Release Notesリリースノート

RACCOON V1.4.0 リリースノート情報 2015/12/21

トピックス

  1. Transfer Engine動作環境 - 新たなJava VMをサポート
    以下の環境が使用可能になりました。
    • IBM Java (JDK/JRE) 1.8.0 (32bit/64bit)
  2. 新たなデータベースをサポート - データベースフォーマット/データベース検索
    以下のデータベースへの接続が可能になりました。
    • IBM DB2 for i 7.1 / 7.2
  3. 拡張漢字のサンプルを提供 - 文字コード
    各種文字コードの代表的な拡張漢字とUnicodeのマッピングをプリセットした文字コード部品をサンプルとして同梱しました。
    提供している文字コード部品を利用することで、一から外字登録する必要がなくなり、文字コード変換の設定にかかる工数が大幅に削減されます。
  4. デバッグ用途での機能強化 - 変換エンジン
    デバッグ用途としての機能を強化しました。
    処理要素内の振る舞い、抽出したデータ、処理した結果が処理概要レポートとしてファイルに出力できるようになりました。
    また、スクリプト内の任意の場所で、ユーザーログを出力できる標準関数も追加されています。
  5. Excelフォーマットの強化 - シンタックス
    Excelフォーマットを構成する要素の位置を柔軟に決定することができるようになり、さらに複雑な構造に対応できるようになりました。
    また、罫線や結合セルも柔軟に扱えるようにし、見た目を意識した機能の強化も行われています。
  6. スクリプト編集の強化 - 開発支援機能
    スクリプトの編集を簡単に行えるよう、機能強化および改善を行いました。
    スクリプトを記述するフィールドをポップアウトさせることにより、大きな画面でスクリプトの編集が行えるようにし、さらにそのスクリプトで利用できる関数、変数、ノードパスの一覧を設定画面上から確認して利用できる機能を追加しました。
    スクリプトの補完機能であるコードアシストに関しては、ノードパスを候補として表示するよう、改善を行いました。

