Release Notesリリースノート

ACMS B2B V3.4.0 リリースノート情報 2009/07/31

トピックス

  1. ebMS3.0対応JEITA共通クライアントVer1.0との連携を可能にするサーバ機能を、ACMSの通信機能として新たにサポートしました。
    (*)「JEITA共通クライアントVer1.0」とは、JEITA ECセンターが電子データ交換(EDI)の更なる普及促進活動の一環として無償提供を行っているソフトウェアです。
  2. RosettaNet1.1において、CEDI準拠のメッセージ交換を新たにサポートしました。
  3. 新たに以下のデータベースをサポートしました。
    • SQL Server 2008
  4. 新たにACMS管理画面およびdeTradeIIにて以下のバージョンのブラウザをサポートしました。
    • Microsoft Internet Explorer バージョン 8
  5. deTradeIIにおいて、ファイル転送業務の各一覧画面で検索条件を指定することが可能になりました。

新機能

  1. ebXML/MS 3.0(1WS) - ebMS3.0対応JEITA共通クライアントVer1.0との連携をサポート
    ebXML/MS 3.0のサーバ機能をACMSの通信機能として新たに実装しました。これによりJEITA共通クライアントVer1.0との通信が可能になりました。
    * 1WSとは、ebMS3.0のOneWay方式(クライアント・サーバ型)のPull型およびPush型転送を行うServer側の機能の略称となります。
  2. RosettaNet1.1 - CEDI準拠のメッセージ交換をサポート
    RosettaNet1.1をベースとしたCEDI準拠のメッセージ交換を行うことが可能になりました。
    • CEDIに準拠したメッセージコンポーネントのサポート
    • Chem eStandards v4.0のサポート
  3. データベース - 新たなデータベースをサポート
    以下のデータベースが使用可能になりました。
    • SQL Server 2008
  4. DBアクセスサーバ - 新たなJDBCドライバをサポート
    以下のJDBCドライバが使用可能になりました。
    • SQL Server 2005 JDBC Driver 1.2
    • SQL Server JDBC Driver 2.0
  5. ブラウザ - 新たなバージョンをサポート
    以下のバージョンがACMS管理画面およびdeTradeIIにて使用可能になりました。
    • Microsoft Internet Explorer バージョン 8
    * セキュリティ強化が原因で、ファイル参照ボタンをクリック後、入力または出力するファイルを選択した場合、ファイル名表示フィールドに「fakepath」と表示される場合があります。
    これは、セキュリティゾーンを「ローカルインターネット」から「ローカルイントラネット」に変更すれば回避できます。
    同じくセキュリティ強化が原因で、ファイル参照ボタンをクリックした入力でファイル名を直接手入力できなくなります。これは、参照機能を使って必ずファイル名を選択して頂くオペレーションとなります。
  6. RosettaNet 1.1/2.0 - 新たなPIPをサポート
    下記のPIPが使用可能になりました。
    • 3A7(V02.00)
    • 3C4(V01.00)
  7. deTradeII - ファイル転送業務の各一覧画面における検索条件指定機能
    ファイル転送業務の以下の一覧画面において、検索条件(日時指定)による絞込み検索が可能になりました。
    • 送受信状況照会
    • 未受信トランザクション一覧
    • 再受信トランザクション一覧
    • 送信トランザクション一覧
    * 送受信状況照会については検索条件にファイル名の指定も可能です。
  8. deTradeII - 未送信トランザクション総件数のカスタマイズ項目を追加
    お知らせ画面に使用出来る以下のカスタマイズ項目を追加しました。
    • 未送信トランザクション総件数
    * 詳しくは「ACMS E2X/B2B deTracdeII管理者向けカスタマイズガイド」の「第4章取引先運用画面表示項目の変更」を参照してください。
  9. ANY変換 - UNISYS漢字対応 : 文字コード変換
    UNISYS漢字とその他の文字コード間で文字コードを変換することが可能になりました。
  10. ANY変換 - 空要素の出力形式の選択 : XMLフォーマット
    末端の要素のPCDATA出力値が空値である場合、末端の要素を出力しないことを選択することが可能になりました。
    本機能により末端の要素に限り、空要素を出力しないことが可能になりました。

