Release Notesリリースノート
RACCOON V1.6.0 リリースノート情報 2017/02/01
トピックス
- 新たなデータベースをサポート - データベースフォーマット/データベース検索
 以下のデータベースへの接続が可能になりました。
	- Amazon Redshift
- Microsoft Access
 
- 複数の入力ファイルをまとめて処理する機能をサポート - フォーマット変換
 1回の変換処理で特定ディレクトリ配下に格納している入力ファイルをまとめて処理する機能をサポートしました。
- スキップソースファイルの追加 - スキップファイル
 スキップファイルのタイプに、入力データを出力するスキップソースファイルを追加しました。
- ログメッセージをWindowsイベントログに記録する機能をサポート - ログ出力
 ファイルに出力するログメッセージを、Windowsイベントログに記録する機能をサポートしました。
- 「フォーマット変換定義の自動操作」機能のサポート - コマンド
 編集ルールを記述したファイルをコマンド実行することでフォーマット変換定義を作成/更新できる「フォーマット変換定義の自動操作」機能をサポートしました。
新機能
- 新たなデータベースをサポート - データベースフォーマット
 以下のデータベースへの接続が可能になりました。
	
Redshift上のデータを抽出して加工する、オンプレミスのデータをAmazon S3経由でRedshiftにロードするといった処理が簡単に実現できます。
- 新たなデータベースをサポート - データベースフォーマット/データベース検索
 以下のデータベースへの接続が可能になりました。
	
Accessのバージョンは、2000~2003(mdb)/2007~2016(accdb)をサポートします。
- 新たなデータベースをサポート - データベースフォーマット/データベース検索
 以下のデータベースへの接続が可能になりました。
	- Microsoft SQL Server 2016
- Microsoft SQL Server 2014 SP2
 
- UNISYS漢字(JBIS)をサポート - 文字コード変換
 文字コード変換において、ユニシス系メインフレーム(MCP)で利用されるUNISYS漢字(JBIS)をサポートしました。UNISYS漢字(JBIS)とその他の文字コード間でのコード変換が可能になりました。
- 新たなEBCDICタイプをサポート - 文字コード変換
 文字コード変換において、UNISYS漢字(JBIS)の1バイト文字として利用される以下のEBCDICタイプをサポートしました。
	- MCPV1(MCP EBCDIC バージョン1)
- MCPV24(MCP EBCDIC バージョン24)
 
- 複数の入力ファイルをまとめて処理する機能をサポート - フォーマット変換
 1回の変換処理で特定ディレクトリ配下に格納している入力ファイルをまとめて処理する機能をサポートしました。対象とする入力ファイル名の指定には、ワイルドカードが利用できます。
- 計算用の設定項目を追加 - フォーマット変換
 フォーマット変換において、設定項目「計算内容」を追加しました。以下のタイミングの前処理として定数の値をリセットしたり、任意のメッセージをログに出力するといったスクリプトが実行できます。
	- 抽出処理の前処理
- 格納処理の前処理
- 格納処理のグループノードの前処理
 
- フラグメントを扱う機能をサポート - XMLフォーマット
 XMLフォーマットにおいて、フラグメント(部分木)を扱う機能をサポートしました。XMLデータの抽出処理では、任意位置のフラグメントをタグを含めて値として取り込むことができます。格納処理では、生成するXMLデータの任意位置に出力値としてフラグメントを挿入できます。
- レコードの項目数による妥当性検証を追加 - 指定区切り子フォーマット
 指定区切り子フォーマットの抽出処理において、レコードの項目数による妥当性検証機能を追加しました。定義したレコードの項目数と入力データとして読み込んだレコードの項目数が不一致のときに例外として検出できます。
- 型変換可能な文字列かを検証する関数をサポート - 標準関数
 内部データ型が文字列型の値を、他の内部データ型に変換できるかを検証する標準関数をサポートしました。
	- canConvertToInteger
- canConvertToRealNumber
- canConvertToDateTime
- canConvertToDate
- canConvertToTime
 
- 実数型で小数点を必須とする書式を追加 - 外部データ型
 実数型の外部データ型において、小数点を必須とする書式を追加しました。
- スキップソースファイルの追加 - スキップファイル
 スキップファイルのタイプに、スキップソースファイルを追加しました。スキップソースファイルには、スキップ対象のソース(入力データ)が出力されます。
- 例外発生時のスキップファイル出力の後処理をカスタマイズ - スキップファイル
 例外の発生をきっかけにスキップファイルが出力された場合に、後処理として以下の振る舞いをプロパティファイルで指定できるようになりました。
	- 指定した終了コードを返す
- スキップファイル以外の出力データを取り消す
 
- 格納処理の例外処理にスキップファイル出力を追加 - 例外処理
 格納処理におけるグループノードの例外処理設定の振る舞いに「除外」を選択した場合に、スキップファイル出力を指定できるようになりました。グループノードの対応関係または指定したスキップ対象から特定できる入力データがスキップファイルに出力されます。
- 「格納処理の自動生成」機能のサポート - 変換フロー画面
 変換フロー画面において、定義した抽出処理要素と同じデータ構造を持つ格納処理要素を自動生成する機能をサポートしました。
 同じデータ構造を持つ変換処理の場合に、変換定義の作成工数を削減できます。
- 「高度な検索と置換」機能のサポート - Developer Studio
 ワークスペース内のすべてのフォーマット変換定義を対象に、設定の検索と置換が一括で実行できる「高度な検索と置換」機能をサポートしました。複数のフォーマット変換定義に同様の編集が必要な場合に、作成工数を削減できます。
- ログメッセージをWindowsイベントログに記録する機能をサポート - ログ出力
 ファイルに出力するログメッセージを、Windowsイベントログに記録する機能をサポートしました。プロパティファイルを使ってイベントログに記録するかを制御できます。以下のファイルが対象です。
	- コマンド実行時の変換ログファイル
- 常駐化サーバーが出力するログファイル
		
