Release Notesリリースノート

ACMS Apex V1.2 リリースノート情報 2017/12/28

トピックス

  1. ebXML - ebXML 3.0(JEITA)機能の追加
    ebXML MS 3.0(JEITA)メッセージ交換を使用してファイル転送を行う機能をACMS Apexの通信機能としてサポートしました。
  2. WebAgent - WebAgent機能の追加
    ACMS WebAgentのWeb-EDI自動化プロトコルでデータ交換を行う機能をACMS Apexの通信機能としてサポートしました。
  3. BACREXクライアント - BACREXクライアント機能の追加
    BACREX クライアント手順でファイル転送を行うクライアント機能をACMS Apexの通信機能としてサポートしました。

新機能

  1. ebXML - ebXML 3.0(JEITA)機能の追加
    ebXML MS 3.0(JEITA)メッセージ交換を使用してファイル転送を行う機能をACMS Apexの通信機能としてサポートしました。
    これによりebXML MS 3.0(JEITA)サーバーとebXML MS 3.0(JEITA)クライアント、ebXML MS 3.0(JEITA)サーバーとebMS3.0対応JEITA共通クライアントVer2.2との相互運用が可能になりました。
  2. WebAgent - WebAgent機能の追加
    ACMS WebAgentのWeb-EDI自動化プロトコルでデータ交換を行う機能をACMS Apexの通信機能としてサポートしました。
    これによりWebAgentを利用したWeb-EDIの自動化が可能になりました。
  3. BACREXクライアント - BACREXクライアント機能の追加
    BACREX クライアント手順でファイル転送を行うクライアント機能をACMS Apexの通信機能としてサポートしました。
    これによりBACREXサーバー機能を持つ取引先とのデータ交換が可能になりました。
    BACREXサーバーのバージョンは以下のバージョンをサポートします。
    • BACREX Ver.5.1.1
    • BACREX-R Ver.5.1.1
  4. 通信ログ出力 - 通信ログを外部ファイルへ出力する機能の追加
    通信ログを外部ファイルへリアルタイム出力する機能を追加しました。
    ログ出力機能と同等の定義を行うことで、通信ログを外部ファイルへリアルタイムに出力できるようになりました。
  5. アプリケーション - MIMEデコード機能の追加
    MIMEデータのデコード機能をアプリケーションとして新たに実装しました。
    ebXML MS 3.0(JEITA) クライアントで受信したMIMEデータをデコードする際に利用するアプリケーションです。
    デコード可能なMIMEデータはメディアタイプがmultipartの以下の2種類となります。
    • MIME multipart
      (Content-Typeヘッダーあり)
    • Apex通信手順部が受信データから取り出したMIME multipart
      (Content-Typeヘッダーなし)
  6. コマンド - Import/Export/Update/Deleteコマンドの対象を追加
    Import/Export/Update/Deleteコマンドに以下の対象を追加しました。
    [対象情報]
    • 発信ポイント
    • BSC制御装置コントローラー
    • パートナー
    • IDoc連携
    • ファイル監視
    • テナント
    • ノード
    • データストア
    • ファイル配布
    • ログ出力
    • 通信ログ出力
    • ログメール通知
    • メールフォーマット
    • 任意JAWS
    • JACS
    • DTM
    • キーペア(Import,Deleteのみ)
    • 末端の証明書(Import,Deleteのみ)
  7. コマンド - Inquire/Statuschangeコマンドの対象を追加
    Inquire/Statuschangeコマンドに以下の対象を追加しました。
    [対象情報]
    • deTradeIIアカウント
    • BSC制御装置コントローラー
    • グローバルマージポイント
    • ファイル監視
    • ログ出力
    • 通信ログ出力
    • ログメール通知
    • 任意JAWS
  8. 新たなデータベースをサポート
    管理DBとして以下のデータベースが使用可能になりました。
    • PostgreSQL 9.5、9.6
  9. Web運用画面で新たなブラウザをサポート
    Web運用画面のブラウザとして以下のブラウザが使用可能になりました。
    • Google Chrome

機能改善

[構成管理]

