Release Notesリリースノート
AnyTran V5.7.0 リリースノート情報 2008/02/06
トピックス
- メモリ使用量の検出によるエラー停止が可能になりました。
- 文字列の置換を行う関数を標準関数として追加しました。
新機能
- エラー検出 - メモリ使用量の検出によるエラー停止機能
ヒープメモリの使用可能量が5MByte以下になった場合にメモリ不足と判断し、エラーで停止するようになりました。プロパティファイルに設定することでメモリ不足と判断する閾値の値を変更することが可能です。
- EDIFACTフォーマット - UNAセグメントの小数点文字
UNAセグメントにドット以外の小数点文字が設定されている場合も、その文字を小数点として解析可能になりました。
- ANY標準関数 - 文字列の置換関数ReplaceAllの追加
対象の文字列に含まれる、指定された各文字列に対して置換を行う関数を追加しました。
- ANY標準関数 - 実数の剰余計算関数ModRealの追加
引数および計算結果に実数を許容する剰余の計算を行う関数を追加しました。
- 常駐化プログラム - 複数の起動
起動時にプロパティファイルを指定することで複数の常駐化プログラムの起動が可能になりました。ただし、各々の常駐化プログラムは独立した動作となります。
- 常駐化プログラム - ガベージコレクションの実施
伸張したヒープサイズが、プロパティファイルにより指定した値を超えた場合にガベージコレクションを実行することが可能になりました。
この機能により変換が行われていない場合は、確保したメモリを解放することが可能になりました。
- 常駐化プログラム - 変換VMグループの指定
どの変換VMで変換を実行するかをポート番号で指定する必要がありましたが、複数のポート番号をグループとしてまとめ、グループ名称を指定することで変換を行う変換VMを指定することが可能になりました。
機能改善
- ユニークナンバー関数 - 速度向上
ユニークナンバーファイルの解析処理を改善し、ユニークナンバー関数が連続で呼び出される場合の変換速度を向上しました。
- 入力側XMLフォーマット - 速度向上
入力側がXMLフォーマットである場合のデータ切り出し方法を改善しました。
不正なデータが渡された場合にエラー検出までの時間も短縮しました。
- 入力側固定長フォーマット - 速度向上
入力側が固定長フォーマットである場合の定義ファイル解析方法を改善しました。
入力データのサイズが小さく、1レコードに定義されている項目数が多い場合に効果が大きく、連続で変換を行う場合のパフォーマンス向上が期待できます。
- 常駐化プログラム - 変換VMの異常停止時の動作変更
変換VMが異常終了し、さらに再起動にも失敗した場合は、常駐化プログラム自体を強制終了していましたが、起動できない変換VMはそのままにし、常駐化プログラムは起動し続けるように仕様を変更しました。