Release Notesリリースノート

ACMS E2X V3.9.1 リリースノート情報 2012/07/31

トピックス

  1. 新たに以下のデータベースをサポートしました。
    • SQL Server 2012
    • PostgreSQL 9.1
  2. 新たに以下のWeb Application Serverをサポートしました。
    • Tomcat 6.0.35
    • Interstage Application Server 10.0.0
  3. DRサイト用としてのホスト名変更コマンドの提供を開始しました。

新機能

  1. データベース - 新たなデータベースをサポート
    以下のデータベースが使用可能になりました。
    • SQL Server 2012
    • PostgreSQL 9.1
  2. DBアクセスサーバ - 新たなJDBCドライバをサポート
    以下のJDBCドライバが使用可能になりました。
    • JDBC Driver 4.0 for SQL Server
  3. Web Application Server - 新たなWeb Application Serverをサポート
    以下のWeb Application Serverが使用可能になりました。
    • Tomcat 6.0.35
    • Interstage Application Server 10.0.0
  4. ホスト名変更コマンド - ホスト名変更コマンドの提供
    データベースに定義されている各定義情報内のホスト名およびIPアドレスを、一括に変更することが可能になりました。
    これによりDRサイトへの切り替え時に、環境にあったホスト名およびIPアドレスに容易に変更することができます。
    * ホスト名変更コマンドについては、以下のreadmeを参照してください。
     [CD-ROM]/htccmd/readme_jp.txt
  5. ANY変換 - 新たなデータベースをサポート : データベースフォーマット/データベース検索
    以下のデータベースへの接続が可能になりました。
    • SQL Server 2012

