Release Notes リリースノート
ACMS E2 X V4.1.0 リリースノート情報 2014/05/30
トピックス
欧州自動車標準化団体であるODETTE(Organization for data exchange by Tele Transmission in Europe)が制定したデータ交換のためのプロトコル「OFTP2」の相互運用試験「OFTP2 Software Interoperability Testing」に合格し、OFTP2準拠ソフトとして正式認定されました。
データ圧縮とデータ解凍の機能をJOBステップとして新たにサポートしました。
SFTPクライアントの鍵情報管理を行うsshkeytoolユーティリティにSSHサーバの公開鍵を取得する機能を実装しました。
新たに以下のデータベースをサポートしました。
Oracle 12c
PostgreSQL 9.3
新たにACMS管理画面およびdeTradeIIにて以下のバージョンのブラウザをサポートしました。
Microsoft Internet Explorer バージョン 11
新機能
OFTP2 - OFTP2通信機能の追加
欧州の自動車業界におけるデータ交換用プロトコルのデファクトスタンダードであるOFTP2(Odette File Transfer Protocol 2)を、ACMSの通信機能として新たに実装しました。
これによりOFTP2通信機能を持つ取引先との高速で且つセキュアなデータ交換が可能になりました。
OFTP 2.0による通信
TCP/IP(インターネット経由)での伝送
メッセージの電子署名/暗号化/圧縮
応答の電子署名による受け取り否認防止
アプリケーション処理(JOBステップ) - データ圧縮/データ解凍機能の追加
ZIP形式のデータ圧縮とデータ解凍機能をJOBステップに新たに実装しました。
* 本仕様に関する詳細はApplicationGuide [5.6.データを圧縮/解凍する]を参照してください。
SFTPクライアント - SSHサーバ公開鍵取得機能の追加
SFTPクライアントの鍵情報管理を行うsshkeytoolユーティリティに、SSHサーバの公開鍵を取得する機能(-serverkey)を新たに実装しました。
* 本設定に関する詳細はSFTP OperationGuide [3.7.2.サーバ公開鍵の登録]を参照してください。
データベース - 新たなデータベースをサポート
以下のデータベースが使用可能になりました。
Oracle 12c
PostgreSQL 9.3
ブラウザ - 新たなバージョンをサポート
以下のバージョンがACMS管理画面およびdeTradeIIにて使用可能になりました。
Microsoft Internet Explorer バージョン 11
ANY変換 - 新たなデータベースをサポート : データベースフォーマット/データベース検索
以下のデータベースへの接続が可能になりました。
Oracle 12c
SQL Server 2012 SP1
PostgreSQL 9.2
PostgreSQL 9.3
機能改善
通信管理 - 分散環境における通信機能生存監視処理の改善
散環境において、状態が不明になった回線の稼働ホストが回復したことを検知した場合に、回線状態を自動で復旧するように改善しました。
* 改善前は通信機能の再起動や回線の状態を開始にする必要がありました。
通信管理 - 回線復旧稼働ログの出力タイミングの改善
分散環境において、通信管理再起動時に稼働ホストの生存監視を行ってから回線状態の復旧結果を稼働ログに出力するように改善しました。
* 改善前は実際には復旧していない回線が一時的に復旧された旨の稼働ログを出力していました。
アプリケーション管理 - APポート復旧稼働ログの出力タイミングの改善
分散環境において、アプリケーション管理再起動時に稼働ホストの生存監視を行ってからAPポート状態の復旧結果を稼働ログに出力するように改善しました。
* 改善前は実際には復旧していないAPポートが一時的に復旧された旨の稼働ログを出力していました。
.FTPクライアント - 受信ファイル無し条件拡張機能の追加
FTPコマンド(「GET」,「LIST」,「LONG LIST」,「MGET」)の実行時に、FTPサーバの応答内容から受信ファイル無しと判定する条件を追加で定義することが可能になりました。以下のコマンドが対象になります。
本機能を使用する場合、acms.propertiesの以下のエントリを設定してください。
cps.ftp_no_file_define_file_name
cps.ftp_no_file_define_host
