Release Notesリリースノート
ACMS Apex V1.5 リリースノート情報 2021/01/08
トピックス
- Web APIクライアントの接続対象を拡大
SAP社のWebサービスのみに限定していた接続制限を解除し、任意のWebサービスへ接続できるようになりました。
接続の仕様については製品マニュアルをご参照ください。
- 英語表記をサポート
ACMS Apexで英語表記による運用が可能になりました。
- 同梱する国民の祝日ファイルを2021年版に変更
2021年の国民の祝日の変更に併せて、同梱する国民の祝日ファイルを変更しました。
置き換え方法につきましては、Webサイトに記載の案内「東京五輪開催延期に伴う休日カレンダやスケジュール変更のお願い」(2020年12月04日)を参照してください。
- apex.sh/batを最新バージョン置き換えの必要性
詳細については、■新機能 項番3を参照してください。
新機能
- OAuth 2.0の認可フローに対応
OAuth 2.0の以下の認可フローに対応しました。
- パスワードフロー(Resource Owner Password Credentials grant flow)
- クライアント資格情報フロー(Client Credentials grant flow)
- リフレッシュトークンフロー(Refresh Token flow)
- multipart/form-dataの送信に対応
Web APIリクエストアプリケーションでmultipart/form-data形式を用いた送信を行えるようにしました。
本バージョンでは送信できるデータは一つのみに限定されます。
- 英語表記をサポート
ACMS Apexで英語表記による運用が可能になりました。
※ ACMS Apexで英語表記を利用するためには、apex.sh/batを最新バージョンに置き換える必要があります。
※ ACMS Apexで英語表記を利用するためには、英語版OSを利用する必要があります。
※ 英語表記と日本語表記を同時に利用することはできません。
- 発信タスクが一定数滞留したことを検知するための機能を追加
処理に利用可能なポートが不足したことにより滞留した発信タスク数が基準値以上となった場合にログ(SORD401)を出力する機能を追加しました。
本ログを監視することで、発信タスクが一定数滞留したことを検知できます。
- 新たなデータベースをサポート
管理DBとして以下のデータベースが使用可能になりました。
- Microsoft SQL Server 2019
- PostgreSQL 12
- 新たなJDBCドライバをサポート
以下のJDBCドライバが使用可能になりました。
- Microsoft JDBC Driver 8.2 for SQL Server
機能改善
[着信リスナー]
- 着信障害の回線トレースをログフィルターの対象となるよう改善しました。
着信障害が発生した場合に、着信障害の回線トレースに「出力する」を設定している場合でも、ログフィルターの対象アドレスに発信元のアドレスを設定することによって、回線トレースの出力が抑止されます。
[FTP]
- FTPクライアントにディレクトリ移動を行わない機能を追加
FTPクライアントにおいて、ディレクトリ移動を行わない機能を追加しました。
本機能によりディレクトリ移動(CWDコマンド)を受け付けないFTPサーバーへのファイル転送が可能となります。
プロパティ「comm.ftp.client.execute.changedirectory」で変更が可能です。
- ASCIIモードによるファイル受信時挙動に関するACMS B2B/ACMS E2Xとの互換性改善
FTPにおいてASCIIモードを利用したファイル受信をした場合に、受信データ保存時の改行コードを指定することが可能になりました。
以下プロパティで改行コードの変更が可能です。
- プロパティキー
- FTPクライアント:comm.ftp.client.asciimode.linefeedcode
- NLSTへの応答内容に関するACMS B2B/E2Xとの互換性改善
FTPサーバーで受信したNLSTコマンドのパラメーター(パス)について、パスの最終要素に「*」が含まれている場合、ディレクトリとファイルを応答に含めていますが、ファイルのみを応答に含める機能を追加しました。
プロパティ「comm.ftp.server.nlst.asterisk.dispformat」で変更が可能です。
