Release Notesリリースノート
ACMS Apex V1.4 リリースノート情報 2020/01/10
トピックス
- 同梱する国民の祝日ファイルを2020年版に変更
2020年の国民の祝日の変更に併せて、同梱する国民の祝日ファイルを変更しました。
置き換え方法につきましては、Webサイトに記載の案内「天皇の即位・東京五輪開催・天皇誕生日に関わる休日変更のお願い」(2019年02月28日)を参照してください。
https://www.dal.co.jp/information/info_20190228_2.html
- データストア - データストア二重化の機能追加
データストアに二つの格納先を設定できるようになりました。
これにより耐障害性があるデータストアとして利用ができるようになります。
- Web APIサーバー - Web APIサーバー機能の追加
HTTPクライアントからのリクエストをリアルタイムに処理し、その結果をレスポンスする機能を、ACMS Apexの通信機能としてサポートしました。
- Web APIクライアント - Web APIクライアント機能の追加
SAP社のOData API(Webサービス)に対してHTTPを用いてリクエストを行う機能を、ACMS Apexのアプリケーション機能としてサポートしました。
新機能
- データストア - データストア二重化の機能追加
データストアに二つの格納先を設定できるようになりました。
これにより耐障害性があるデータストアとして利用ができるようになります。
- Web APIサーバー - Web APIサーバー機能の追加
HTTPクライアントからのリクエストをリアルタイムに処理し、その結果をレスポンスする機能を、ACMS Apexの通信機能としてサポートしました。
- Web APIクライアント - Web APIクライアント機能の追加
SAP社のOData API(Webサービス)に対してHTTPを用いてリクエストを行う機能を、ACMS Apexのアプリケーション機能としてサポートしました。
- JX手順サーバーに連結送信機能を追加
JX手順サーバーにおいて、同種ファイルの通信タスクを一つのファイルにまとめて送信する機能を追加しました。
- deTradeII for Apex - 新たなWeb Application Serverをサポート
deTradeクライアントで利用するWeb Application Serverとして以下が使用可能になりました。
- IBM WebSphere Application Server 7.0
- IBM WebSphere Application Server 8.5
- IBM WebSphere Application Server 9.0
- 新たなクラウドサービスをサポート
以下のクラウドサービスが使用可能になりました。
- 新たなデータベースをサポート
以下のデータベースが使用可能になりました。
- Oracle Database 19c
- Microsoft SQL Server 2014 SP3
- Amazon RDS for SQL Server
- Oracle Database Cloud Service
- 新たなJDBCドライバをサポート
以下のJDBCドライバが使用可能になりました。
- Microsoft JDBC Driver 7.2
- Microsoft JDBC Driver 7.4
- 新たなJDKをサポート
以下のJDKが使用可能になりました。
- Oracle Java SE 11
- AdoptOpenJDK 8 HotSpot(64ビット版のみサポート)
※ Linux、Windows環境
- 異なるアベイラビリティーゾーンを利用した分散構成をサポート
アマゾンウェブサービス(AWS)で異なるアベイラビリティーゾーン(AZ)を利用した分散構成をサポートしました。
機能改善
[構成管理]
- オルタネートノードのバージョン変更のタイミングを改善
ロープ定義の無いオルタネートノードのバージョン変更はファイル配布のマスター同期実行まで行われていなかったが、マスターのバージョン変更と同じタイミングでオルタネートノードのバージョン変更をするようにしました。
- オンラインマイグレーション時のメインプロセスのバージョン変更処理を改善
オンラインマイグレーション時のメインプロセスのバージョン変更処理を改善しました。
[バージョンアップの条件]
以下のいずれかの条件でターゲットバージョンにバージョンアップします。
- ロープを起動するバージョンがターゲットバージョンと同じ
