミングでSVNサーバーがダウンすると接続状態のまま応答がなくなる可能性がありました。このような場合に、接続状態を強制的にキャンセルできるように振る舞いを変更しました。
- スキーマパターンを許可しないJDBCドライバ対応 - テーブル情報インポート
テーブルインポート機能において、カラム情報の検索にスキーマパターンの指定を許可していないJDBCドライバをサポートしました。

