Release Notesリリースノート
ACMS Apex V1.1_p10 リリースノート情報 2017/06/30
トピックス
- 通信機能(deTradeII)で新たなブラウザをサポート
 deTradeIIのブラウザとして以下のブラウザが使用可能になりました。
	- Microsoft Edge
- Google Chrome
- Mozilla Firefox
 
新機能
- 通信機能(deTradeII)で新たなブラウザをサポート
 deTradeIIのブラウザとして以下のブラウザが使用可能になりました。
	- Microsoft Edge
- Google Chrome
- Mozilla Firefox
 
- 通信機能(deTradeII)にアクセス制限機能を追加
 通信機能(deTradeII)のログイン処理でアクセスを許可するクライアントを指定できるようになりました。
 アクセス制限設定は以下を指定できます。
	- 制限しない
- 運用画面のみ許可する
- コマンドのみ許可する
 
機能改善
[パーシステンス]
- 更新クエリのタイムアウトプロパティのデフォルト値変更
 処理が集中した場合の安定性を向上するために、「pse.update_timeout_seconds」(データベースに対する更新クエリのタイムアウト値)のデフォルト値を1秒から10秒に変更しました。
[オーダーマネージャー]
- ポートの利用開始までの時間を短縮
 ロード等による大量の処理待タスク生成と、ポート(通信、アプリケーション)処理とを同時並行で間断なく行われる状況において、ポート利用開始までの時間を短縮する改善を行いました。
[通信機能]
- 連結送信時のリソース消費改善
 連結送信時に使用するメモリ使用量を削減しました。
- 通信ユーザー、論理ファイル参照処理のリソース消費改善
 通信ユーザー、論理ファイルの参照処理におけるメモリ使用量を削減しました。
- 着信リスナーのポートスキャンに関するログ出力改善
 着信リスナーのログフィルターに設定したIPアドレスからの着信後に切断を検知した場合にはFINEレベルのログを出力していましたが、ポートスキャンに伴うログ出力を抑止するために該当ログを出力しないようにしました。
[JX手順]
- JXサーバー手順着信処理のパフォーマンス改善
 JXサーバー手順着信処理の内部I/Fを効率化し、着信リスナーと通信ポートが別ノードで稼働している場合の着信処理パフォーマンスを改善しました。
[deTradeII for Apex]
- deTradeIIのタスクをロードする際のチェック処理を改善
 deTradeIIのタスクをロードする際に指定可能なパラメータ「comm_group_file_id」のチェックを追加しました。
 以下のチェックが行われるようになります。
	- 指定した論理ファイルが存在する
- 指定した論理ファイルのファイルタイプがグループファイルである
 
- ファイル転送ダイアログのデフォルト表示パスを改善
 受信/送信ボタン押下時のファイル転送ダイアログにデフォルト表示するディレクトリが以下のように変わります。
 [改善前]
 ファイルパス設定で指定したファイルパス(Cookie保存)
 [改善後]
 ファイルパス設定で指定したファイルパス(Cookie保存)と論理ファイルのクライアント側ファイル名に指定した相対パス
- deTradeII論理ファイル項目の最大設定可能サイズを改善
 deTradeII論理ファイルの以下項目について設定可能なサイズを拡張しました。
	- 注釈が255byteまで設定できるようになりました
- クライアント側ファイル名が255byteまで設定できるようになりました
 
[フロー]
- ローカルマージを含むフロー実行のパフォーマンスを改善
 ローカルマージの締め判定(分割データ待ち)タイミングを変更することで、大量データの分割処理とローカルマージが共存するフロー実行のパフォーマンスを改善しました。
 本改善により、フロー内に実行可能なタスクが無くなるまで、ローカルマージの締め判定(分割データ待ち)を行わなくなります。
[アプリケーション]
- 分割処理のリソース消費改善
 分割処理のメモリ使用量を削減しました。
 本改善により、以下の分割処理のメモリ使用量が改善されます。
	- データレコード分割
- ヘッダーレコード分割
- CIIデータ分割
- EDIFACT分割
- IDOC分割
 