* 本機能に関する詳細はFTP_OperationGuide [付録-B.受信ファイル無し条件拡張機能]を参照してください。
DBアクセスサーバ - DBサーバ復旧時におけるDBセッション復旧制御の改善
DBセッション復旧後の障害回避を目的として、フェールオーバなどDBサーバの復旧によりDBセッションが初期化された場合の復旧制御を改善しました。
これによりDBアクセスサーバへの要求元がDBアクセス障害で一時的に異常終了となる現象が改善されます。
運用機能 - セキュリティ強化
以下の処理において、脆弱性が確認されたため、セキュリティの強化を行いました。
ログイン
ログアウト
キャッシュ制御
EDIINT-AS2相手先証明書アップロード
CPAファイルアップロード
ロードAPI - 拡張機能に対応したメソッドの追加
ロードAPI(acmsjvm.api.AjApiLoadクラス)の単独ロードに、拡張機能(MIMEメッセージ作成機能)に対応したメソッドを追加しました。
これによりコマンドだけではなく、ロードAPIにおいても拡張機能の指定が可能になりました。
アンロードAPI - 拡張機能に対応したメソッドの追加
アンロードAPI(acmsjvm.api.AjApiUnloadクラス)の単独アンロードに、拡張機能(MIMEメッセージ抽出機能)に対応したメソッドを追加しました。
これによりコマンドだけではなく、アンロードAPIにおいても拡張機能の指定が可能になりました。
JOB定義アプレット - JREのリビジョンアップ
JOB定義アプレットを起動する際に必要となるJREが未インストールの場合に、インストールを促すJREのバージョンを、Windows Server 2012 R2およびWindows 8.1に対応している「JRE 7 Update 55」に変更しました。
JOB定義アプレット - アプレット名の変更
Oracle Java 1.7.0 Update 45から追加された属性(名前)に対応しました。
これにより証明書の信頼を促すダイアログ内の名前を「acmsaplt」に変更しました。
JOB定義アプレット - JavaVMの仕様変更による改善
Oracle Java 1.7.0 Update 25から追加された属性(権限)に対応しました。
これによりOracle Java 1.7.0 Update 51の仕様変更で発生するJOB定義アプレットの起動がブロックされる現象の改善を行いました。
.deTradeII - セキュリティ強化
以下の処理において、脆弱性が確認されたため、セキュリティの強化を行いました。
ログイン
キャッシュ制御
送信ファイル一覧画面表示
deTradeII - JREのリビジョンアップ
送受信アプレットを起動する際に必要となるJREが未インストールの場合に、インストールを促すJREのバージョンを、Windows Server 2012 R2およびWindows 8.1に対応している「JRE 7 Update 55」に変更しました。
deTradeII - アプレット名の変更
Oracle Java 1.7.0 Update 45から追加された属性(名前)に対応しました。
これにより証明書の信頼を促すダイアログ内の名前を「wsraplt」に変更しました。
deTradeII - コードサイニング証明書の変更
送受信アプレットが使用するコードサイニング証明書について、弊社が独自に発行した証明書から信頼された第三者認証機関(グローバルサイン社)が発行した証明書に変更しました。
* ACMSのバージョンアップ時に証明書が更新されていた場合、新たに証明書を信頼を促すダイヤログが表示されます。
deTradeII - 署名されていない送受信アプレットの同梱
署名されていない送受信アプレットを同梱しました。
お客様が独自に用意したコードサイング証明書を使用して署名する場合は、DetradeCustomizeGuide [第7章 送受信Appletの署名]を参照してください。
deTradeII - JavaVMの仕様変更による改善
Oracle Java 1.7.0 Update 25から追加された権限属性に対応しました。
これによりOracle Java 1.7.0 Update 51の仕様変更で発生する送受信アプレットの起動がブロックされる現象の改善を行いました。
deTradeII - ファイル転送後のセキュリティ警告ダイアログについての改善
Javaの仕様変更により、送受信アプレットでファイル転送後(ダウンロード/アップロード)のセキュリティ警告ダイアログ画面が表示されるようになりました。
このセキュリティ警告ダイアログ画面を表示させないさせない改善を行いました。