Release Notesリリースノート
ACMS B2B LE V3.1.0 リリースノート情報 2007/11/20
トピックス
- ニュートラル社のBACREX(*)サーバと連携を可能するBACREX手順を、ACMSの通信機能として新たにサポートしました。
(*)「BACREX」とは、(株)ニュートラルが開発した受注・発注業務をインターネット上で行うためのWeb-EDIパッケージ・ソフトウェアです。
- FTPサーバにおいてファイル転送を行う転送ディレクトリに、階層構造のディレクトリを使用することが可能になりました。
- インストーラにて導入されるJDKのバージョンを1.5.0_13に変更しました。
新機能
- BACREX手順 - BACREXサーバとの連携をサポート
BACREX手順をACMSの通信機能として新たに実装しました。これによりBACREXを用いて構築されたWeb-EDIシステムをもつ取引先とのデータ交換を自動化することが可能になりました。
- FTPサーバ - ファイル転送ディレクトリに階層ディレクトリをサポート
ファイル転送を行う転送ディレクトリに階層構造のディレクトリを使用することが可能になりました。
- FTPサーバ - ファイル二重受信チェック機能をサポート
既に同一ユーザ/同一ファイルの同一伝送ファイル名の着呼受信トランザクション「完了」状態で存在している場合には、コマンドの受け付けを拒否することが可能になりました。
- FTPサーバ - 新たなコマンドをサポート
下記のコマンド[オプション]を受け付けることが可能になりました。
- MODE [S](ストリーム)
- STRU [F](ファイル構造)
- FTPクライアント - 基本FTPコマンドの実行前後でSITEコマンドの実行をサポート
基本FTPコマンド(「GET」,「PUT」,「LIST」,「LONG LIST」,「MGET」,「APPEND」)の実行前および実行後に、SITEコマンドの実行を行う事が可能になりました。
- RosettaNet 2.0 - 失敗通知をサポート
失敗通知のためのPIP「0A1 V2.00」が使用可能になりました。
- RosettaNet 1.1/2.0 - 新たなPIPをサポート
下記のPIPが使用可能になりました。
- 3B2(V01.00)
- 3C6(V01.00)
- 3C6(V01.01)
- 3C7(V01.00)
- 4B3(V01.00)
- 4C1(V02.01)
- JX手順クライアント - 連続受信機能をサポート
サーバからの「データなし」応答を受信するまで受信要求(GetDocument)を繰り返す機能を追加しました。
- JX手順サーバ - 連続した要求受付をサポート
クライアントからの持続的接続(Keep-Alive)による、連続した要求を処理可能とする機能を追加しました。
- EDIINT-AS2 - 証明書を含まない署名メッセージの送受信をサポート
署名部に公開鍵証明書を含まないメッセージ、MDNの送受信が可能になりました。
- deTradeII - 外部認証機能をサポート
deTradeIIログイン処理において、お客様独自の認証処理を実行することが可能になりました。
外部認証機能を利用した場合、B2Bの認証処理は実行せず、お客様独自認証処理の結果でログイン後の動作を行います。
機能改善
- FTPサーバ - ログイン時の接続相手先IPアドレスを表示
接続相手先からのログイン失敗時およびログイン成功時に、稼働記録に接続相手先(FTPクライアント)側のIPアドレスを表示するように改善を行いました。
- JX手順サーバ - ConfirmDocumentに関する通信記録の出力
ConfirmDocumentは制御電文として扱い、通信記録への出力を行わないように変更しました。
本変更により発呼受信時の通信記録出力内容が下記に変更されます。
- 通信開始日時 : GetDocument日時
- 通信終了日時 : ConfirmDocument日時
- EDIINT-AS2 - 署名検証の障害発生時におけるエラー応答方式を変更
受信メッセージの署名検証にて障害が発生した場合において、HTTPレスポンスにて「HTTP/1.1 500 Internal Server Error」応答を行っていたものを、MDNにてエラー報告するよう改善しました。
- EDIINT-AS2 - 署名メッセージに当方証明書設定による証明書を添付
証明書を含む署名メッセージ、および署名MDNの送信時において、当方証明書の設定に則った証明書を添付するよう改善しました。
- エンドエンティティのみ格納:エンドエンティティのみ添付
- 連鎖を含む形式で格納 :連鎖を含んだ形式で添付
- EDIINT-AS2 - 署名検証機能の強化
署名メッセージ、および署名MDNの受信時における署名検証において、証明書連鎖の確認、および信頼される証明書であるかの検証を行うよう改善しました。既存バージョンの署名検証から変更せずに動作させる場合、acms.propertiesの以下のエントリを設定してください。
- cps.AS2_certs_strict_verification=OFF
*本設定に関する詳細はOperationGuide [1.2.プロパティ情報]を参照してください。
- CPAファイル定義 - 証明書の抽出時におけるファイル名の変更
CPAファイルに記載される<ds:X509Certificate>要素の公開鍵証明書を抽出する場合において、<ds:KeyName>要素の値をファイル名としていたものを、<tp:CertId>属性の値をファイル名として作成するよう改善しました。
- CPAファイル定義 - 設定済みCPAの再アップロード
登録済みのユーザ情報、ファイル情報が定義されているCPAファイルをアップロードして更新することが可能になりました。
- CPAファイル定義 - 有効期間のチェック機能を追加
有効期間外のCPAファイルをアップロードした場合において、警告メッセージを表示するようにしました。
- deTradeII - 表示可能項目としてステータス状況のオプション情報を追加
deTradeIIクライアント画面にステータス状況情報のオプション情報を表示できるようにしました。
- deTradeII - 複数ログインユーザの登録をサポート
deTradeII利用時のACMSWebユーザに複数のログインユーザを登録できるようにしました。
- ANY変換 - ダブルクォート文字のコマンド引渡をサポート
ダブルクォート文字をコマンド引数の値としてコマンドへ渡すことを可能にするため ¥¥¥" と記述した場合 ¥" ではなく " として渡すようにしました。
- インストーラ - CLASSPATH環境変数の設定機能を追加
CLASSPATH環境変数の設定をインストーラで行えるように改善を行いました。
- インストーラ - JDK脆弱性への対応
インストーラにて導入されるJDKのバージョンを1.5.0_13に変更しました。
以前のバージョンで導入されるJDK1.4.2_08には、以下の問題が発見されています。
- Sun MicrosystemsのJRE脆弱性についての勧告
Sun Alert ID #102934, #103024, #102995