  1. スローダウン時のノード障害判定機能の追加
    高負荷状態により長期にスローダウン傾向がみられ、処理要求に対する応答がないApex稼働ノードをノード障害と判定する機能を追加しました。
    プロパティにスローダウン検知の上限回数を指定することで有効となります。
    システムプロパティ「dispatcher.session.slowdownLimitCount」で変更が可能です。
  2. 複数未送信CheckPoint存在時のCheckPoint送信効率化
    複数の未送信CheckPointを纏めて送信することで、CheckPoint送信に伴う処理を効率化しました。
  3. 構成管理機構のスレッド利用数削減
    起動・停止時に利用するスレッド数の上限を設けることで、ポートやJAWS、JACSなどのロープが大量に定義されている環境で起動・停止を行う際の利用スレッド数を削減しました。
  4. Apexバージョン設定日時を管理するように改善
    Apexバージョン指定時に最終更新日時を記録するようにしました。

[プロセス起動]

  1. Apexプロセスの起動速度改善
    Apexプロセスの起動速度を改善しました。
    本改善に伴い、locallogに出力されていた「SCNF001 プロセスを起動します」ログは出力されなくなります。

[オーダーマネージャー]

  1. オーダーマネージャーのパフォーマンスを改善
    以下の対処により、タスクのオーダリングの処理性能を改善しました。
    • 必要なリソース情報の事前取得

[全般]

  1. 設定時の定義不正チェック強化
    実行時にエラーとなる設定に対するバリデーション強化を行いました。
    [全銀手順]
    • 交換通番変更に関するバリデーションを強化
    • 着信リスナーでTLSを利用する場合にキーペアの設定を必須化
    [HTTP共通]
    • 着信リスナーでHTTPSを利用する場合にキーペアの設定を必須化
    • 接続先情報(URL)/代替接続先情報(URL)のフォーマットチェックを強化
    [ログの出力条件]
    • ログタイプ・ログレベルの指定で実際に発生しない文字列の指定不可
      以下の文字列を指定可能です。
      • ログレベル: FINE, INFO, WARNING, CRITICAL
      • ログタイプ: SYSTEM, TASK, AUDIT
    [メールフォーマット定義]
    • 本文や件名に"%"のみを指定すると入力不正として警告
      "%"は「%マクロ名%」のように2つペアで指定する必要があります。
  2. IPアドレスのフォーマットチェック強化
    以下の項目について、IPv6アドレス形式で入力された場合のフォーマットチェックを強化しました。
    • 発信ポイント
      • bindするIPアドレス
    • 着信リスナー
      • bindするIPアドレス
      • ログフィルターの対象アドレス
    • BSC制御装置コントローラー
      • bindするIPアドレス
    • JAWS
      • bindするIPアドレス

[通信共通]

  1. 画面項目名の改善
    以下の項目について項目名を見直しました。
    • HTTP系共通
      文言の統一を目的として以下項目名を変更しました。
      • HTTPサーバーのBasic認証 - ユーザ
         → HTTPサーバーのBasic認証 - ユーザー
      • HTTPクライアントのBasic認証 - ユーザ
         → HTTPクライアントのBasic認証 - ユーザー
    • FTPクライアント、SFTPクライアント
      項目名から内容を判断しやすくするため、以下項目名を変更しました。
      • ファイル転送前チェックコマンド → ファイル転送前チェックコマンド要否
      • ファイル転送後チェックコマンド → ファイル転送後チェックコマンド要否

[全銀手順]

  1. 着信時に通信相手のプロトコル種別に従う機能追加
    着信時に通信相手から指定されたプロトコル種別に従って処理を行う機能を追加しました。

[HTTP共通]

  1. 着信リスナーのポートスキャンに関するログ出力改善
    HTTPSを使用する着信リスナーにて「ログフィルターの対象アドレス」に設定したIPアドレスからHTTPによる着信があった場合にもログ出力を抑止するよう改善しました。
  2. 着信リスナーで通信エラー発生時のリソース消費改善
    着信リスナーで通信エラーが発生した場合のメモリ使用量を削減しました。

[JX手順]

