Release Notesリリースノート
ACMS Apex V1.1 リリースノート情報 2016/12/28
トピックス
- AI(ACMS Apex間連携)機能
独立したACMS Apex間でのデータ連携、処理結果の同期を行うAI機能を新たに実装しました。
- SAP EDIアダプタ
ACMS ApexとSAP ERP間のデータ連携を行うSAP EDIアダプタ機能を新たに実装しました。
- SFTPクライアント - SFTPクライアント機能の追加
SFTP(SSH File Transfer Protocol)でファイル転送を行うクライアント機能をACMS Apexの通信機能としてサポートしました。
新機能
- AI(ACMS Apex間連携)機能
独立したACMS Apex間でのデータ連携、処理結果の同期を行うAI機能を新たに実装しました。
これにより独立した異なるACMS Apexシステムのフロー、および通信機能をあたかも自システムと同様に連携することが可能になりました。
- SAP EDIアダプタ
ACMS ApexとSAP ERP間のデータ連携を行うSAP EDIアダプタ機能を新たに実装しました。
これによりACMS ApexとSAP ERP間でIDoc/RFCによるデータの授受やステータスの同期が行えるようになりました。
- SFTPクライアント - SFTPクライアント機能の追加
SFTP(SSH File Transfer Protocol)でファイル転送を行うクライアント機能をACMS Apexの通信機能としてサポートしました。
これによりSFTPのサーバ機能を持つ取引先とのセキュアなデータ交換が可能になりました。
以下のプロトコルバージョンをサポートします。
- 全銀TCP/IP - SSL/TLS通信機能の追加
SSL/TLS通信による全銀TCP/IP手順のセキュリティ強化を行いました。
これによりインターネットを経由した取引先とのセキュアなデータ交換が可能になりました。
- データ保護 - サーバー間通信暗号化
複数サーバーによる分散構成において、サーバー間のリモートコールをSSL/TLS通信で行うことが可能になりました。
これにより分散構成においてよりセキュアな運用が可能になりました。
- アプリケーション - データ圧縮/データ解凍機能の追加
ZIP形式のデータ圧縮とデータ解凍機能をアプリケーションとして新たに実装しました。
- 新たなOSをサポート
マスターノード、スレーブノードの稼働環境として以下のOSが使用可能になりました。
- マスターノード
- スレーブノード
- HPE HP-UX
- IBM AIX
- Oracle Solaris (SPARC)
- IBM i(旧称IBM i5/OS, OS/400)
- Microsoft Windows Server
- 新たなデータベースをサポート
管理DBとして以下のデータベースが使用可能になりました。
- PostgreSQL 9.4
- MySQL 5.7
- Microsoft SQL Server 2016
- Microsoft SQL Server 2014 SP2
機能改善
[ebXML MS 2.0]
- CPAファイルによる通信ユーザー/論理ファイル定義
CPAファイルを用いたebXML MS 2.0プロトコル通信ユーザー/論理ファイルの定義が可能になりました。
[BSC制御装置コントローラー]
- 新たなBSC制御装置コントローラーをサポート
全銀BSC手順とJCA手順での通信を行なう場合に、新たに日立ソリューションズ社製のプロトコルコンバータであるPCNVを使用することが可能になりました。
[全銀BSC手順]
- 伝送ブロック長設定時の警告表示
69byte未満の伝送ブロック長を設定する場合に運用画面で警告を表示するようにしました。
[全銀手順]
- 設定不整合時のログ出力内容を改善
タスク登録後に論理ファイル定義のレコード長を変更した場合において、通信開始時に出力されるログ「CZEN704」のガイダンス内容を解りやすい内容に変更しました。
- デバッグログ出力時の伝送効率改善
デバッグログ出力による伝送効率への影響を軽減しました。
[AS2]
- MIMEヘッダ編集内容の改善
相互接続性の向上を目的として、MIMEヘッダを一行で編集するようにしました。
[JX手順クライアント]
- 回線トレース出力単位の変更
回線トレースの視認性向上を目的として、GetDocument-ConfirmDocument単位で1ファイルに出力するようにしました。
[通信機能共通]
- HTTPプロトコル、FTPプロトコルでのデータ読み込み処理を改善
HTTPプロトコル、およびFTPプロトコルにおいて、データ受信処理の読み込み単位を変更しました。
- HTTPプロトコル
- リクエストライン、ヘッダの読み込み
- レスポンスライン、ヘッダの読み込み