		- 変換ログファイル
- 起動ログファイル
- 稼働ログファイル
 
 
- 「フォーマット変換定義の自動操作」機能のサポート - コマンド
 編集ルールを記述したファイル(リソース操作ファイル)をコマンド実行することで、フォーマット変換定義を作成/更新できる「フォーマット変換定義の自動操作」機能をサポートしました。Developer Studioを操作する必要がないため、複数のフォーマット変換定義に同様の編集が必要な場合に、作成工数を削減できます。
機能改善
- 「グループノード検索」機能の処理速度を向上 - 定義関数
 グループノード検索を利用した変換処理において、以下の利用条件を満たす場合にグループノード検索に要する処理速度が向上しました。
	- グループノード検索の条件に設定する演算子がすべて「統合(=)」
- プロパティファイルで「NULLになる条件を検索対象に含める」指定をしていない
 
- 項目の終端文字が途切れている場合の振る舞いを変更 - 文字コード変換
 固定バイト長フォーマットの抽出処理において、項目の終端文字のコードが途切れている場合の例外処理の振る舞いを、変換エラーではなく例外処理「文字コード変換失敗」の設定値に従う動作に変更しました。
- 項目途中の文字が不正な場合の振る舞いを変更 - 文字コード変換
 固定バイト長フォーマットの抽出処理において、項目途中の文字が不正な場合の振る舞いを、変換エラーではなく例外処理「文字コード変換失敗」の設定値に従う動作に変更しました。
- 項目途中の文字が不正な場合の振る舞いを変更 - 文字コード変換
 固定バイト長フォーマットの抽出処理において、項目途中の文字が途切れているような不正なコードを検出した場合の振る舞いを変更しました。以下の条件の場合に振る舞いが変更されます。
 [条件]
	- 抽出処理のフォーマットが固定バイト長
- 例外処理「文字コード変換失敗」の設定値が「マスク文字をセット」
- 不正なコードが検出される
 [変更前]
	- 不正なコードの直前まで文字コード変換を行い、不正なコードをマスク文字とし、それ以降は切り捨てる
 [変更後]
	- 不正なコードの直前まで文字コード変換を行い、不正なコード以降は切り捨てる
 
- 日付時刻系の外部データ型に無効日時の扱いを追加 - 外部データ型
 日付時刻型、日付型、時刻型の外部データ型で無効日時を扱えるようにしました。抽出処理では、指定文字で満たされた値を無効日時として受け付けます。格納処理では、抽出時の文字を利用して無効日時を出力します。
- 時刻系の外部データ型に24時以降の扱いを追加 - 外部データ型
 日付時刻型、時刻型の外部データ型で24時以降の値を扱えるようにしました。
- リカバリー値用の書式をサポート - 外部データ型
 以下の外部データ型でリカバリー値を出力する場合に、正常値とは異なるリカバリー値用の書式を指定できるようにしました。
- 許可する文字領域の選択肢を追加 - 外部データ型
 文字列型の項目相当の要素で設定できる「文字領域の検証」機能において、許可する文字領域の選択肢に「ASCII」を追加しました。
- 抽出処理のフィルタリング条件から利用できる関数を追加 - フィルタリング
 メインの抽出処理において、グループノードのフィルタリング条件に以下の関数を利用できるようにしました。
	- メイン以外の抽出処理で定義したグループノード検索
- 接続方法が「格納処理と共有」ではないデータベース検索
 
- 項目の終端文字が途切れている場合に例外処理「値のオーバーフロー:切り捨て」の振る舞いを変更 - 例外処理
 固定バイト長フォーマットの格納処理において、以下の条件をすべて満たす場合に途中で切れる文字を出力せずに、パディングコードを出力する振る舞いに変更しました。
	- 格納処理のフォーマットが固定バイト長
- 格納処理の文字コードに次のいずれかを設定する
		
		- Shift_JIS
- Windows-31J
- Shift_JIS-2004
- EUC-JP
- EUC-JP-2004
- UTF-8
- UTF-16
 
- 項目の終端の文字が途切れる
- [外部データ型/例外処理/値のオーバーフロー]の設定値が「切り捨て」
 
- 利用するワークスペースの変更をサポート - Developer Studio
 Developer Studioが使用するワークスペースを、任意のフォルダに変更することが可能になりました。フォルダの指定はrds.iniファイルに記述します。
- 項目長チェックの有効/無効の選択を追加 - COBOL書式のインポート
 COBOL書式のインポートにおいて、生成する項目の長さチェックの有効、無効をインポート時に選択できるようになりました。
- 制約ファセットのサポート - XMLスキーマのインポート
 XMLスキーマのインポートにおいて、スキーマ上に定義された制約ファセットの値を読み込み、定義情報に取り込むことが可能になりました。
- 異なるフォーマット間でのデータ構造の再利用 - 変換定義エディター
 メッセージ(抽出/格納)画面において、フラットファイルフォーマットとデータベースフォーマット間に限り、これまでの項目相当の要素に加えてレコードグループ/レコード相当の要素のコピー、貼り付けに対応しました。