  1. JX手順クライアントの代表タスク出力パラメーターの改善
    JX手順クライアントの受信において、代表タスクの出力パラメーターから以下の情報を取得できるように改善しました。
    • 接続終了日時(comm_end_datetime)
    • (ファイル無し時の)ファイル転送開始日時(comm_transfer_start_datetime)
    • (ファイル無し時の)ファイル転送終了日時(comm_transfer_end_datetime)
  2. JXクライアントの障害時ログ改善
    通信障害時のログへ原因究明に有用な情報を出力するように改善しました。
    以下の情報が追加で出力されます。
    • ログ:CJXC112を追加
      • JXクライアントで通信相手との接続時にセキュリティ関連でエラーとなった場合に出力されます。
    • 以下のログパラメータ-にHTTPレスポンスを追加
      • CJXC204
      • CJXC304
      • CJXC403

[FTP/SFTP]

  1. ログインユーザー名に指定可能な文字の追加
    ログインユーザー名に指定可能な文字として半角記号を追加しました。
  2. FTPサーバー/SFTPサーバーディレクトリ設定のバリデーション強化
    受信ファイル名が移動ディレクトリに含まれている論理ファイル情報を登録できないようにチェックを強化しました。

[FTP]

  1. ログインパスワードの未指定を許容する機能追加
    FTPサーバー/FTPクライアントにおいてログインパスワード未指定を許容するようにしました。
  2. PASVモードでクライアントに通知するIPアドレスの変更機能追加
    FTPサーバーでPASVモードを利用した場合に、FTPクライアントへ通知するIPアドレスを変更する機能を追加しました。
  3. アクティブモードでのデータポート接続シーケンス追加
    アクティブモードにおけるデータポート接続シーケンスとしてACMS E2X/B2Bに準拠したシーケンスを追加しました。
    シーケンスは、プロパティ「comm.ftp.server.port.command.connect.timing」で変更が可能です。
    • apex:apexの接続シーケンスとする
    • b2b:ACMS E2X/B2B準拠の接続シーケンスとする(※デフォルト)
  4. ファイル転送前/後チェックコマンドを複数回実行する機能追加
    FTPクライアントのファイル転送前チェックコマンド/ファイル転送後チェックコマンドに複数コマンドを指定できるようにしました。

[任意手順]

  1. 着信時の任意の値を後続処理へ連携する機能の追加
    発信時と同様に、着信時にも処理結果ファイルの出力パラメーターを利用して、外部処理から任意の値を連携できるようになりました。
  2. 外部処理パラメーターへ指定可能な予約語の追加
    外部処理パラメーターへ指定可能な予約語を追加しました。
    以下の情報を外部処理へ連携できるようになります。
    • テナント名
  3. 任意連結送信機能の追加
    任意連結送信機能を追加しました
  4. 通信ログのプロトコルエラーコード利用機能の追加
    処理結果ファイルの通信ログのプロトコルエラーコードを利用して、外部処理から任意のコードを連携できるようになりました。
  5. 外部処理パラメーターへ指定可能な予約語(再実行区分)の拡張
    外部処理パラメーターへ予約語を指定することで、外部処理へ再実行区分を連携できますが、その値で再実行と強制再実行を判別できるようになりました。
  6. 任意手順用のLoadコマンドに取消再登録機能を追加
    任意手順用のLoadコマンドに取消再登録機能を追加しました。

[deTradeII for Apex]

