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流通BMSに基づくEDIシステムを構築する際には、以下の点を考慮しシステム化(既存のEDIシステムを変更)する必要があります。
流通BMSは、通信基盤としてインターネット技術を利用します。従って、インターネットからの不正アクセスを防止する目的として、適宜F/W(ファイアウォール)やDMZ(非武装地帯)を設置するなどセキュリティ対策を講じる必要があります。流通BMSではこれらに関する規定はありませんが、社内ポリシーに従って設置します。

※1 どちらかのF/W機能を利用する
流通BMSでは、インターネット技術をベースとした以下の3つの通信プロトコルが規定されています。取引先とのデータ交換量や取引先の企業規模、取引形態などにあわせプロトコルならびに通信ソフトウェアを選択する必要があります。
| 通信プロトコル | 概要 |
|---|---|
| ebXML MS | UN/CEFACTとOASISが共同で開発したインターネットEDIの国際標準:ebXMLの通信プロトコル部分で、企業のサーバ同士がインターネットを介して接続し、データ発生のつどプッシュ型で相手にメッセージを送るプロトコルです。また、リアルタイムのEDIが実現でき、アジアを中心に利用が始まっています。 ※ebXML Message Service Specification V2.0(OASIS), ISO15000-2/TS |
| EDIINT AS2 | IETFが制定したインターネットEDIの国際標準で、ebXML MS同様、企業のサーバ同士がインターネットを介して接続し、データ発生のつどプッシュ型で相手にメッセージを送るプロトコルです。また、欧米の小売を中心に普及し、国内の日用品雑貨メーカーで採用の機運が高まっている ※EDIINT AS2(RFC 4130) |
| JX手順 | 企業やASPなどのサーバへインターネットを介して接続し、メッセージのアップロードやダウンロードを実現する日本独自のプロトコルです。データ発生時にクライアント側からプル型でメッセージを交換するプロトコルで、コンピュータシステム専任者を置くことが出来ない中小企業様向けプロトコルとなっています。 ※JCA手順(J手順)の代替プロトコルとして位置づけられている |
流通BMSは、通信基盤としてインターネット技術を利用しますので、データを受け渡しする上で、傍受、改ざん、成りすましを防止するために認証や暗号化が必要で、そのために流通業界共通認証局が発行する電子証明書を通信ソフトウェアに導入する必要があります。
流通BMSで証明書ポリシーとの適合が確認された認証局は、以下の通りで、電子証明書を申請することができます。
流通BMSでは、メッセージの表現形式としてXMLが採用されており、この為各メッセージのフォーマットは、メッセージ種やバージョン毎にXMLスキーマ(構造定義言語)で定義されています。
このスキーマと検証機能を用いて、交換されるメッセージがルールに則って作成されているかをメッセージの生成時や受信時に検証することができます。
また、アプリケーションが直接XML文書を取り扱えない場合には、フォーマット変換機能を導入することで、既存の社内フォーマットに変換し、データの取り扱いを簡単にすることができます。

EDIシステムとしては、どの通信プロトコルを利用する場合おいても、送受信メッセージの圧縮解凍やXMLスキーマによる検証、社内形式への変換、業務アプリケーションとの連携などが一つのジョブとして実行できる必要があります。これを実現するには、メッセージの送受信管理機能やメッセージ種毎の振り分け機能、ジョブ制御機能、さらには情報管理が必要となります。
また、JX手順クライアントは、プル型のメッセージ交換の方式のため、定期的な受信処理の起動が必要になりますので、スケジューラなどを導入することで運用を容易にすることができます。

通信プロトコルと同様に、取引先とのデータ量や取引形態など、さらには業務システムとの連携を加味してシステム構成も決める必要があります。
JX手順クライアントの場合、PCでも実現できます。その他の手順の場合にはサーバを用意する必要があります。サーバ利用の場合には、さらにセキュリティを考慮した管理サーバと通信サーバの分散、データ量を考慮した負荷分散、障害時対応のための二重化などの対策が必要になります。

| ■製品情報 | |
| EDI (企業間電子商取引) | ACMS E2X|ACMS B2B|ACMS Lite Neo|ACMS/WS|ACMS WebAgent |
| Web-EDI | BUYSELWARE |
| トランスフォーマ | AnyTran |
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