Release Notesリリースノート
ACMS E2X V3.8.0 リリースノート情報 2011/07/29
トピックス
- bMS3.0準拠JEITA共通クライアントVer2.0相当の機能を備えるクライアント機能を、ACMSの通信機能として新たにサポートしました。
 (*)「JEITA共通クライアントVer2.0」とは、JEITA ECセンターが電子データ交換(EDI)の更なる普及促進活動の一環として無償提供を行っているソフトウェアです。
- 「SE-BizObjects EDI/FAXコンバーター for Apeos」と連携して「ApeosPortシリーズ」(デジタル複合機)または「まいと~く FAX Server 7」へのFAX送信制御が可能となりました。
- 新たに以下のデータベースをサポートしました。
	
新機能
- ebXML MS 3.0(JEITA)クライアント - ebMS3.0準拠JEITAクライアント機能の追加
 ebMS3.0準拠JEITA共通クライアントVer2.0相当の機能を備えるクライアント機能をACMSの通信機能として新たに実装しました。
 これによりJEITA共通クライアントVer2.0対応のサーバ機能を持つ取引先とのデータ交換が可能になりました。
- FAX連携機能(JOBステップ) - FAX送信機器との連携機能をサポート
 「SE-BizObjects EDI/FAX コンバーター for Apeos」*1 とACMSを連携させ、FAX連携JOBステップを実行することによってネットワークに繋がっている「ApeosPortシリーズ」*2(デジタル複合機)または「まいと~く FAX Server 7」*3 へのFAXの送信依頼および送信結果の監視が可能となりました。
 *1 「SE-BizObjects EDI/FAX コンバーター for Apeos」および「ApeosPort」は、富士ゼロックス株式会社製品です。
 *2 ApeosPortシリーズの対象機種は別途ご確認ください。
 *3 「まいと~く FAX Server」は、株式会社インターコム製品です。
- データベース - 新たなデータベースをサポート
 以下のデータベースが使用可能になりました。
- RosettaNet 1.1/2.0 - 新たなPIPをサポート
 以下のPIPが使用可能になりました。
	- 2A1(V02.00)
- 3A4(V02.03)
- 3A7(V02.03)
- 3B2(V01.02)
 
- ANY変換 - CDATAセクションのサポート : XMLフォーマット
 XMLフォーマットの変換において、CDATAセクションを含むXMLデータの変換が可能になりました。CDATAセクションを含むPCDATAが出力項目と対応付く場合は、CDATAセクション内の文字列を出力できます。
- ANY変換 - 出力条件式のサポート : データベースフォーマット
 出力フォーマットがデータベースの場合、レコードを出力する条件式を定義することが可能になりました。定義した条件式にマッチするレコードが、データベースに格納する対象となります。
- ANY変換 - 新たなデータベースをサポート : データベースフォーマット/データベース検索
 以下のデータベースへの接続が可能になりました。
機能改善
- 通信管理 - 非同期応答タイマ監視によるメモリ使用量の改善
 以下の通信機能において、メモリ使用量の抑制を目的として、非同期応答タイマ監視によるメモリ使用量の改善を行いました。
	- ebXML MS(流通BMS)
- EDIINT-AS2
- ebXML MS(ECALGA)
- RosettaNet1.1
- RosettaNet2.0
- ebXML MS(NACCS)
 
- 通信機能共通 - プロトコル表記の変更
 ebXML MS 3.0(JEITA)クライアントの追加にともない、プロトコル表記を下記のように変更しました。
	- ebXML/MS 3.0(JEITA) -> ebXML MS 3.0(JEITA)サーバ
 
- 通信機能共通 - 受信可能なドキュメントIDサイズの拡張
 通信相手先より受信可能なサービスコンテンツのドキュメントIDの最大長を、64バイトから256バイトに拡張しました。
	- RosettaNet1.1
- RosettaNet2.0
 * ドキュメントID: thisDocumentIdentifier/ProprietaryDocumentIdentifier
- IDOC変換 - 異なるSIDのSAP R/3との連携をサポート
 パートナー定義情報の設定項目にSIDを追加することで、IDOC変換処理において、SIDが異なる別システムのSAP R/3からの同一のクライアント番号とパートナー番号のIDOCデータにおいてもSIDを識別することで取引先を特定することが可能になりました。
 本機能を使用する場合、acms.propertiesの以下のエントリを設定してください。
	
* 本設定に関する詳細はOperation Guide [B-1.ACMSプロパティ情報]を参照してください。
- 運用機能 - 運用画面のタイトル表示機能
 設定したタイトルを、以下の画面に表示することが可能になりました。
	
* 本設定に関する詳細はAdditionalGuide [4.1.ACMSクライアントオプション機能]を参照してください。
- 情報登録コマンド - パフォーマンス改善
 以下のコマンドによる複数件照会についてパフォーマンスの改善を行いました。
	- usimnt : ユーザ登録コマンド
- flimnt : ファイル登録コマンド
- apimnt : アプリケーション登録コマンド
- jrimnt : JOBリレーション登録コマンド
- jsimnt : JOBステップ登録コマンド
- spimnt : 運用スケジュール計画登録コマンド
 
- 状況照会コマンド - パフォーマンス改善
 以下のコマンドによる複数件照会/状態変更についてパフォーマンスの改善を行いました。
	- usrcmd : ユーザ状況照会コマンド
- aplcmd : アプリケーション状況照会コマンド
- ctrcmd : 送受信トランザクション状況照会コマンド
- atrcmd : APトランザクション状況照会コマンド
- csccmd : 送受信スケジュール状況照会コマンド
- cshcmd : 送受信スケジュール履歴照会コマンド
- asccmd : APスケジュール状況照会コマンド
- ashcmd : APスケジュール履歴照会コマンド
 
- JOB定義アプレット - JREのリビジョンアップ
 JOB定義アプレット初回起動時に自動インストールされるJREのバージョンを、Windows Server 2008 R2に対応している「JRE 6 Update 26」に変更しました。
- deTradeII - JREのリビジョンアップ
 送受信アプレットを起動する際に必要となるJREが未インストールの場合に、インストールを促すJREのダウンロードサイトのURLを、Windows Server 2008 R2に対応している「JRE 6 Update 26」に変更しました。
- deTradeII - セキュリティ強化
 以下の処理において、脆弱性が確認されたため、セキュリティの強化を行いました。
	- 送信トランザクションアクセス制御
- ファイルパス設定表示
- ファイル送受信結果表示
 
- ANY変換 - コード変換エラーの改善 : エラー詳細設定
 入力データ中のメーカ拡張、非定義外字領域に属する文字のコード変換に失敗した場合、そのエラーを入力データの解析時に検出できるようになりました。
 この改善により、コード変換に失敗した文字の実際のコード値を確認できるようになりました。