  1. deTradeIIクライアントの画面表示にかかる応答時間を短縮する改善
    deTradeIIクライアントの各画面表示にかかる応答時間を短縮しました。
    対象画面は以下の通りです。
    • お知らせ画面
    • 送受信状況照会画面
    • 未受信ファイル一覧画面
    • 未受信トランザクション一覧画面
    • 再受信トランザクション一覧画面
    • 送信ファイル一覧画面
    • 送信トランザクション一覧画面
  2. 再受信トランザクション一覧画面の検索項目追加
    再受信トランザクション一覧をファイルIDで検索できるようになりました。
  3. アップロードに要する処理時間の改善
    DTMがマスターノード以外で稼働している場合のアップロード処理パフォーマンスを改善しました。
  4. 連結送信数の最大値に関する有効値チェック追加
    連結送信数の最大値である「task.joinfiles」の有効値チェックを追加しました。
    無効な値を設定した場合にはデフォルト値が適用されます。
  5. アップロード失敗時に出力するログの改善
    アップロード失敗時に出力されるログを警告レベルのログに変更しました。
    変更前はCDTR001が出力されていましたが、CDTR100が出力されるようになります。
  6. ログ文言の改善
    ログメッセージ文言、ログアクション文言を変更し、事象を特定しやすくなるように改善しました。
    • CDTC013
    • CDTC025
    • CDTR152
    • CDTR602
    • CDTR603
  7. deTradeII運用画面の再表示に関する動作改善
    deTradeII運用画面の各一覧画面において、再表示押下時に前回画面表示の検索条件を維持して検索結果を表示するように改善しました。
    また、再表示押下時は検索結果の先頭ページに遷移するように改善しました。
  8. deTradeII運用画面における画面遷移待機中のアニメーション表示追加
    deTradeII運用画面で画面応答待ちをであることを通知するため、ページ遷移時に応答待ちアニメーションを表示するように改善しました。
  9. deTradeIIクライアントお知らせ画面表示情報を削減する機能追加
    deTradeIIクライアントお知らせ画面表示時にファイル新着一覧を取得しない機能を追加しました。
    取得有無は、プロパティ「comm.detrade.mainpage.not.get.fileinfo」で変更が可能です。
    • true:ファイル新着一覧を取得しない
    • false:ファイル新着一覧を取得する(※デフォルト)
  10. deTradeIIクライアント送信ファイル一覧画面表示情報の取得情報削減
    deTradeIIクライアント送信ファイル一覧画面表示時の応答時間削減を目的として送信済みトランザクションの合算データサイズを取得する機能を廃止しました。
  11. deTradeII運用画面ログイン時のセッションID発行処理の改善
    よりセキュリティを強固にするため、deTradeII運用画面に対してログイン操作を行った時のセッションID発行処理を改善しました。

[アプリケーション]

  1. タスクの強制停止が可能なアプリケーションを追加
    以下のアプリケーションでタスクの強制停止を行えるようになりました。
    • CIIデータ分割
    • EDIFACT分割
    • パラメーター変換

[外部アプリ実行アプリケーション]

  1. パスが通っているコマンドを外部アプリで実行できるように改善
    外部アプリ実行の実行モジュールパスへ直接コマンドを指定することで、パスが通っているコマンドを実行できるように改善しました。

[Any変換アプリケーション]

  1. AnyTranの稼働記録文字コードを追加
    Any変換、DB抽出、DB格納、IDocAny変換において、AnyTranの稼働記録文字コードへ以下の文字コードを指定できるようになりました。
    • JBIS
    • LETSJ

[解凍アプリケーション]

  1. ZIPファイルが不正な場合の挙動改善
    以下のファイルを入力された場合に「エラー時正常終了」の設定に関わらず即時障害となるよう変更しました。
    • パスワード付ZIPファイル
    • 圧縮メソッドが「STORED」、「DEFLATED」のいずれでもないZIPファイル

[スケジューラー]

  1. スケジューラーのパフォーマンスを改善
    以下の対処により、予定展開および実行のパフォーマンスを改善しました。
    • 予定ごとに並列処理が行われるように変更
    • 予定情報の検索が効率的に行われるように変更
    • 予定処理の効率化のためログ出力タイミングを変更
  2. 制御スケジュールが予定情報の件数に依存せずに実行されるよう改善
    同時刻に大量の予定処理が必要な場合に、予定状態の更新が制御開始/終了時間より遅くなることがあるため、制御スケジュールの実行可否を予定状態ではなくスケジュール情報の状態と予定時間で判断するように改善しました。
  3. ウィンドウタイプのスケジュール情報の予定終了時刻の設定範囲の拡張
    ウィンドウタイプのスケジュール情報に指定できる予定時刻の範囲を拡張しました。
    本拡張により運用日切り替え時刻から24時間後までの時刻(たとえば0:00~24:00)を指定できるようになります。

[ファイル監視]

  1. ファイル監視が取り込んだ物理ファイル名称の連携
    ファイル監視が取り込んだ物理ファイルの名称をターゲット処理へ連携できるようになりました。
    • 通信
      ファイル監視情報の設定で「物理ファイル名を使う」の指定をすることで、伝送ファイル名として連携されます。
    • フロー、グローバルマージポイント
      ターゲット定義の入力パラメーターに「filemonitor_target_filename」を指定することで、ターゲット処理側で物理ファイルの名称を利用できます。

