Release Notesリリースノート
ACMS E2X V3.3.0 リリースノート情報 2009/01/30
トピックス
- HTTPプロトコルでの簡易的なファイル転送を行うHTTP手順を、ACMSの通信機能として新たに実装しました。
- 新たに以下のデータベースをサポートしました。
- MySQL 5.0.45
- Symfoware Server 8.0.1 / 9.0.1 / 9.1.0
- 新たに以下のJDKをサポートしました。
新機能
- RosettaNet1.1 - デジタル署名をサポート
ビジネスアクションおよびビジネスシグナルにデジタル署名を行うことが可能になりました。
- メッセージの改ざん防止
- 送信否認の防止
- 受信否認の防止
- RosettaNet1.1 - 失敗通知をサポート
失敗通知のためのPIP「0A1 1.0」が使用可能になりました。
- HTTP手順 - HTTPクライアント/サーバとの簡易的な連携をサポート
HTTP手順をACMSの通信機能として新たに実装しました。これによりHTTPプロトコルを使用して簡易的なHTTPファイル転送を行うことが可能になりました。
- HTTP/1.0, SSL V3による通信
- データを含むPOSTリクエストによるメッセージの送受信
- 運用機能 - 降順ソートでの照会機能
下記の運用画面において降順ソートで照会する事が可能になりました。
- 送受信トランザクション照会
- APトランザクション照会
- 稼働記録照会
- データベース - 新たなデータベースをサポート
以下のデータベースが使用可能になりました。
- MySQL 5.0.45
- Symfoware Server 8.0.1 / 9.0.1 / 9.1.0
- DBアクセスサーバ - 新たなJDBCドライバをサポート
以下のパッケージ名のOracle用JDBCドライバに対応しました。
本対応に伴い、acms.propertiesの設定項目としてDB種別(dbs.db_type)を新たに追加しました。
* 本設定に関する詳細はOperationGuide [1.2.プロパティ情報]を参照してください。
[B2E:1387]
- JavaVM - 新たなバージョンをサポート
以下の環境が使用可能になりました。
- ANY変換 - 新たなデータベースをサポート
以下のデータベースへの接続が可能になりました。
- MySQL 5.0.45
- SQLServer 2005 SP2
機能改善
- FTPサーバ - HP NonStop Serverでのパフォーマンスチューニング
データベースにHP NonStop Server SQL/MXを使用している場合に限り、FTPサーバの送受信トランザクション検索処理の性能を改善しました。
- 運用機能共通 - 項目設定の制約
特定の項目において引用符「'」の設定を不可とする改善を行いました。
- DBアクセスサーバ - DBアクセス障害の発生頻度についての改善
DBサーバの復旧等によりDBアクセスサーバで管理された全てのDBセッションが初期化された場合に一時的に発生するDBアクセス障害の発生頻度について改善しました。
- EDIINT-AS2 - 暗号メッセージ送信時の拡張情報の扱いを変更
相手先から取得したエンドエンティティの証明書がX.509v1形式の場合、相互接続性の向上を目的として暗号メッセージ作成時の拡張情報に証明書所有者の公開鍵識別子「subjectKeyIdentifier」を追加しないよう改善しました。
- アプリケーション管理 - システムリソース利用の最適化
リソース利用の最適化を目的として、以下の改善を行いました。
- スレッド生成数の削減
- 発行SQLクエリ数の削減
- 常駐AP起動におけるAPポート割り当ての効率化
内部構造の見直しに伴い、アプリケーション管理で出力する稼働記録メッセージに以下の変更があります。
[変更メッセージコード]
意味合いは同じで新たに採番し直したコード。
10090004 (障害) -> 10092002 (障害)
10090005 (障害) -> 10092001 (障害)
10090012 (障害) -> 10092041 (警告)
10090026 (警告) -> 10092013 (警告)
10090033 (障害) -> 10092021 (障害)
[廃止メッセージコード]
構造上出力される要因がなくなったコード。
10090004(障害)
10090005(障害)
10090014(障害)
10090015(警告)
10090016(障害)
10090026(警告)
10090030(障害)
10090033(障害)
10090034(障害)
10090035(障害)
11090039(障害)
11090040(障害)
[新規メッセージコード]
構造上出力される要因ができたコード。
11090019(障害)
