Release Notesリリースノート
ACMS Apex V1.2_p20 リリースノート情報 2018/09/28
トピックス
- RosettaNet1.1 - RosettaNet1.1機能の追加
RosettaNet1.1とChem eStandards準拠のメッセージ交換機能をACMS Apexの通信機能としてサポートしました。
- ライセンス管理機能の追加
本バージョンから、ライセンスキーの登録が必要になります。
本バージョンによる初回の起動から3か月以内にライセンスキーを登録してください。
新機能
- RosettaNet1.1 - RosettaNet1.1機能の追加
RNIF1.1で定めるメッセージ交換を行う機能をACMS Apexの通信機能としてサポートしました。
これによりRNIF1.1を利用する取引先とのメッセージ交換が可能になりました。
- RosettaNet1.1 - Chem eStandards準拠のメッセージ交換機能を追加
RosettaNet1.1をベースとしたChem eStandards準拠のメッセージ交換を行うことが可能になりました。
- コマンド - ファイル配布情報の「同期」と「戻す」コマンドの追加
ファイル配布情報の「同期」と「戻す」を、以下のコマンドから実行できるようになりました。
- 新たなデータベースをサポート
管理DBとして以下のデータベースが使用可能になりました。
- Microsoft SQL Server 2016 SP2
機能改善
[HTTP共通]
- HTTP手順におけるRequest-Lineの形式指定機能を追加
HTTP手順のリクエスト時に送信するRequest-Lineの形式を変更する機能を追加しました。
[JX手順][AS2][ebXML MS 2.0][ebXML MS 3.0(JEITA)]
- 論理ファイルが有効でない場合のHTTPレスポンスコードに関する改善
着信側の論理ファイルが有効ではない場合のHTTPレスポンスコードを改善しました。
- 変更前:「HTTP/1.1 500 Internal Server Error」を応答します
- 変更後:「HTTP/1.1 503 Service Unavailable」を応答します
[発生条件]
以下のいずれかの条件が揃った場合に発生します。
- 論理ファイルが有効期間外である
- 論理ファイルがサービス時間外である
- 論理ファイルの並列実行数を超過している
[JX手順]
- GetDocument着信時の関連リソースチェック順序に関する改善
2007年度版のGetDocumentを受信した場合に、論理ファイルに関するリソースチェックタイミングを制御する機能を追加しました。
プロパティ「comm.jx.server.check.resource.timing」で変更が可能です。
[AS2]
- 送信メッセージに関するACMS B2Bとの互換性改善
送信メッセージについてACMS B2Bとの互換性を考慮し、HTTPヘッダに以下のフィールドを追加しました。
- Subject
- From
- Recipient-Address
- Content-Transfer-Encoding
- 署名あり送信メッセージのContent-Typeに関する改善
署名あり送信メッセージのHTTPヘッダ(Content-Type)について、micalgパラメーターはこれまでRFC5751に則った形式としていましたが、RFC3851に則った形式を追加し、デフォルト挙動はRFC3851に則った形式とするようにしました。
* プロパティ「comm.as2.micalg.rfc」を指定することで、これまで通りのRFC5751に則った形式を利用できます。
[ebXML MS 2.0]
- 送信メッセージの厳密性に関する改善
送信メッセージの厳密性向上を目的とし、以下の改善を行いました。
- 送信メッセージのビジネスドキュメントに以下のMIMEヘッダを追加しました。
- Content-Transfer-Encoding: binary
- MIME化されたMSH AckメッセージのHTTPヘッダ「Content-Type」にtype="text/xml"を追加しました。
[ebXML MS 3.0(JEITA)]
- 送信メッセージの厳密性に関する改善
送信メッセージの厳密性向上を目的とし、以下の改善を行いました。
[ebXML MS 3.0(JEITA)クライアント]
- PushRequestのビジネスドキュメントに以下のMIMEヘッダを追加しました。