- ロープが未起動およびリモートオブジェクトが存在しない
[バージョンダウンの条件]
以下の条件でターゲットバージョンにバージョンダウンします。
- ロープが未起動およびリモートオブジェクトが存在しない
[オーダーマネージャー]
- オーダーマネジャーの起動処理を改善
オーダーマネジャーの起動中に登録されたタスクの処理開始時間を早くするために、着信タスクの読込みを後から行うように変更しました。
[通信共通]
- 二重交換時の後続処理に関するACMS B2B/ACMS E2Xとの互換性改善
着信送信の二重交換時においても終了処理の起動が可能となりました。
対象プロトコルは以下の通りです。
- 全銀手順
- JCA手順
- FTPサーバー
- SFTPサーバー
- 障害再送時の追加連結に関するACMS B2B/ACMS E2Xとの互換性改善
着信送信の連結送信にて通信異常が発生した場合に、再送時に通信異常発生後にロードされたファイルを追加連結して送信することが可能になりました。
対象プロトコルは以下の通りです。
- 全銀手順
- JCA手順
- FTPサーバー
- SFTPサーバー
[全銀/JCA手順]
- 着信障害の回線トレースに関する改善
着信障害の回線トレースを出力する設定で通信ユーザーが特定できなかった場合においても回線トレースを出力するよう変更しました。
- グループファイル送信の送信ファイル無しで作成するタスク構成の改善
着信送信の連結送信にて、送信ファイル無しで空データを送信する場合に代表-子構成でタスクを作成するようになりました。通信終了処理の起動単位が送信ファイルありの場合と同一になります。
[JX手順]
- JX手順サーバーにChunk転送エンコーディングによるレスポンス送信機能を追加
JX手順サーバーでGetDocumentResponse送信時にChunk転送エンコーディングを利用できるようになりました。
プロパティ「comm.jx.server.send.chunked」で変更が可能です。
- JX手順サーバーの受信確定通知監視に関する改善
JX手順サーバーでデータ送信時に、受信確定通知(ConfirmDocument)の未受信を検知した場合に、リトライしない設定が可能になりました。
- JX手順サーバーが応答するSOAPメッセージに関する改善
JX手順サーバーが送信するSOAPメッセージにおいて、SOAPActionヘッダーを送信するようにしました。
[ebXML MS 3.0 (JEITA)サーバー]
- ebXML MS 3.0 (JEITA) サーバーの受信確定通知監視に関する改善
ebXML MS 3.0 (JEITA) サーバーでデータ送信時に受信確定通知(ReliabilityAck)の未受信検知後にリトライしない設定が可能になりました。
[RosettaNet1.1/RosettaNet 2.0]
- 2アクションアクディビティ利用時のSAP ERP連携に関する機能改善
2アクションアクティビティ利用時、応答アクションメッセージの受信結果をSAP ERPに返送可能となりました。
[FTP]
- FTPクライアント - Windows標準FTPサーバーとの接続をサポート
接続先として、Windows標準FTPサーバーとの通信が可能になりました。
- シンボリックリンクに対するファイル転送をサポート
FTPクライアントでシンボリックリンクに対するファイル転送が可能となりました。
- FTPサーバーが送信するLISTコマンドのレスポンス変更機能追加
FTPサーバーで送信するLISTコマンドに対する応答にタスクステータスを示す文字列を表示する機能を追加しました。
プロパティ「comm.ftp.server.disp.filestatus」で変更が可能です。
- FTPサーバーで新規コマンドをサポート
FTPサーバーでサポートするコマンドとして以下に対応しました。
- MDTMコマンド
- SIZEコマンド
- ABORコマンド
- RESTコマンド
[SFTP]
- ログイン認証失敗時のリトライ挙動に関する改善
SFTPクライアントでSFTPサーバーログイン認証が失敗した際、自動でリトライを行えるようになりました。
プロパティ「comm.sftp.client.login.retry」で変更が可能です。
- 完了したファイルの公開設定に関する改善
SFTPサーバーにおいてファイル転送済みのファイルを通信相手に公開するかをファイル成立タイミングに依存せず設定可能となりました。
- ルートディレクトリ利用時のリストコマンドに関する挙動改善
