Release Notesリリースノート

ACMS E2X V3.7.0 リリースノート情報 2011/01/31

トピックス

  1. BACREX手順において、新たにBACREX-RサーバVer4.1との連携が可能になりました。
  2. RosettaNet2.0において、XMLスキーマ(XSD)対応された以下のPIPが使用可能になりました。
    • 4E1(V11.00.00)
  3. 新たに以下のデータベースをサポートしました。
    • Symfoware Server 10.1.0

新機能

  1. BACREX手順 - BACREX-RサーバVer4.1との連携をサポート
    新たにBACREX-RサーバVer4.1との連携も可能になりました。
    BACREX-RサーバVer4.1では以下の機能が新しく追加されています。
    • 認証機能の強化(BACREX-Rサーバとの暗号認証接続機能の追加)
    • 圧縮機能の強化(ZIP形式の追加)
  2. RosettaNet2.0 - XMLスキーマ対応のPIPをサポート
    以下のXMLスキーマ(XSD)対応されたPIPが使用可能になりました。
    • 4E1(V11.00.00)
    * 上記バージョンのメッセージは妥当性検証にXMLスキーマを使用しています。
     メッセージの妥当性検証としてXSD検証のみサポートしています。
  3. 運用機能 - ログイン前のバナー表示機能
    運用画面のログイン操作前に、バナーを表示させる機能を追加しました。
    * 本設定に関する詳細はInstallation Guide [3.3.1.共通の設定]を参照してください。
  4. データベース - 新たなデータベースをサポート
    以下のデータベースが使用可能になりました。
    • Symfoware Server 10.1.0
  5. RosettaNet 1.1/2.0 - 新たなPIPをサポート
    以下のPIPが使用可能になりました。
    • 4C1(V02.00)
    • 7B5(V01.01)
  6. ANY変換 - EBCDICコードテーブルのカスタマイズをサポート : 文字コード変換
    文字コード変換に利用するEBCDICコードテーブルのコード位置を、任意の位置に入れ替えることが可能になりました。
    本機能を利用することで、EBCDIC系コードを利用するシステム間で起こりうる、文字割り当ての差異の問題を吸収することができます。
  7. ANY変換 - 桁区切り書式をサポート : 数値項目
    3桁毎に桁区切り(,)が付加されたデータを、数値項目として扱うことが可能になりました。出力時には、数値書式として桁区切りを付加して出力するオプションを追加しました。
  8. ANY変換 - 通貨記号書式をサポート : 数値項目
    通貨記号(¥または$)が付加されたデータを、数値項目として扱うことが可能になりました。出力時には、通貨記号を付加して出力するオプションを追加しました。
  9. ANY変換 - 新たなデータベースをサポート : データベース
    以下のデータベースへの接続が可能になりました。
    • DB2 for IBM i 7.1
    • DB2 for IBM i 6.1
    • DB2 for IBM i 5.4
    • Symfoware Server 10.1.0
  10. ANY変換 - OCIドライバをサポート : データベース
    Oracle Call Interface(OCI)ドライバを利用したOracleデータベースへの接続が可能になりました。