11090022(障害)
11090026(障害)
10092001(障害)
10092002(障害)
10092011(警告)
10092012(警告)
10092013(警告)
10092014(警告)
10092015(警告)
10092016(警告)
10092021(障害)
10092031(障害)
10092032(警告)
10092033(障害)
10092034(障害)
10092041(警告)
10092043(警告)
10092044(警告)
10092045(警告)
10092046(警告)
10092047(情報)
10092048(警告)
- アプリケーション管理 - 運用状態の監視
運用時における早期障害検出を目的として、以下の改善を行いました。
- アプリケーションが登録された運用グループを削除する際に警告ログ出力
- アプリケーションに関連づけられたAPポートを削除する際に警告ログ出力
- 分散稼働時におけるアプリケーション実行機能の定期監視
- JX手順サーバ - KeepAlive制御
持続的接続(KeepAlive)有効/無効のチューニングの柔軟度向上を目的として、サーバ設定でKeepAlive有効/無効を可能とする改善を行いました。
KeepAlive機能を使用しない場合、acms.propertiesの以下のエントリを設定してください。
* 本設定に関する詳細はOperationGuide [1.2.プロパティ情報]を参照してください。
- 通信機能共通 - HTTPタイムアウトの設定
タイムアウト値のチューニングの柔軟度向上を目的として、以下のタイマを個別に設定可能とする改善を行いました。
タイムアウト値の変更を行うには、acms.propertiesの以下のエントリを設定してください。
- cps.http_timeout_request リクエスト受信待ち
- cps.http_timeout_keepalive KeepAlive
- cps.http_timeout_response レスポンス受信待ち
* 本設定に関する詳細はOperationGuide [1.2.プロパティ情報]を参照してください。
- 運用機能共通 - 各種コマンドにおけるRMIポート番号の自動判別
各コマンド起動時において、RMIポート番号(-R)の指定が省略された場合、acms.propertiesより稼働環境で利用するRMIポート番号を自動判別する改善を行いました。
本機能を利用するには条件は以下となります。また、条件を満たさない場合は、自動判別は行われず「1099」が省略値となります。
- 環境変数[ACMS_HOME](acms.propertiesのPATH)が設定されている
- JDK1.5.0以上で稼働させている
- RosettaNet2.0 - デリバリヘッダを使用したメッセージ中継時のセキュリティの強化
セキュリティ強化のため、アクションおよびシグナルメッセージ送信時のデリバリヘッダ「isSecureTransportRequired要素」の設定値を「No」から「Yes」に変更する改善を行いました。
これによりメッセージのルーティングを行う中継サーバが存在する場合に、中継サーバは、メッセージを安全な送信であるHTTPSにしなければならないことを示します。
- 運用機能共通 - ユーザ情報のメールアドレスの拡張
[ユーザ情報]-[相手先情報]-[メールアドレス]に設定可能な長さを、64byteから256byteに拡張しました。
* データベースにNonStop SQL/MX、およびPostgreSQLを利用する場合は、データベースの制約により項目の拡張が行えません。
- deTradeII - ユーザ独自正規表現で「許可する文字」が指定可能
ログインパスワードのユーザ独自正規表現の指定において、「許可する文字」を指定する事が可能になりました。
「許可する文字」を指定する場合、detrade.propertiesの以下のエントリを設定してください。
* 本設定に関する詳細はOperationGuide[1.2.プロパティ情報]を参照してください。
- ANY変換 - インデント処理の初期設定変更 : 出力側XMLフォーマット
データ量削減のため、出力側がXMLフォーマットの場合のインデント処理の初期設定を、「半角スペース4つ」から「行わない」に変更しました。
- ANY変換 - 元号切り替えの拡張 : 改元機能
元号の設定において、以下2点の機能拡張を行いました。
- 切り替えの基準として「年月日」を指定できるようになりました
- 2桁の和暦から西暦/和暦に変換する際に使用する元号を、指定することができるようになりました
- ANY変換 - 1900年代と2000年代の切り替え拡張 : 2桁の西暦表記
2桁の西暦表記において、1900年代と2000年代の境目の年を変更することができるように拡張されました。