- 分割処理のパフォーマンスを改善
 出力データが複数記録されているタスクの情報取得処理を効率化し、複数のデータが出力されることが特に多い分割処理のパフォーマンスを改善しました。
- タスクIDを「YYYY-MM-DD HH:MM:SS.FFF.NNN Z」形式で取得するマクロを追加
 タスクIDをファイル名などに利用することを想定し、既存の組み込みマクロでは「YYYYMMDDHHMMSSFFFNNN」形式でタスクIDを出力していましたが、Inquireコマンドなどのパラメーターに利用しづらいため、「YYYY-MM-DD HH:MM:SS.FFF.NNN Z」形式でタスクIDを取得できる組み込みマクロを追加しました。
- アプリケーション情報のファイルパス項目に物理ファイルパス設定を許容
 アプリケーション情報のファイルパス項目を物理ファイルパスでも指定できるようにしました。
 ただし、テナント利用者が物理ファイルパスを指定することはできません。
 物理ファイルパスを指定した場合には、ファイル配布機能の対象から除外され、該当ファイルの配布が行われなくなります。
 以下の項目が物理ファイルパスで指定できるようになりました。
	- 外部アプリ実行
		
	
- Any変換、DB抽出、DB格納、変換定義テンプレート
		
		- 変換定義ファイル
- オプションファイル - パラメーター値
- オプションファイル - デフォルト値
- 外部変換テーブル定義 - 外部変換テーブルファイル
- スキーマファイル定義 - スキーマファイル
 
- コード変換
		
	
- データレコード分割、ヘッダレコード分割
		
		- 分割キー1指定ファイル
- 分割キー2指定ファイル
- 分割キー3指定ファイル
- 分割キー指定ファイル
 
- パラメーター変換
		
	
- R/3データ送信
		
	
- IDoc連携
		
		- 変換定義ファイル
- オプションファイル - パラメーター値
- オプションファイル - デフォルト値
- 外部変換テーブル定義 - 外部変換テーブルファイル
- スキーマファイル定義 - スキーマファイル
 
 
[マージ]
- マージ処理のパフォーマンスを改善
 マージ処理により複数のタスクが同一のトップフロータスクで管理されるようになることから、トップフロータスク状態の判定処理を効率化することで、マージ、およびグローバルマージの締め成立後に稼働するフロー実行のパフォーマンスを改善しました。
- マージのリソース消費改善
 グローバルマージ、ローカルマージ処理で使用するメモリ使用量、および大量のデータをマージした後の処理で同時に使用するファイルディスクリプタ数を削減しました。
[スケジューラー]
- スケジューラーのパフォーマンスを改善
 検索処理の効率化により、予定展開および実行のパフォーマンスを改善しました。
[クリーンアップ]
- クリーンアップ処理のパフォーマンスを改善
 タスク検索処理の効率化、および更新処理の削減により、クリーンアップ処理のパフォーマンスを改善しました。
[Web運用画面]
- 一覧照会の検索パフォーマンスを改善
 タスク照会、予定照会、ログ照会、通信ログ照会、マスター情報照会の検索パフォーマンスを改善しました。
- モニターの更新が高頻度で発生するときのパフォーマンスを改善
 タスクの障害や滞留情報などが高頻度で発生するときに、JAWSおよびブラウザの負荷が一定になるようモニターの更新頻度を調整しました。
- ファイルアップロード時のサイズ制限超過時のメッセージを改善
 Web運用画面から、アップロードサイズ制限値以上のファイルをアップロードしたときに出力されるメッセージおよびログの内容を改善しました。
- ユーザーテナントのオペレーターからはログ詳細パラメーターの dependency を確認できないように改善
 システムテナントのリソースを複数のユーザーテナントに貸与している場合、ログ詳細パラメーターの dependency 項目に複数のテナントIDが出力されます。
 他テナントの情報が確認できるのは好ましくないため、ユーザーテナントのオペレーターからは dependency の項目を確認できないように改善しました。
 なお、システムテナントのオペレーターは当該項目を確認できる必要があるため、引き続き dependency 項目が表示されます。
- Web運用画面の表示制御の改善
 よりわかりやすい画面表示のために、Web運用画面の表示内容を変更しました。
 本対応は、今後も継続して実施します。
 [画面遷移時のスクロール位置]
	- 異なるリソースに遷移したら、画面最上位にスクロールするように変更
- 同一の画面内でのページングによる遷移("<"や">"のリンク)であればスクロール位置は維持
 [検索画面全般]
	- 検索画面を表示した直後に、前回の検索結果を表示しないように変更
- 一括操作時のアクションの並び順序を固定
 [ログ検索画面]
	- 検索条件に複数の値を設定するとき、半角空白以外にも全角空白とタブを区切り文字として認識するように変更(ログ出力詳細画面と動作を統一化)
 [構成画面]
	