機能改善

  1. メールEDI - POP3受信時のUIDLサイズの拡張
    相互接続性の向上を目的として、POP3サーバからのメール受信時に受け付け可能なUIDLの最大長を、64バイトから140バイトに拡張しました。
    * データベースにNonStop SQL/MX、およびPostgreSQLを利用している環境にてバージョンアップを行った場合は、データベースの制約により本拡張を有効にすることができません。
  2. 自動スケジュール抽出 - スケジュール情報抽出処理のパフォーマンス改善
    以下のスケジュール情報の抽出処理についてパフォーマンスの改善を行いました。
    • カレンダ登録/更新時
    • ACMS起動時
    • スケジュール更新時刻(デフォルトは00:00)の経過時
      * acms.propertiesの「scm.schedule_update」で指定した時刻を経過した時
  3. 自動スケジュール抽出 - スケジュール抽出時のログ出力機能の追加
    以下のタイミングおよび操作を行った際に行われるスケジュール抽出処理で、抽出の開始/終了ログを出力することが可能になりました。
    • ACMS起動
    • スケジュール更新時刻経過
    • 送受信スケジュール計画情報登録/更新/削除
    • APスケジュール計画情報登録/更新/削除
    • カレンダ情報登録/削除
    • 送受信スケジュール状況照会
    • APスケジュール状況照会
    本対応により、以下のメッセージコードが新規に追加されます。
    • スケジュール抽出開始ログ:10100005(情報)
    • スケジュール抽出終了ログ:10100006(情報)
    本機能を使用する場合、acms.propertiesの以下のエントリを設定してください。
    • scm.extract_log=ON
    * 本設定に関する詳細はOperationGuide [B-1.ACMSプロパティ情報]を参照してください。
  4. クリーンアップ - クリーンアップ処理監視機能の追加
    定時に自動起動するクリーンアップおよび手動で実行するクリーンアップコマンドによるクリーンアップ処理の監視時間を指定することが可能になりました。
    監視時間を経過した場合は、削除仕掛かり中のトランザクションの削除処理が正常に完了した後、クリーンアップ処理を中断します。
    本機能を使用する場合、acms.propertiesの以下のエントリを設定してください。
    • cl.cleanup_timer=(分)
    * 本機能に関する詳細はOperationGuide [9.1.4.クリーンアップ処理時間の監視機能]を参照してください。
  5. FAX連携機能(JOBステップ) - FAX連携JOBステップ入力項目の改善
    FAX連携JOBステップにおいて、FAXフォームIDと発信情報(FAX番号)の入力項目に対して、以下のACMSパラメータを使用することが可能になりました。
    • FAXフォームID
      • %user_id%
      • %data_code_1%
    • 発信情報(FAX番号)
      • %file_id%
      • %data_code_2%
    この改善により、ACMSパラメータを使用して動的に設定値を変更することが可能になります。
    * 本機能に関する詳細はApplicationGuide [5.7.1. JOBステップ-FAX連携]を参照してください。
  6. 運用機能 - セキュリティ強化
    以下の処理において、脆弱性が確認されたためセキュリティの強化を行いました。
    • 簡易データファイル照会
    • 検索用SQL生成
    • リストボックス画面表示
    • 画面表示時における運用者権限チェック
  7. 運用者管理機能 - 認証失敗回数超過時の稼働記録メッセージを改善
    運用者のロックアウト可否に「ロックアウトしない」を設定した場合、認証失敗回数超過時は稼働記録のメッセージにも状態「パスワード変更必須状態」を出力するように改善しました。
    • 10060004(警告)
    * 改善前は稼働記録の詳細メッセージにのみ状態を出力していました。
  8. 通信管理 - 発信処理実行時における並列制御の改善
    分散環境におけるネットワーク障害または通信回線の稼働ホストがダウンしている状態で、発信処理を行った直後に以下の処理を行った場合の並列制御を改善し、処理開始までの待機時間を短縮しました。
    • ロード処理
    • 同じ運用グループの異なる回線グループによる発信処理
  9. 通信管理 - 回線復旧処理時における並列制御の改善
    通信装置(UST/PCNV)がダウンしている状態で、通信管理または通信機能起動時の以下の回線復旧処理に対する並列制御を改善し、処理開始までの待機時間を短縮しました。
    • 他の正常な通信装置を利用している同じ回線グループの回線復旧
  10. 通信機能共通 - 回線状態変更実行時における並列制御の改善
    通信装置(UST/PCNV)がダウンしている状態で、回線の開始または停止操作を行った直後に以下の処理を行った場合の並列制御を改善し、処理開始までの待機時間を短縮しました。
    • 同一の稼働ホスト上での発信処理
    • 同一の稼働ホスト上での回線開始処理
    • 同一の稼働ホスト上での回線停止処理
  11. deTradeII - JavaVMの仕様変更による通信障害発生についての改善
    Oracle Java 1.6.0 Update 22の仕様変更により発生するようになった以下の問題により、deTradeIIクライアントからのファイルの送受信時に「411 Length Required」の通信障害が発生する現象の改善を行いました。
    • 問題(Oracle Bug ID: 7001163)
    * 上記現象はOracle Java 1.6.0 Update 22以降の全てのバージョンに共通する問題となりますが、発生条件はWASやプロキシ等の接続環境に依存します。
    * 同様の機能改善を行ったv3.9.0での対応において、改善が不十分であったことが判明したため、改めて対応しました。
  12. ANY変換 - 処理命令(PI要素)のサポート : XMLフォーマット
    XMLフォーマットの変換において、処理命令を含むXMLデータの変換が可能になりました。処理命令は変換処理時に読み飛ばします。
  13. ANY変換 - コードテーブルの追加 : 外字定義ファイル (gaiji.tbl)
    外字定義ファイルに、以下のコードテーブルに対応する文字コードを追加しました。
    ・NEC選定IBM拡張漢字/IBM拡張文字
    • JEF漢字
  14. ANY変換 - 非表示文字の出力方法の選択 : 可変長フォーマット
    可変長データの出力において、文字列のクォート処理にエスケープ文字を使用する場合、出力データ中に含まれる非表示文字の扱いを選択できるようになりました。
    この改善により、従来のエスケープシーケンスに変換して出力する方法に加えて、非表示文字をそのまま出力することができるようになりました。
    非表示文字をそのまま出力するには、変数 AnyTran_EscapeSequence_Convert=OFFをプロパティファイルに設定する必要があります。
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