Release Notesリリースノート

ACMS B2B LE V3.9.0 リリースノート情報 2012/01/31

トピックス

  1. 新たにIPv6による連携が可能になりました。
  2. 新たにACMS管理画面およびdeTradeIIにて以下のバージョンのブラウザをサポートしました。
    • Microsoft Internet Explorer バージョン 9
  3. SQL Server 2008 Express Edition版のB2B LEインストーラにて導入されるデータベースおよびJDBCドライバのバージョンを変更しました。
    • データベース SQL Server 2008 R2 SP1 Express Edition
    • JDBCドライバ SQL Server JDBC Driver 3.0

新機能

  1. TCP/IP - 新たなIPバージョンをサポート
    以下のIPバージョンが使用可能になりました。
    • IPv6
    * 本設定に関する詳細はAnIntroductionPriorManual [11.IPv6]を参照してください。
  2. FTPクライアント/サーバ - 新たなコマンドをサポート
    IPv6用に拡張された以下のコマンドが使用可能になりました。
    • EPRT
    • EPSV
  3. ブラウザ - 新たなバージョンをサポート
    以下のバージョンがACMS管理画面およびdeTradeIIにて使用可能になりました。
    • Microsoft Internet Explorer バージョン 9
  4. ANY変換 - 入力データに存在する半角非表示文字の扱い : コード変換ユーティリティ
    入力データ中に半角非表示文字が存在する場合に、該当する文字の出力方法を透過/マスク(デフォルト)のいずれかから選択できるようになりました。

機能改善

  1. 通信管理 - 回線状態変更実行時の並列制御改善
    並列処理の効率化を目的として、回線の開始または停止処理中の並列制御の改善を行いました。
    この改善により、以下の処理の待機時間が短縮されました。
    • ロード処理
    • 発信処理
    • 着信処理
    • 回線開始処理
    • 回線停止処理
    * 改善前は通信装置(UST/PCNV)がダウンしている状況において、回線の開始操作を行った直後に上記の処理を行うと、回線の開始処理で接続障害が検知されるまでの間に待機時間が発生していました。
    * 通信装置のダウンはTCP/IPコネクションタイマ機能[機能改善-2]を使用することにより、障害検知までの時間を短縮することで待機時間の軽減が可能となります。
  2. 通信機能共通 - TCP/IPのコネクションタイマをサポート
    以下の通信機能において、OSの設定に依存していたTCP/IPコネクトタイムアウト値をACMSで制御することが可能になりました。
    • ebXML MS(流通BMS)
    • JX手順クライアント
    • EDIINT-AS2
    • ebXML MS(ECALGA)
    • RosettaNet1.1
    • RosettaNet2.0
    • HTTP手順
    • ebXML MS(NACCS)
    • ebXML MS 3.0(JEITA)クライアント
    • BACREX手順
    • 全銀TCP
    • FTPクライアント
    • FTPサーバ
    • JCA手順 *1
    • 全銀手順 *1
    *1 通信装置(UST/PCNV)への接続時のタイマとなります。
    本機能を使用する場合、acms.propertiesの以下のエントリにタイマ値を設定してください。
    • cps.http_timeout_connect=(秒)
    • cps.ztcp_timeout_connect=(秒)
    • cps.ftp_timeout_connect=(秒)
    • cps.ust_pcnv_timeout_connect=(秒)
    * 本設定に関する詳細はOperationGuide [B-1.ACMSプロパティ情報]を参照してください。
  3. DBアクセスサーバ - SQL ServerでのJDBCドライバにおける性能改善
    SQL ServerとのJDBC接続時のパフォーマンス改善を目的として、acms.propertiesファイルの以下の個所にJDBCのオプションパラメータを追記しました。
    • dbs.jdbc.subname=//host:ポート番号;SendStringParametersAsUnicode=false
  4. 運用機能 - セキュリティ強化
    以下の処理において、脆弱性が確認されたため、セキュリティの強化を行いました。
    • ログイン制御
    • キャッシュ制御
    • パスワード変更
  5. 運用機能 - セキュリティ強化
    運用者パスワード変更画面において、旧パスワード不正入力を繰り返せるという脆弱性が確認されたため、不正入力回数が指定回数(ops.limit_login_count)を超えた場合に、強制的にログアウトするように改善を行いました。
  6. 運用機能 - データファイル名パス表記制御
    運用者権限ごとにデータファイルパス名表記方法を制御できるようになりました。
    以下の画面におけるデータファイルパス名を2階層での相対パス表記に切り替えることができます。
    • 送受信トランザクション
    • APトランザクション
    • APトランザクション詳細
    • ステータス状況
    • マージ状況
    * 本仕様に関する詳細はAdditionalGuide [1.5.データファイル名のパス表記について]を参照してください。
  7. 運用機能 - ログイン情報オートコンプリート制御
    ログイン画面における以下の入力項目に対して、オートコンプリートのON/OFFを制御できるようになりました。
    • 運用者ID
    • パスワード
    * 本設定に関する詳細はOperationGuide [B-1.ACMSプロパティ情報]を参照してください。
  8. deTradeII - セキュリティ強化
    以下の処理において、脆弱性が確認されたため、セキュリティの強化を行いました。
    • 送受信一覧画面ソート
    • 未受信ファイル一覧画面ソート
    • 未受信トランザクション一覧画面ソート
    • 再受信トランザクション一覧画面ソート
    • 送信ファイル一覧画面ソート
    • 送信トランザクション一覧画面ソート
    • アプレット活性化画面
  9. deTradeII - JavaVMの仕様変更による通信障害発生についての改善
    Oracle Java 1.6.0 Update 22の仕様変更により発生するようになった以下の問題により、deTradeIIクライアントからのファイルの送受信時に「411 Length Required」の通信障害が発生する現象の改善を行いました。
    • 問題(Oracle Bug ID: 7001163)
    * 上記現象はOracle Java 1.6.0 Update 22以降の全てのバージョンに共通する問題となりますが、発生条件はWASやプロキシ等の接続環境に依存します。
  10. deTradeII - ブラウザの仕様変更によるセキュリティ強化についての改善
    Microsoft Internet Explorer 8で行われたセキュリティ強化の仕様変更により、ファイルパス設定画面においてファイルパス入力フィールドへの直接入力ができなくなっていましたが、新規に追加されたファイルパス編集フィールドを使用して直接入力を可能とすることで改善を行いました。
  11. インストーラ - B2B LEインストーラの同梱ソフトウェアの変更
    SQL Server 2008 Express Edition版のB2B LEインストーラにて導入される同梱ソフトウェアの変更を行いました。
    • データベース SQL Server 2008 R2 SP1 Express Edition
    • JDBCドライバ SQL Server JDBC Driver 3.0
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