- FTPサーバーのディレクトリ移動に関するACMS B2B/E2Xとの互換性改善
FTPサーバーにおいて、ルートディレクトリより上位階層へ移動コマンドを受信した場合に正常応答を送信する機能を追加しました。
プロパティ「comm.ftp.server.root.cwdup」で変更が可能です。
[任意手順]
- 着信の即時障害タスクを再処理できるよう改善
着信処理で発生した即時障害タスクを再処理可能になりました。
再処理には任意手順のタスク操作コマンド(CommOptionalTaskUpdate)を利用してください。
- 障害再送時の追加連結に関する改善
着信の連結送信にて通信異常が発生した場合に、その後に作成された通信タスクを再送時に追加連結して送信できるようになりました。
プロパティ「comm.optional.resend.addjoinfiles」で変更が可能です。
[RACCOONアプリケーション]
- データハンドリング機能のRACCOONバージョンを更新
データハンドリング機能RACCOONの変換エンジンとしてACMS Apexに同梱しているRACCOONを以下のバージョンに更新しました。
RACCOON V2.2.0の変更点については、ACMS Apexに同梱されている「RACCOONリリースノート」をご覧ください。
※ 本バージョン以前にRACCOONのライセンスを登録済みの場合、RACCOONのライセンスを再登録いただく必要があります。
[Any変換アプリケーション]
- Any変換アプリケーションのAnyTranバージョンを更新
Any変換アプリケーションの変換エンジンとしてACMS Apexに同梱しているAnyTranを以下のバージョンに更新しました。
AnyTran V6.6.0の変更点については、ACMS Apexに同梱されている「AnyTranリリースノート」をご覧ください。
[Web APIクライアント]
- リダイレクト可能なステータスコードとメソッドの拡張
HTTPサーバーからリダイレクトのレスポンスを受けた際に、ステータスコードやメソッドによらずリダイレクトを処理できるようになりました。
[クリーンアップ]
- クリーンアップ処理のパフォーマンスを改善
大量のエントリが行われたマージタスクのクリーンアップに時間を要していましたが、タスク検索処理を効率化することでパフォーマンスを改善しました。
[ログ出力, ログメール通知]
- ログIDの出力条件に否定条件を追加
出力条件のログIDに否定条件を指定できるようになりました。
[Web運用画面]
- バリデーション結果の表示を改善
各種画面で、バリデーション結果の表示内容を改善しました。
[対象画面]
[Web運用画面/コマンド]
- 通信ポート/アプリケーションポートの使用状況に関する改善
通信ポート/アプリケーションポートの使用状況をWeb運用画面/コマンドから照会できるようになりました。
[コマンド]
- 照会コマンド(inquire)に注釈の追加
以下のinquireターゲットの出力結果に注釈を含めるようにしました。
- 通信ポート
- BSC制御装置コントローラー
- 着信リスナー
- JACS
- アプリケーションポート
- 処理対象のデータを一度だけ処理するように改善
一部のコマンドの実行中に処理対象のデータが更新された場合に、再度処理対象としないように厳密にチェックするように改善しました。
[対象のコマンド]
[対象の条件]
- ターゲット種別:TASK
- 検索日時タイプ(-searchdatetimetype)に更新日時(UPDATE_DATE_TIME)を指定
- ターゲット種別:TOPFLOW
- 検索日時タイプ(-searchdatetimetype)に実行時間帯(EXEC_DATE_TIME)を指定
- ターゲット種別:PLAN
- 検索日時タイプ(-plandatetimetype)に予定日時(PLAN_DATETIME)を指定
[ZEDI連携機能]
- ZEDI連携オプションのRACCOON for ZEDI変更
ZEDI連携機能として以下のRACCOON for ZEDIが使用可能になりました。
これに伴い、ZEDI連携オプションに同梱するRACCOON for ZEDIを上記のバージョンに変更しました。
なお、本バージョンのZEDI連携機能では、V1.8.0以降のRACCOON for ZEDIをご利用いただけます。