新機能

  1. Transfer Engine動作環境 - 新たなJava VMをサポート
    以下の環境が使用可能になりました。
    • IBM Java (JDK/JRE) 1.8.0 (32bit/64bit)
  2. 新たなデータベースをサポート - データベースフォーマット/データベース検索
    以下のデータベースへの接続が可能になりました。
    • IBM DB2 for i 7.1 / 7.2
  3. Excel抽出/格納処理の機能追加 - シンタックス
    Excelの抽出/格納処理で、以下の機能を追加しました。
    • ワークシートの後方操作
      ワークシートインデックスの指定方法として後方からのインデックス指定が可能になりました。
    • 位置指定に名称定義を使用可能
      位置をアドレスではなく、範囲名称で指定することが可能になりました。
    • マトリクステーブルのオフセット設定の追加
      セルの位置を行や列のオフセットで指定することが可能になりました。
      この対応に伴い、見出し列セルグループ配下のデータ列セルおよび見出し行セルグループ配下のデータ行セルを複数定義することが可能になりました。
    • 位置を実行時に動的に変更
      セル/行テーブル/列テーブルの位置情報に定数が使用可能となり、実行時に位置を動的に変更することが可能となりました。
    • マトリクス型テーブルの結合セル
      マトリクス型のテーブルで結合セルを抽出することが可能となりました。
    • セルの結合方法を拡張
      行テーブルの列セル/列テーブルの行セルがセルを結合をする際、すでに存在している1つ前の行/列のセルを含んで結合することが可能となりました。
    • 罫線の上書き機能
      コピーソースファイルからのコピーの際、罫線を上書きすることが可能となりました。
  4. 拡張漢字のサンプルを提供 - 文字コード
    各種文字コードの代表的な拡張漢字とUnicodeのマッピングをプリセットした文字コード部品をサンプルとして同梱しました。
    提供している文字コード部品を利用することで、一から外字登録する必要がなくなり、文字コード変換の設定にかかる工数が大幅に削減されます。
  5. 処理概要レポートの機能追加 - 処理概要
    デバッグ用途として、処理要素ごとに処理概要をファイルに出力するオプションを追加しました。
    処理要素内の振る舞い、抽出したデータ、処理した結果を出力します。
    本機能の出力制御はコマンドパラメータ、プロパティファイルで指定できます。
  6. 変換フローの表示 - アウトラインビュー
    アウトラインビューから、変換定義エディターエリアに開いているフォーマット変換定義の処理フローが確認できるようになりました。
    編集している処理要素のフロー上の位置、前後の処理要素を確認しながら定義作成を進めることができます。
  7. スクリプトフィールドのポップアウト - 変換定義エディター
    変換定義エディターにおいて、スクリプトを記述するフィールドをポップアウトする機能をサポートしました。
    複雑なスクリプトを記述するケースなど、フィールドをポップアウトすることで、より大きな編集画面を使って作業を進めることができます。
  8. スクリプトの編集サポート - 変換定義エディター
    変換定義エディターにおいて、編集中のスクリプトで利用できる関数、変数、ノードパスの一覧を設定画面上から確認して利用できる機能をサポートしました。
    本機能は、スクリプトフィールドをポップアウトした状態で利用できます。
  9. データ構造のドリルダウン機能のサポート - メッセージ設定
    マッピング設定画面、特殊処理画面でサポートしているデータ構造のドリルダウン機能を、メッセージ設定画面、サプライヤー/クライアント設定画面にも拡張しました。
    この対応により、定義作成の主要画面すべてでドリルダウン機能が利用できるようになりました。
  10. レコードインポート機能のサポート - 指定区切り子フォーマット
    指定区切り子フォーマットにおいて、読み込んだ入力データのレコードから、データ構造を自動生成する機能をサポートしました。
    本機能を利用することで、データ構造の定義に必要な時間を大きく削減することができます。
  11. 外字定義のコードアシスト機能サポート - 文字コード部品
    文字コード部品の外字定義(文字コードマッピング)画面に、外字の書式を入力支援するコードアシスト機能をサポートしました。
    本機能を利用することで、より簡単に外字定義を進めることができます。
  12. ファイルを任意のアプリケーションで開く機能をサポート - ナビゲーター
    ナビゲーターで管理している「ファイル」を、任意のアプリケーションで開く機能をサポートしました。
    環境設定から登録したアプリケーションを、「ファイル」のコンテキストメニューで選択して利用できます。