[メール送信]

  1. メール送信の状態にSMTP障害を表示するように改善
    メール送信ロープがSMTP障害を認識しリトライ中である場合に、従来は構成管理画面やロープ詳細画面の状態が「稼働中」と表示されていましたが、「SMTP障害」と表示するように改善しました。

[デバッグログ]

  1. デバッグログのGZIP圧縮出力
    デバッグログをGZIP圧縮して出力できるように改善しました。
    ディスク容量およびディスク負荷を軽減できますが、CPUを消費します。

[Web運用画面]

  1. 別のリソースへの参照をリンクとして表示するように改善
    各種画面で別のリソースを参照している項目をリンク表示するように改善しました。
  2. 構成情報のプロダクトページにApexのターゲットバージョン変更アクションを追加
    構成情報のプロダクトページから、Apexのターゲットバージョンを変更できるようにしました。settargetversionコマンドと同等の処理をWeb運用画面から行えます。
  3. キーペア情報を登録する際のパスワード指定方法の改善
    キーペア情報を登録する際のダイアログで同じパスワードを2回入力する必要がありましたが、1回の入力で登録できるように改善しました。
  4. 一覧画面の一括アクションチェックボックスを一括選択できるように改善
    一覧画面で一括アクションを実施するときに、対象のリソースを一つ一つ選択せずとも一括選択ができるように改善しました。
  5. Web運用画面の一部項目にオンラインヘルプを追加
    Web運用画面の一部の項目にオンラインヘルプへのリンクを追加しました。
    ブラウザ上で項目の説明を確認できるようになります。
    [対象画面]
    • 通信系のマスター情報
    • DTM情報
    • PKI系のマスター情報

[トップフロー一覧]

  1. トップフロー一覧の表示性能改善
    トップフロー照会の検索パフォーマンスを改善しました。

[タスクビューワー]

  1. 大量のマージ・分割を含むフローの表示性能改善
    大量の分割、マージ処理を行ったフロー、トップフローの表示性能を改善しました。

[コマンド]

  1. コマンド実行時のログ出力数を削減する-decreaseオプション追加
    コマンド実行時のログ出力数を削減する-decreaseオプションを追加しました。
    本オプションを指定すると、ログレベルがINFOのコマンド操作ログ(OOPExxx)が出力されなくなります。
    [対象コマンド]
    • Load
    • ApexInfo
    • Inquire
  2. Updateコマンドにデータレコードの内容通りの更新を行う-replaceオプションを追加
    Updateコマンドに-replaceオプションを追加しました。
    従来はデータファイルの内容で差分更新を実施していましたが、本オプションを指定することでデータレコード通りの更新が行えるようになります。
  3. Deleteコマンド時に利用するデータレコードの制約緩和
    Deleteコマンド時に利用するデータレコードの制約を緩和しました。
    従来はデータファイルに一意キー以外の情報が指定されている場合にはフォーマットエラーとして扱っていましたが、一意キー以外の情報(key=value)が指定されていた場合も削除するようにしました。
  4. 予期せぬ例外でコマンド実行が失敗した場合にApexログを出力
    コマンド実行時に予期せぬ例外が発生した場合、Apexログへコマンド実行失敗のログを出力するようにしました。
    [対象コマンド]
    • 全コマンド
    [ログが出力される失敗事象]
    • バージョン不整合によるコマンド失敗
    • 予期せぬDB障害によるコマンド失敗
    • その他の予期せぬ例外(ランタイム例外)によるコマンド失敗
  5. RopeのInquireコマンドの-ropeidオプション指定時に照会できる範囲を拡大
    コマンド実行権限を有するオペレーターがInquireコマンドの-ropeidオプションを指定したロープ照会を行う際に、自テナント配下に定義されている業務グループに属さないロープを照会できるようにしました。
  6. Inquireコマンドの開始ログのパラメーターに抽出条件を追加
    Inquireコマンドを実行した際に出力される開始ログのログパラメーターにコマンド実行時に指定した抽出条件を出力するように改善しました。
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