Release Notesリリースノート

ACMS Apex V1.5_p10 リリースノート情報 2021/09/30

トピックス

  1. SaaS接続機能を追加
    データハンドリング(RACCOON)機能にて、クラウドサービスとの接続やデータの入出力ができるSaaS接続機能を追加しました。
  2. メールEDI - STARTTLSをサポート
    SMTPによるメール送信において、サーバーとの通信を暗号化する方式であるSTARTTLSに対応しました。
  3. apex.sh/batを最新バージョン置き換えの必要性
    詳細については、■機能改善 項番1を参照してください。

新機能

  1. SaaS接続機能 - クラウドサービスとの接続やデータ入出力機能の追加
    データハンドリング(RACCOON)機能にて、クラウドサービスとの接続やデータの入出力ができるSaaS接続機能を追加しました。
    標準SQLを利用してクラウドサービスからデータの抽出、および更新が可能になりました。
  2. メール送信時の通信暗号化方式としてSTARTTLSに対応
    SMTPによるメール送信において、サーバーとの通信を暗号化する方式であるSTARTTLSに対応しました。
  3. コマンド - 仮展開コマンドの追加
    仮展開コマンドによりスケジュールの予定をコマンドから照会できるようになりました。
    • コマンド名:PreDeploySchedule
  4. deTradeII for Apex - 新たなWeb Application Serverをサポート
    deTradeクライアントで利用するWeb Application Serverとして以下が使用可能になりました。
    • Tomcat 9.0
  5. 新たなデータベースをサポート
    管理DBとして以下のデータベースが使用可能になりました。
    Open source database supported by EDB のみをサポートします。
    • EDB 9.6, 10, 11, 12

機能改善

[全般]

  1. 更新されたJDKをサポート
    Javaプロパティのベンダー名変更に対応し、以下のJDKが使用可能になりました。
    • AdoptOpenJDK 8 OpenJ9 1.8.0_282 以降のバージョン(64ビット版のみサポート)
    • AdoptOpenJDK 11 OpenJ9 11.0.8 以降のバージョン(64ビット版のみサポート)

[パーシステンス]

  1. データベースコミットのタイムアウト機能を追加
    管理データベースのコミットにタイムアウトを設定できるようになりました。
    ネットワーク障害などの理由で指定値を超えてコミットの応答が戻らない場合にデータベースコネクションの処理を中断します。
    タイムアウト値はプロパティ「pse.commit_timeout_seconds」で変更が可能です。
    タイムアウト値のデフォルトは900秒です。
    本改善に伴い以下のログIDを追加しました。
    • ログID : SPST051
    • ログレベル: FINE
  2. 管理データベース例外発生時の復旧時間の改善
    管理データベース例外が発生した場合に行われるデータベースコネクションのクローズ処理を改善しました。
    これにより管理データベース例外発生時、データベース再接続時間が短縮されます。

[通信共通]

  1. 回線トレースファイルの出力条件に関する改善
    メッセージの送受信が行われる前に通信障害が発生した場合、回線トレースを出力しないようになりました。

[BACREX手順]

  1. Cookieの取り扱いに関する改善
    BACREX手順におけるCookieの取り扱いをRFC6265に準拠するよう改善しました。

[FTP/SFTP]

  1. ファイル成立タイミングに関するACMS B2B/ACMS E2Xとの互換性改善
    FTP/SFTPサーバーにおいて移動と削除のいずれかが行われた場合にファイル成立する設定が可能となりました。

[PKI]

  1. PKIの検索条件に証明書の有効期間を追加
    証明書の有効期間を指定して検索できるようになりました。
    対象は以下の通りです。
    • キーペア
    • 認証局の証明書
    • 末端の証明書
    • 証明書失効リスト

[RACCOONアプリケーション]

  1. データハンドリング機能の RACCOON バージョンを更新
    データハンドリング機能 RACCOON の変換エンジンとして ACMS Apex に同梱している RACCOON を以下のバージョンに更新しました。
    • RACCOON V2.3.0

    RACCOON V2.3.0 の変更点については、ACMS Apex に同梱されている「RACCOON リリースノート」をご覧ください。

[Web APIクライアント]

  1. レスポンスヘッダーのContent-Dispositionに関する改善
    Web APIリクエストアプリケーションが受信したレスポンスヘッダーにContent-Dispositionが含まれる場合、この値を解析して出力パラメーターに記録するよう改善しました。
    これによりContent-Dispositionヘッダーのパラメーターで指定されたファイル名を後続ジョブで利用できるようになります。
  2. multipart/form-data 形式で複数パート情報を含めた送信に対応
    Web APIリクエストアプリケーションでmultipart/form-data形式に複数のパート情報を含めて送信を行えるようにしました。

[グローバルマージポイント]

  1. 多段のマージ処理を実施した場合のリソース消費量改善
    マージの締め成立後に、更に別のマージ処理を行うような多段のマージ処理を実施した場合のメモリ使用量を削減しました。

[Web運用画面]

  1. 一覧画面にデフォルトを表示するよう改善
    下記一覧にてデフォルトで使用されるリソースかを確認できるよう表示項目を追加しました。
    • アプリケーションポートグループ一覧画面
    • データストア一覧画面

[Web運用画面/コマンド]

  1. プロパティの追加
    以下の定義にプロパティを設定できるようになりました。
    • フロー
    • アプリケーション
    • アプリケーションジョブ

[コマンド]

  1. Import/Export/Update/Deleteコマンドの対象を追加
    Import/Export/Update/Deleteコマンドに以下の対象を追加しました。
    [対象情報]
    • HTTP認証サーバー
  2. Inquireコマンドの対象を追加
    Inquireコマンドに以下の対象を追加しました。
    [対象情報]
    • キーペア
    • 認証局の証明書
    • 末端の証明書
    • 証明書失効リスト

[ZEDI連携機能]

  1. ZEDI連携オプションの RACCOON for ZEDI 変更
    ZEDI連携機能として以下のRACCOON for ZEDIが使用可能になりました。
    • RACCOON for ZEDI V2.3.0

    これに伴い、ZEDI連携オプションに同梱する RACCOON for ZEDI を上記のバージョンに変更しました。
    なお、本バージョンのZEDI連携機能では、V1.8.0 以降の RACCOON for ZEDI をご利用いただけます。

[移行ツール]

  1. 移行コマンドに進捗状況の表示機能を追加
    移行コマンドを実行中に処理シーケンス単位の開始、終了メッセージ、および指定件数分のレコードを処理する毎にメッセージを出力する機能を追加しました。
    開始、終了メッセージは以下の処理シーケンスにおいて、移行対象定義単位に出力されます。
    • 事前チェック処理
    • 移行ツール内蔵データベースへの書き込み処理
    • 移行データファイル出力処理
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