SFTPクライアントにおいて、転送ディレクトリにルートディレクトリ「/」を利用している場合、リストコマンドにパスを付与していませんでしたが、「/」を付与してリストチェックを行うようにしました。
- リストチェック挙動の改善
SFTPクライアントのリストチェックを有効とした場合に、ファイル属性が付与されていないファイルも処理対象として扱うように改善しました。
[FTP/SFTP]
- 二重受信チェック機能の追加
FTPサーバー/SFTPサーバーの受信において、受信済みファイルと同一名のファイル転送を拒否する二重受信チェック機能を利用できるようになりました。
- MGETリトライ時に関するACMS B2B/ACMS E2Xとの互換性改善
FTPクライアント/SFTPクライアントによるMGETにおいて、ファイル転送中に障害が起こった場合、リトライ時に再度リストコマンドの再発行を行わず、初回のリストコマンド応答に含まれたファイルのみを受信する機能を追加しました。
プロパティ「comm.sftp.client.mget.not.rereceive.list」で再発行有無の変更が可能です。
- 受信ファイル無しに関するACMS B2B/ACMS E2Xとの互換性改善
FTPクライアント/SFTPクライアント論理ファイルの受信ファイル無し項目についてACMS B2B/ACMS E2Xとの互換性を考慮し、リスト取得後のファイル転送でファイル無し応答を検知した場合に、設定内容に従って正常終了/リトライするようになりました。
[アプリケーション]
- Any変換ログファイル、エラーメッセージ出力ファイルへの出力オプションを追加
AnyTranを利用したアプリケーションが出力するAny変換ログファイル、エラーメッセージ出力ファイルの出力方法を選択するオプション項目を追加しました。
追加したオプションは以下の通りです。
追加対象アプリケーションは以下の通りです。
- Any変換
- DB抽出
- DB格納
- IDocAny変換
[フロー]
- 処理中のアプリケーションタスクを自動復旧する際の復旧方法を指定できるよう改善
Apexのダウン等により処理中のままとなったアプリケーションタスクを自動復旧する際の復旧方法を指定できるように改善しました。
以下の復旧方法を選択できるようになります。
- フローチェインのターゲット名を指定する方法の改善
フローチェインジョブのターゲット名にパラメーターマクロを指定できるように改善しました。
ターゲットをパラメーターマクロで指定した場合は、チェイン入力パラメーターの妥当性確認は実行時にのみ実施されます。
- 各種チェインジョブにタスク生成時のオプションを追加
単独通信チェイン、フローチェイン、グローバルマージチェインにターゲットタスクを生成する際のオプション項目を追加しました。
追加したオプションは以下の通りです。
- 単独通信チェイン
- フローチェイン
- グローバルマージチェイン
[ログ出力]
- ログ出力形式に1行出力機能を追加
ログファイル出力、syslog出力、NTイベント出力に1行出力を選択できるようにしました。
[Web運用画面]
- 通信タスクを検索する画面を追加
通信タスクの状況照会に特化した検索画面を追加しました。
- Web運用画面の配色を変更できる機能の追加
ログイン画面を含む、Web運用画面上の配色を変更できる機能を追加しました。
JAWSごとに配色を変更できます。
[移行ツール]
- 移行データファイル作成時のコネクション消費改善
移行元 ACMS B2B/ACMS E2X の一時DBへのコネクションを効率利用するように改善移行データファイル作成時に利用する移行元ACMS B2B/ACMS E2Xの一時DBへのDBコネクションの使用量を削減しました。
[ANY変換]
- 日付項目において新たな元号をサポート
西暦/和暦の変換において、元号「令和」をサポートしました。
2019年5月1日と令和元年5月1日を同日として扱います。
本改善に伴い、プロパティファイルに「AnyTran_GENGO」の設定が存在しない場合、2桁の和暦を「令和」として扱うように変更しました。
「平成」として扱いたい場合には、「AnyTran_GENGO=H」をプロパティファイルに設定してください。
[DB格納/DB抽出]
- 新たなデータベースをサポート
以下のデータベースへの接続が可能になりました。
- Microsoft SQL Server 2014 SP3
- Microsoft SQL Server 2016 SP2
- Oracle Database 19c
- Oracle Database 18c
- IBM Db2 11.1
- PostgreSQL 12
- PostgreSQL 11