[フローエディター]
	- 削除可能な対象(ジョブないしはリンク)がない場合に削除ボタンを無効化
 [フロータスクビューアー]
	- チェイン先に権限がないときには「チェイン先をタスクビューアーで開く」を無効化
 [CPAアップロード]
	- CPAアップロードの登録完了時に、パスバーを日本語で表示
 
- バリデーション結果の表示を改善
 各種画面で、バリデーション結果の表示位置や内容を改善しました。
 [対象画面]
	- 状況系の検索画面
- 構成画面内のACMS Apex
- アプリケーションジョブ
- ローカルマージジョブ
- 全銀通信ユーザー
- ebXML MS2.0論理ファイル
- deTradeII論理ファイル
- ログ出力
 
- ログメール通知情報の状態表示を改善
 ログメール通知情報の検索画面では、メール送信ロープの稼働状態を加味した内容を「状態」として表示していましたが、ログメール通知情報の状態を判断しやすくするため、ログメール通知情報自身の状態も表示するようにしました。
 本改善により、状態は以下のように表示されます。
	- 状態:ログメール通知情報自身の開始/停止を表示
- 稼働状態:メール送信ロープの稼働状態を加味して表示(改善前の表示状態)
 
- 予定詳細画面で各継続予定の「継続タイプ」を判断できるように改善
 予定詳細画面の継続予定情報のテーブルに「継続タイプ」を追加し、各継続予定の継続タイプを判断できるようにしました。
- 通信ログ詳細画面の項目名をより具体的な名称に変更
 項目名から内容を判断しやすくするため、通信ログ詳細画面の項目名を、より具体的な名称に変更しました。
 以下の項目を変更しました。
	- 日時  →  出力日時
- 接続開始日時  →  通信開始日時
- 接続終了日時  →  通信終了日時
- ポートグループ  →  通信ポートグループ
- ポート名  →  通信ポート名
- 送信バイト数  →  送信データサイズ
- 受信バイト数  →  受信データサイズ
- 処理結果  →  プロトコルエラーコード
 
[コマンド]
- Inquireコマンドによるタスク照会時に通信タスクのデータバイト数を出力
 Inquireコマンドでタスクの詳細照会時、通信タスクのデータバイト数を出力するようにしました。
- Statuschangeコマンド実行時の抽出条件をログに出力
 Statuschangeコマンド実行時に指定した抽出条件をログパラメーターとして出力するようにしました。
- コマンド実行がバージョン不整合で失敗した場合の処理結果コードを追加
 下位バージョンで稼働しているACMS Apexに対して、上位バージョンのコマンドを実行するとバージョン不整合が発生することがあるため、コマンド実行がバージョン不整合で失敗した場合の処理結果コードとして「254」を追加しました。
- Inquireコマンドのパフォーマンス改善
 検索処理を効率化し、Inquireコマンド実行時のパフォーマンスを改善しました。