- FTPプロトコル
- 回線トレースファイル出力処理を改善
通信処理における回線トレース出力処理の負荷軽減を行いました。
全銀手順においては、データ電文部の出力要否を設定可能になりました。
[deTradeII for Apex]
- アプレットを使用しないアップロード/ダウンロード
新たにアプレットを使用しないファイルのダウンロード、およびアップロードが可能になりました。
*従来のアプレットを使用したダウンロード、アップロードも引き続きご利用頂けます。
- アカウントセキュリティの強化
deTradeIIアカウントのセキュリティポリシー強化を行いました。
- パスワード有効期間の設定
- パスワード変更履歴の管理(同じパスワードの利用不可)
- 前回ログインからの経過日数チェック
- アップロードファイル名のチェック
アップロードファイルのファイル名に対して以下のチェックが行えるようになりました。
- 正規表現による使用禁止文字のチェック
- ファイル名拡張子のチェック
- 一部のログの参照可能範囲を拡大
最大アクセス数超過時に出力されるログ「CDTR902」をユーザーテナントからも参照できるように変更しました。
- 注釈項目の扱い
deTradeII for Apex通信ユーザー、論理ファイルにある注釈項目の表示制御を他のプロトコルと同じにしました。
deTradeIIアカウントの注釈項目を一覧で表示するようにしました。
[アプリケーション]
- 組み込みマクロ「%working_group_id%」の追加
業務グループ名を取得する組み込みマクロ「%working_group_id%」を追加しました。
- コード変換 - UNISYS漢字(JBIS)をサポート
コード変換において、UNISYS漢字(JBIS)をサポートしました。UNISYS漢字(JBIS)とその他の文字コード間でのコード変換が可能になりました。
- コード変換 - 新たなEBCDICタイプをサポート
文字コード変換において、以下のEBCDICタイプをサポートしました。
- Any変換 - マルチ明細を省略しない機能をサポート
CII順変換において、マルチ明細を省略できるケースでもセグメント記述子を省略せずに出力することが可能になりました。
- Any変換 - 項目グループのループ回数の拡張
データ構造に定義できる項目グループの最大ループ回数を、これまでの「9998」回から「99999」回に拡張しました。
- Any変換 - 変換処理時間の短縮
CII逆変換の変換処理におけるマルチ明細の解析方法を見直しました。この内部処理の変更により、マルチ明細を含むCIIデータの変換処理時間を大幅に短縮しました。
- Any変換 - 0バイトデータを入力された場合の出力ログ改善
0バイトデータの入力で後続処理を実行する場合に出力されるログを"INFO"(情報)に割り当ての変更を行いました。
- Any変換 - 異常終了時における後続アプリ連携の改善
AnyTranが異常終了、および以下のファイルが0バイトで出力された場合において、出力データを後続処理へ連携しないよう変更しました。
- スキップファイル
- 送信用受信確認ファイル
- エラー情報メッセージファイル
- DB格納/DB抽出 - 新たなデータベースをサポート
以下のデータベースへの接続が可能になりました。
- SQL Server 2014 SP2
- SQL Server 2016
[グローバルマージポイント]
- 時間締めが行えない場合の警告ログ出力頻度の改善
停止状態などの理由により時間締めが行えなかった場合に出力される警告ログ「AMRG221」の出力頻度を5分間隔に変更しました。
[スケジューラー]
- 休業日におけるスケジュール指定のバリエーション追加
休業日のスケジュール指定に以下のバリエーションを追加しました。
- 休業日に予定を作成
- 休業日に異なる予定時間IDを指定
- 振替とシフトの併用
- シフト用の休業日カレンダーを指定
- 特定日を指定したスケジュールのキャンセル
休業日でなくとも、特定日を指定することでスケジュールを実行しない日を指定することが可能になりました。
[ログ出力]
- syslog出力フォーマットの変更
syslogに出力するログフォーマットに「Apexのログ出力日時」を追加しました。
[ロード]
- 一括、抽出ロードをサポート
新たに一括ロード、および抽出ロードが利用可能になりました。
- パラメーターのACMS B2B互換
ACMS B2Bと同形式のパラメーターでの実行が可能になりました。
[Web運用画面]
- フローの入力パラメーターで必須項目のバリデーションを改善
必須区分が「必須」のものについて、デフォルト値が指定された場合、明示的に指定されないものとして警告を表示するようにしました。
- ビューアー間の遷移ルートの追加
