Release Notesリリースノート
ACMS Apex V1.7 リリースノート情報 2023/03/31
トピックス
- ポート利用状況の参照機能を追加
通信ポートおよびアプリケーションポートの利用状況を参照できるようになりました。
新機能
- ポート利用状況の参照機能を追加
ポートグループ単位にポート利用状況をファイルに出力する機能を追加しました。
ファイル出力する主な項目は以下の通りです。
- ポート使用率の閾値超過を検知する機能を追加
ポートグループ単位にポートの使用率が閾値を超えた場合にログ(SORD401)を出力する機能を追加しました。
閾値はポートグループ単位に設定可能です。
- 新たなJDKをサポート
以下のJDKが使用可能になりました。
- 新たなデータベースをサポート
以下のデータベースが使用可能になりました。
- 新たなプラットフォームのサポート
以下のインスタンスが使用可能になりました。
- ARMベースのAWS Graviton ECインスタンス
- 新たなファイルストレージをサポート
データストアとして以下のファイルストレージが使用可能になりました。
- Amazon Elastic File System(EFS)
機能改善
[通信共通]
- IBM SDKに関するサポ―ト対象の拡充
IBM SDK Java Technology 8において、以下のプロトコルが利用可能になりました。
- AS2
- ebXML MS 2.0
- ebXML MS 3.0(JEITA)
- RosettaNet1.1
- RosettaNet2.0
- SFTP
[ebXML MS 3.0(JEITA) サーバー]
- 受信したファイル名に関する改善
受信したメッセージに含まれるファイル名を後続処理で参照可能とする出力パラメーターを追加しました。
- comm_ebms3_jeita_attachment_filename
[FTP/SFTP]
- ファイル操作を許容するタイミングに関する改善
FTPサーバー/SFTPサーバーにおいて、ファイル操作(リネーム/削除)はファイル成立のタイミングに限定していましたが、以下のタイミングにおいてもファイル操作を可能とする機能を追加しました。
- ファイル転送前のファイル操作(リネーム)
- ファイル成立後のファイル操作(リネーム/削除)
- ファイル成立タイミングに関する改善
FTPサーバー/SFTPサーバーの受信において、以下のファイル成立タイミングが選択可能になりました。
設定したファイル名で受信、または、受信後に設定したファイル名にリネームが行われたタイミングでファイル成立します。
[メールEDI]
- 拡張機能によるメール送信機能を追加
ロードコマンドの拡張機能を利用したメール送信が可能になりました。
拡張機能により送信するメールに含めるメールヘッダーや添付ファイルを指定できます。
- 送信データ変更機能に関するACMS B2B/ACMS E2Xとの互換性改善
送信メールに含める内容について入力ファイルの内容を利用するか、通信ユーザー/論理ファイルの設定値を利用するかを選択可能になりました。
選択可能な内容は以下の通りです。
- Subject
- 本文
- Toアドレス
- Fromアドレス
- ReplyToアドレス
[deTrade for Apex]
- 運用画面のセキュリティ強化
取引先運用画面に脆弱性が確認されたため、セキュリティの強化を行いました。
[コマンドアダプタ手順]
- コマンドアダプタ機能の追加
外部のWeb巡回ツールと連携してデータ交換を行う通信機能としてコマンドアダプタ手順を新たに実装しました。
これにより外部のWeb巡回ツールを利用したWeb-EDIの自動化が可能になります。
これに伴い、既に終売したACMS WebAgentと連携してWeb巡回を実現するWebAgent手順を廃止しました。
[フロー]
- チェインジョブに関するACMS B2B/ACMS E2Xとの互換性改善
フロー処理が全て正常完了したタイミングでチェイン先のタスクを一括生成するこれまでの挙動に加えて、フロー実行がチェインジョブに到達する都度、即時にチェインジョブタスクを生成できるように改善しました。
以下のチェインジョブが対象です。
- 単独通信チェインジョブ
- フローチェインジョブ
- グローバルマージチェインジョブ
フロー定義の「チェイン先タスク作成タイミング」の指定により、チェインジョブの挙動を選択できます。デフォルト挙動は既存のフロー完了時です。
[RACCOONアプリケーション]
- データハンドリング機能の RACCOON バージョンを更新
データハンドリング機能 RACCOON の変換エンジンとして ACMS Apex に同梱している RACCOON を以下のバージョンに更新しました。
RACCOON V2.5.0 の変更点については、ACMS Apex に同梱されている「RACCOON リリースノート」をご覧ください。
[Any変換アプリケーション]
- Any変換アプリケーションの AnyTran バージョンを更新
Any変換アプリケーションの変換エンジンとして ACMS Apex に同梱しているAnyTran を以下のバージョンに更新しました。
AnyTran V6.8.0 の変更点については、ACMS Apex に同梱されている「AnyTran リリースノート」をご覧ください。
[クリーンアップ]
- クリーンアップ専用のクエリタイマーを新設
クリーンアップ処理はクエリ処理に時間を要することが多いため、クリーンアップ用のクエリータイマー値を業務処理とは別に指定できるように改善しました。
プロパティ「cleanup.task.query_timeout_seconds」で変更が可能です。
初期値は900秒です。
[データストア]
- データストア二重化における障害検知に関する改善
データストアの第1ストアもしくは第2ストアへのデータファイルの書き込みに失敗し再同期が必要になったことを検知することを目的として、以下ログを出力するように改善しました。
- ログID : SDFS506
- ログレベル : CRITICAL
[Web運用画面/コマンド]
- タスク一覧照会のパフォーマンスを改善
タスク一覧において、検索条件に未完了、完了のいずれかを指定して検索した場合のパフォーマンスを改善しました。
- オプションインデックス機能を追加
タスク検索時間短縮を目的として、提供するオプションインデックスリストから選択してインデックスを作成する機能を追加しました。
オプションインデックスの作成方法は以下から選択可能です。
- ACMS Apex起動時に自動で作成する
- ACMS Apexを停止して手動で作成する
詳細はマイグレーションガイドをご参照ください。
[Web運用画面]
- 一覧画面の明細行表示に関するインターフェースを改善
状況やマスターの各種一覧画面において、明細行表示件数のドロップダウンリストに以下の指定を行えるように改善しました。
(1)明細行表示件数の選択肢
(2)ドロップダウンリストに初期表示する件数
[ZEDI連携機能]
- ZEDI連携オプションの RACCOON for ZEDI 変更
ZEDI連携機能として以下のRACCOON for ZEDIが使用可能になりました。
これに伴い、ZEDI連携オプションに同梱する RACCOON for ZEDI を上記のバージョンに変更しました。
なお、本バージョンのZEDI連携機能では、V1.8.0 以降の RACCOON for ZEDI をご利用いただけます。