- Content-Transfer-Encoding: binary
[ebXML MS 3.0(JEITA)サーバー]
- UserMessageのビジネスドキュメントに以下のMIMEヘッダを追加しました。
- Content-Transfer-Encoding: binary
- UserMessageのReplyPatternを変更しました。
- 修正前:<wsrm:Value>CallBack</wsrm:Value>
- 修正後:<wsrm:Value>Callback</wsrm:Value>
[FTP]
- APPENDモードのサポート
FTPクライアントの送信時において、APPENDコマンドを利用可能になりました。
- SITEコマンドに対応
FTPサーバーにおいて、ファイルサイズを取得することを目的として、FSIZEの実行に限りSITEコマンドを受け付け可能になりました。
- FTPサーバーの完了したファイルの公開設定に関する改善
ファイル転送済みのファイルを通信相手に公開するかの設定について、ファイル成立タイミングが移動完了後に限定していましたが、常に設定可能となりました。
[メールEDI]
- POP3メール受信エラー時のログアウトに関する改善
POP3メール受信エラー時に、QUITコマンド発行によるログアウトの有無を制御する機能を追加しました。
プロパティ「comm.pop3.client.error.execute.quit」で変更が可能です。
[deTradeII for Apex]
- deTradeII送受信アプレットのJRE変更
deTradeII送受信アプレットに同梱するJREを以下に変更しました。
- アプレットを利用しない場合の受信タイマー値を追加
アプレットを利用しない場合において、受信開始から受信完了ボタン押下の間にタイマーを追加できるようになりました。
タイマーに設定した時間が経過しても受信完了ボタンが押下されない場合、セッションタイムアウトとなりセッションが破棄されます。
プロパティにタイマー値を指定することで有効となります。
プロパティ「comm.detrade.filetransfer.complete.timer」で変更が可能です。
- 発行した仮パスワードに関する改善
deTradeIIアカウントに対して発行した仮パスワードに対してセキュリティポリシーのチェックを行わないよう改善しました。
[WebAgent手順]
- 受信時の取り込み対象論理ファイルに関する改善
受信時の取り込み対象としてLoadAdapterに指定する論理ファイルについて、起因となった論理ファイル以外を指定しても、正常にファイルの取り込みを行うよう改善しました。
- ファイル無し検知時の出力ログに関する改善
ファイル無しを検知した際に出力するログについて、論理ファイルの受信ファイル無し設定に従った挙動を示すログを出力するよう改善しました。
以下の情報が追加で出力されます。
- ログ:CWAG002を追加
- 受信ファイル無しの設定が「正常終了」でファイル無しを検知した場合に出力されます。
- ログ:CWAG108を追加
- 受信ファイル無しの設定が「リトライする」でファイル無しを検知した場合に出力されます。
[スケジューラー]
- 通信ユーザーと論理ファイルの業務グループが異なるターゲットを許容するように改善
通信ユーザーと論理ファイルの業務グループが異なる場合でも、スケジュール情報のターゲットとして指定できるように改善を行いました。
[ロード]
- 対象業務グループのタスク操作権限のみでロード等を実行できるように改善
対象の業務グループに対して操作権限を保持しているオペレーターであれば、そのほかの権限がなくても以下の操作を実施できるように改善しました。
これに伴い、対象に対して権限が存在しないときの結果が次のように変わります。
- ロードコマンドの戻り値が5から20に変わる
- ロードコマンドの出力ログが、OLOD105からOLOD116に変わる
- 0件締めコマンドの戻り値が65から0(正常終了)に変わる
[Web運用画面]
- ロード専用の画面を追加
Web運用画面のメニューに「データ操作」カテゴリを設け、ロード専用の画面を追加しました。
- Web運用画面の一部項目にオンラインヘルプを追加
Web運用画面の一部の項目にオンラインヘルプへのリンクを追加しました。
ブラウザ上で項目の説明を確認できるようになります。
[対象画面]
- アプリケーション系のマスター情報
- ファイル配布情報