機能改善

  1. 通信機能共通 - ポートスキャンログ抑制機能
    下記の回線を使用する通信機能において、ポートスキャンを行われた場合に出力される警告ログを抑制することが可能になりました。
    • HTTP回線
    • TCP回線
    • FTP回線
    本機能に関する詳細はAdditionalGuide [2.6.ポートスキャンログ抑制機能]を参照してください。
  2. 通信機能共通 - HTTP回線の着信時に接続相手先IPアドレスを表示
    HTTP回線を使用する通信機能において、接続相手先からの不正接続時および正常接続時に、稼働記録に接続相手先側のIPアドレスを表示するように改善を行いました。
  3. RosettaNet2.0 - 同一ドキュメントの重複チェック
    サービスコンテンツのドキュメントIDをキーとして同一ドキュメントの重複チェックを可能とする改善を行いました。
    * ドキュメントID: thisDocumentIdentifier/ProprietaryDocumentIdentifier新しい重複チェック機能を使用する場合、acms.propertiesの以下のエントリを設定してください。
    • jbc.rn2_recv_check_did=ON
    * 本設定に関する詳細はOperationGuide [1.2.プロパティ情報]を参照してください。
  4. EDIINT-AS2 - ChunkedエンコーディングされたHTTPリクエスト/レスポンスを許容
    相互接続性の向上を目的として、chunkedエンコーディングされたHTTPリクエスト、およびHTTPレスポンスを受け付けられるよう改善しました。
  5. ebXML/MS(流通BMS) - JDK6環境におけるメッセージ署名をサポート
    JDK6環境にて、メッセージ署名機能を使用することが可能になりました。
  6. ebXML/MS(流通BMS) - メッセージ生存時間の扱いの変更
    メッセージの送信時にファイル情報の[メッセージ生存時間]項目を[0]と設定した場合には無期限のメッセージとして送信を行い、無期限のメッセージを受信した場合には生存時間の検証を行わない改善を行いました。
  7. RosettaNet1.1 - MIME-Versionヘッダ未指定のRosettaNetメッセージを許容
    相互接続性の向上を目的として、MIME-Versionヘッダが指定されていないRosettaNetメッセージを受け付けられるよう改善しました。
  8. DBアクセスサーバ - DBに依存した例外処理についての改善
    特定のDB(SQL Server、DB2またはMySQL)環境でDBアクセス障害が発生すると、DBに依存した例外がACMSクライアント側にThrowされていたため、今まではWAS側の環境にJDBCドライバを配置する必要がありましたが、DBアクセスサーバにおける例外処理の改善によりその必要がなくなりました。
  9. 通信機能共通 - SSLハンドシェークタイムアウトの設定
    下記の通信機能において、早期障害検出を目的としてSSLハンドシェーク時の無通信タイマを設定可能とする改善を行いました。
    • ebXML/MS(流通BMS)
    • JX手順クライアント
    • EDIINT-AS2
    • RosettaNet1.1
    • RosettaNet2.0
    • ebXML/MS(ECALGA)
    • BACREX手順
    • HTTP手順
    • 全銀TCP
    • 簡易メールEDI
    タイムアウト値の変更を行うには、acms.propertiesの以下のエントリを設定してください。
    • cps.ssl_connection_timeout=(秒)
    * 本設定に関する詳細はOperationGuide [1.2.プロパティ情報]を参照してください。
  10. BACREX手順 - BACREXサーバVer2.1以前のバージョンとの連携をサポート
    新たにBACREXサーバVer2.1以前のバージョンとの連携が可能になりました。
    * BACREXサーバのVer2.2との連携時と同様の注意事項があります。
    詳細はBACREXクライアント手順運用マニュアル [付録-B BACREXサーバVersion2.2以前との接続について]を参照してください。
  11. アプリケーション管理 - ログ出力
    アプリケーション管理機能でAPポート障害を検知して状態を「不明」に更新する際に出力する稼働記録にエラーの詳細情報を出力するように改善しました。
    対象メッセージIDは以下になります。
     10092048(警告)  10092061(警告)
  12. ファイルマージ処理 - 不定長レコード時のパフォーマンスチューニング
    不定長レコード時のファイルマージ処理時間の短縮を目的として、ファイルマージ処理のパフォーマンス改善を行いました。
  13. アプリケーション処理 - 妥当性検証時の-0byte_fileパラメータの扱いの変更
    ANY変換JOBステップで入力側でXMLデータの妥当性検証を利用していて、かつ-0byte_fileパラメータを指定している場合、0バイトの入力ファイルを後続のJOBステップに引き継げるよう改善を行いました。
  14. ANY変換 - 戻り値 : 入力側XMLの妥当性検証
    以下の状況における戻り値を 3 から 2 へ変更しました。
    [状況]
    • 入力側でXMLデータの妥当性検証を利用している
    • 入力ファイルのサイズが0である
最新情報はこちら
一覧に戻る