タスクビューアーにトップフロータスクビューアーを開くアクションを追加しました。
- タスク詳細画に他の情報へのリンクを追加
タスク詳細画面で表示されるリソースへ遷移するリンクを追加しました。
- タスク構成区分の追加
タスク詳細画面で以下の種別を判別するための「タスク構成区分」を表示するようにしました。
- 実行操作の完了に時間が掛かっている場合の表示を改善
実行完了までに時間が掛かっている場合に処理中であることが認識しやすい表示にしたのと併せて、その間に他の操作に移ることを可能にしました。
- 「アクション」ドロップダウンボタンの改善
操作対象の状態等により実行可能なアクションが無い場合、ドロップダウンボタンを無効化するようにしました。
- ログ詳細画面の表示項目の追加
ログ詳細パラメーターに値とペアの「キー」列を追加表示するようにしました。
- 未完了の継続スケジュールを「異常終了(継続)」表示に変更
識別容易性の向上を目的として、継続スケジュールでリトライ中の予定の表示を「異常終了」から「異常終了(継続)」に変更しました。
- Web運用画面の表示制御の改善
よりわかりやすい画面表示のために、Web運用画面の表示内容を変更しました。
本対応は、今後も継続して実施します。
[検索結果]
- クリーンアップによって削除されるタスクや予定を、灰色で表示する
[非表示またはラベルへの変更]
- 認証局の証明書の以下項目
- 貸出
- 認証局の証明書グループに付随する「指定しない」のチェックボックス
- 任意JAWSの起動情報にある「共有/専有JVM」
- 以下アプリケーションとジョブの「後続実行連携」
- ヘッダーレコード分割
- データレコード分割
- Any変換
- DB格納
- DB抽出
- グローバルマージポイントでマルチ通信を実施する場合の「後続実行連携」
[表示順序の変更]
- 認証局の証明書の「認証局の種類」と「認証局の証明書グループ」
[用語の変更]
[AWN:1612, 2406, 2599, 2842, AWC:1962, 1971, 2116, 2135]
[コマンド]
- コマンド実行時の認証機能追加
以下のコマンド実行時に任意で認証が行えるようになりました。
- Boot
- Shutdown -local
- ApexInfo -local
- DB障害時にApexシャットダウンが行われない場合の回避手段追加
DB障害によりオペレーター認証ができずにApexのシャットダウンが行われない場合において、代替認証によりApexのシャットダウンが行えるようになりました。
- Shutdownコマンドの実行バリエーション追加
-localと-forceオプションを同時に指定した場合において、論理ノード、Ropeの稼働に関わらず、当該ノードのApexの全Processを速やかに停止させることが可能になりました。
- Apex.sh(.bat)のパラメーター設定方法の改善
Apex.shに記述していたACMS Apexが必要とするJava起動パラメーターを別の設定ファイルに移動しました。
これにより、弊社が提供するデフォルトのApex.shファイルの内容が今後も一定になります。(※将来の変更有無を保証するものではありません。)
- 権限情報の可読性を向上
オペレーターグループ、およびオペレーターグループコマンドにおいて、権限情報部の可読性の向上を行いました。
- サポート文字コード MS932の追加
以下のコマンドにおいて、Windowsでの実行時は入出力ファイルのエンコーディングをMS932とするようにしました。
- Export(出力ファイル)
- Import(入力ファイル)
- Update(入力ファイル)
- Delete(入力ファイル)
- Statuschange (論理ファイルでの入力ファイル)
- StatusChangeコマンドにおけるデータベースコミット回数の削減
ターゲットオプション「タスク」を指定した場合において、データベースのコミット回数の削減を行いました。
[デバッグログ]
- デバッグログ出力時のリソース消費改善
デバッグログ出力によるCPU使用率を軽減しました。
[移行ツール]
- 運用グループを除外リストに指定する際のタイプ文字列変更
運用グループを移行対象から除外する際に指定する除外リストのタイプ文字列を「ajOgi」から「ogi」に変更しました。
(移行される内容に変更はありません)
- 移行時にエラーが発生した場合のメッセージ表示を改善
以下のエラー事象が発生した場合に、エラーメッセージへ障害理由を表示するようにしました。
- 移行元であるACMS E2X/B2Bに登録されているデータに不整合がある
- 登録されているファイル情報に対応するユーザ情報が未登録
- 登録されているユーザ情報、ファイル情報に対応する運用グループ情報が未登録
- 移行元であるACMS E2X/B2BのDBアクセスで障害が発生