機能改善

  1. 通信管理 - パフォーマンス改善
    以下の処理において、ユーザの登録数の増加にともないパフォーマンスの低下が見られたため、パフォーマンスの改善を行いました。
    • 通信管理起動処理
    • 運用グループ状態変更処理
    • ユーザ登録/更新/削除処理
    • ユーザ状態変更処理
  2. 通信機能共通 - 同一取引先/同一PIPの双方向通信機能の追加
    以下の通信機能において、同一の取引先に対して同一PIPコードのビジネスメッセージでの送受信が可能になりました。
    • RosettaNet1.1
    • RosettaNet2.0
  3. JX手順クライアント - 受信トランザクション保存日数情報の設定値変更
    JX手順クライアントの発呼受信時に、受信データ用のファイル情報に設定された保存日数/繰越日数を受信トランザクションに設定することが可能になりました。
    * 本機能を使用する場合、acms.propertiesの以下のエントリを設定してください。
    • cps.JXC_change_keep_carry_date=ON
    * 本設定に関する詳細はOperation Guide [1.2.プロパティ情報]を参照してください。
  4. RosettaNet2.0 - 添付ファイルを含むメッセージの送受信をサポート
    以下のPIPにおいて、添付ファイルを含むメッセージの送受信が可能になりました。
    • 3B2(V01.00)
    • 3B2(V01.01)
  5. アプリケーション管理 - パフォーマンス改善
    以下の処理において、アプリケーションの登録数の増加にともないパフォーマンスの低下が見られたため、パフォーマンスの改善を行いました。
    • アプリケーション管理起動処理
    • 運用グループ状態変更処理
    • アプリケーション登録/更新/削除処理
    • アプリケーション状態変更処理
  6. アプリケーション処理 - ANY変換正常ログファイル引継機能の追加
    以下のJOBステップにおいて、ANY変換の正常終了時においてもANY変換側で正常ログファイルが作成されている場合は、-anylogパラメータを指定することにより後続のJOBステップに引き継げるよう改善を行いました。
    • ANY変換JOBステップ
    • データベース格納JOBステップ
    • データベース抽出JOBステップ
  7. アプリケーション処理 - 起動時分割キー引継機能の追加
    以下のJOBステップにおいて、-data_codeパラメータを指定することによりJOBステップを起動した分割キーを後続のJOBステップへ引き継げるよう改善を行いました。
    • データベース格納JOBステップ
    • データベース抽出JOBステップ
  8. アプリケーション処理 - 0バイト入力ファイル引継機能の追加
    データベース格納JOBステップにおいて、-0byte_fileパラメータを指定することにより0バイトの入力ファイルを障害にすることなく後続のJOBステップに引き継げるよう改善を行いました。
  9. 自動スケジュール抽出 - スケジュール情報抽出処理のパフォーマンス改善
    以下のスケジュール計画情報に対するスケジュール情報の抽出処理についてパフォーマンスの改善を行いました。
    • 送受信スケジュール計画
    • APスケジュール計画
    [B2E:1678]
  10. DBアクセスサーバ - DBアクセス障害の発生頻度を軽減させる改善
    DBサーバの復旧等によりDBアクセスサーバで管理された全てのDBセッションが初期化された場合に、一時的に発生するDBアクセス障害の頻度を軽減させる改善を行いました。
  11. 運用機能 - 送受信トランザクション状況照会画面の紐付け機能の追加
    送受信トランザクション状況照会の詳細画面で、RosettaNet1.1/2.0の送受信を行ったシグナルメッセージの送受信トランザクション情報から、関連するアクションメッセージの送受信トランザクション情報を参照することが可能になりました。
  12. 状況照会コマンド - 仕掛かり中の送受信トランザクションの状態変更
    送受信トランザクション状況照会コマンド(ctrcmd)において、「登録中」および「処理中」の送受信トランザクションの状態を「中止」に変更することが可能になりました。
    * コマンドでのみ本操作を行うことが可能となります。
    * 本機能に関する詳細はCommand Operation Guide [2.5.送受信トランザクション状況照会コマンド]を参照してください。
  13. 運用者管理機能 - 運用者パスワードセキュリティの強化
    セキュリティレベルが2の場合において、運用者パスワードの最小桁数を6~32文字の範囲で拡張することが可能になりました。
    以下のプロパティの設定により拡張可能となります。
    [例] ops.ope_password_min_length=8
    * 本設定に関する詳細はOperation Guide [1.2.プロパティ情報]を参照してください。
  14. 運用者管理機能 - 運用者パスワード変更機能の追加
    以下の運用者権限の運用者において、運用者自身により運用者パスワードを変更することが可能になりました。
    • 一般者
    • 運用者
  15. サービス起動 - リダイレクト出力ファイル世代管理機能の追加
    Windows環境におけるサービス起動時に作成される標準出力ファイル(stdout.txt)および標準エラーファイル(stderr.txt)を世代管理させる改善を行いました。
    デフォルトでは過去3世代分の結果ファイルが残るようになります。
    * 本機能に関する詳細はInstallation Guide for Windows [3.1.6.ACMSサーバのサービス登録(任意)]を参照してください。
  16. ANY変換 - エラーメッセージ : データベース検索/拡張データベース検索
    データベース検索または拡張データベース検索において、SQLエラーが発生した場合のエラーメッセージに、 SQLStateとベンダーエラーコードの内容を追加しました。
  17. ANY変換 - 取得文字列の制限の解消 : データベース検索/拡張データベース検索
    データベース検索または拡張データベース検索において、取得する文字列に「¥,~,―,\,~,∥,-,¢,£,¬」のいずれかが含まれていた場合、対象データベースによっては正しい値が取得できないという制限がありました。
    今回の改善により、データベース情報ファイルにオプションキー「dbsearch.ucsctrl」を設定することで、 制限となっていた文字を含む場合も正しい値で取得できるようになりました。
  18. ANY変換 - コードテーブルの追加 : 外字定義ファイル
    外字定義ファイルに、NEC特殊文字、NEC選定IBM拡張漢字、IBM拡張文字のコードテーブルに対応する文字コードを追加しました。
    以下の文字コードのコードテーブルが定義されています。
    ・NEC特殊文字
    • UNICODE
    • SJIS漢字
    • JIS漢字
    • EUC漢字
    • NEC漢字
    • IBM漢字
    • JEF漢字
    ・NEC選定IBM拡張漢字/IBM拡張文字
    • UNICODE
    • SJIS漢字
    • JIS漢字
    • EUC漢字
    • IBM漢字
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