機能改善

  1. 警告ログの除外 - 変換ログ
    指定したログレベル「WARN」のメッセージを警告として扱わないことができるようになりました。
    指定したログレベル「WARN」のメッセージは変換ログに出力されず、変換レポート内のワーニング件数にも含まれません。
    プロパティファイルで、警告対象外とするメッセージを指定することができます。
  2. ユーザーログの追加 - 変換ログ
    デバッグ用途として、変換ログファイルにログレベル「USER」となるメッセージを出力する標準関数を追加しました。
    コマンドパラメータ、プロパティファイルで、ユーザーログの出力を制御することができます。
  3. 速度向上 - 格納処理
    格納処理のグループノードの処理を見直すことにより、変換速度が向上しました。
    格納処理に次を満たすグループノードがある場合に変換速度が向上します。
    • 出現回数が多い
    • 次の機能が無効である
      • 処理単位
      • 例外処理による除外
      • 出力判定
      • 最大出現回数を超えたときの振る舞い「拡張ループ」
  4. 行テーブルの行の読み込み方法の変更 - Excel抽出
    シートの最終行以降の行を読み込む場合エラーとしていましたが、省略された行と判断するように変更しました。
  5. 行テーブルの行の更新/挿入操作の変更 - Excel格納
    行テーブル配下の行の挿入は、終了行の指定によって自動的に制御していましたが、行の挿入の設定で制御するように変更しました。
  6. 実数型の丸め処理の初期値を変更 - 外部データ型
    外部データ型「実数」を定義する際の丸め処理の初期値を以下のように変更しました。
    • 丸め位置を変更:ON ⇒ OFF
  7. 整数型と実数型の書式の初期値を変更 - 外部データ型
    外部データ型「整数」と「実数」を定義する際の書式の初期値を、以下のように変更しました。
    • 整数型:S#{?} ⇒ S0{?}
    • 実数型:S#{?}.#{?} ⇒ S0{?}.0{?}
  8. 標準関数の追加 - 標準関数
    以下の標準関数を追加しました。
    • バイナリ列型(Binary)関数
      • toString()
    • 論理型(Boolean)関数
      • toString()
  9. Developer Studioに同梱されるJava(JRE)の変更 - JRE
    Developer Studioに同梱されるJREを1.8.0_66に変更しました。
  10. コードアシストの候補にノードパスをサポート - コードアシスト
    スクリプトを記述するフィールドから利用できるコードアシスト機能で、表示する候補の種類にノードパスをサポートしました。
    本機能改善により、コードアシストからもサプライヤー/クライアントのノード間の対応付け(マッピング)ができるようになりました。
  11. 内部データ定義画面へのジャンプ - アウトラインビュー
    アウトラインビューにおいて、処理要素の定義画面へのジャンプを拡張しました。
    これまでのメッセージ画面に加えて、内部データ(サプライヤー/クライアント)定義画面に対してもジャンプできるようにしました。
  12. 検索対象にできる設定項目の範囲を拡張 - 検索ビュー
    検索ビューから検索できるフォーマット変換定義/メッセージ部品内の設定項目の範囲を拡張しました。
    今回の拡張により、定義内の名称相当の情報とスクリプト相当の情報はすべて検索対象となりました。
    また検索結果が増えることが考えられるため、検索範囲を絞って実行するためのオプション機能をサポートしました。
  13. インポート情報のデフォルト値変更 - データベーステーブル情報のインポート
    データベーステーブル情報のインポートにおいて、インポート後に生成されるデータ構造の設定情報のデフォルト値を変更しました。
    • テーブル
      「出現回数:最大」をOFF
    • カラム
      文字列型、バイナリ型の場合は、「項目長をチェック」をOFF
  14. COBOL書式ファイルのインポート時の改善 - COBOL書式のインポート
    COBOL書式ファイルのインポートにおいて、以下の改善を行いました。
    • USAGE句の省略に対応
      COBOL書式のインポートにおいて、USAGE句が必須となっていましたが、省略されていてもインポートできるようにしました。
    • PICTURE句インポート時の項目長の設定値を変更
      ゾーン10進数、パック10進数、バイナリ列をインポートする際には、項目の最小値に最大値(項目長)を設定するようにしました。
    • OCCURS句インポート時のレコードおよび項目グループ繰り返し回数を変更
      レコードおよび項目グループの出現回数を、OCCURS句の記述内容によって設定を変更するようにしました。
      • レコード
        [OCCURS句](最小出現回数/最大出現回数)
        ----------------------------------------------
        [OCCURS M TIMES](0/M)
        [OCCURS N TO M TIMES](N/M)
        [なし](0/上限なし)
      • 項目グループ
        [OCCURS句](最小出現回数/最大出現回数)
        ----------------------------------------------
        [OCCURS M TIMES](M/M)
        [OCCURS N TO M TIMES](N/M)
        [なし](1/1)
  15. Excelインポート時の改善 - Excelインポート
    Excelインポートにおいて、以下の改善を行いました。
    • 行テーブル(マトリクス)をインポートする際、見出し行の構造をインポートする/しないを選択可能としました。
    • 列テーブル(マトリクス)をインポートする際、見出し列の構造をインポートする/しないを選択可能としました。
  16. クォート文字付加の選択機能追加 - 指定区切り子フォーマット(格納処理)
    指定区切り子フォーマットにおいて、クォート文字を付加する外部データ型の選択が可能となりました。
    本機能により、文字列型以外の外部データ型であってもクォート文字を付加することができます。
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