2024年 新年のご挨拶「Keep Rising & Shining」

新年明けましておめでとうございます。旧年中はデータ・アプリケーションに格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

昨年は、国内においては新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う経済活動の正常化が進んだ一方で、国際情勢においては各地での厳しい情勢を反映した不安定な状況により、先行きに暗い影を落とす状況が続きました。
そのような中において当社は、昨年に引き続き安定した企業活動ができております。これもひとえに皆様方のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

その結果、昨年11月6日に開示させていただきましたように、当期の業績見通しを修正しております。この大きな要因は、サブスクリプションモデルによる製品提供が順調に推移したことに加えまして、公共系での大型案件を受注したことや、EDI系製品であるACMS B2Bのバージョンアップ案件が期初の想定を大きく上回る受注となるなど、一過性の特需がございましたことから、売上高が大幅に伸長したことによります。
費用面につきましては、この売上高の伸長による収益を有効活用したいという考えから、兼ねてより課題として認識しておりました当社の知名度向上を図るため、大規模な広告宣伝活動を実施する予定です。まもなく皆様の目にも触れていただける機会があるかと存じます。
当社は今後も皆様からの期待を実績に繋げるべく、更なる製品機能の充実、保守品質の向上を目指し、技術力の研鑽に努めてまいります。

「変革への挑戦」をテーマに掲げた中期経営計画も佳境を迎えております。計数目標値については全ての項目において達成できる見込みとなっている一方で、施策については課題を残しているものもありますことから、引き続きその達成に尽力するとともに、今年4月からの更なる企業成長を加速するための新たな中期経営計画を策定してまいります。

その新たなる中期経営計画において、大きな促進力となることを期待しているものとして、NEXT ACMS ApexとPlacul(プラカル)の存在がございます。
NEXT ACMS Apexにつきましては、当社の旗艦プロダクトであるACMS Apexの提供形態をサービス型に拡張したものでありますが、そのサービス内容につきましては具体的に固まりつつあり、現在はビジネスプランを策定している段階となっております。
Placulにつきましては、「デジタルワークプレースにおける新たなるワークハブ」というコンセプトで市場に展開したいと考えております。現在は社内での活用を開始しており、来期には市場にリリースをできるよう、開発を進めております。
どちらも今後の当社からの発表を楽しみにしていただけますと幸いです。

また当社は、コロナ禍においてハイブリッドワークが定着したことをきっかけにオフィスサイズの最適化を検討し、年始よりミッドタウン八重洲にオフィスを移転いたしました。従業員同士がコミュニケーションを目的として出社するオフィスを基本コンセプトとし、コストの最適化を進めながらも従業員が出社したくなるような設備を整え、働き方改革の推進と従業員満足度の向上の両立を目指してまいります。

当社は今年の11月に創業から40年となります。ここまで長く当社が事業を継続できたのは、冒頭の言葉とも重なりますが、皆様方のご支援の賜物に他ならないと考えております。これからも皆様方から愛される企業としてより一層の企業成長を目指し、従業員と一丸となって邁進してまいります。

末筆となりましたが、皆様の益々のご健勝を心よりお祈り申し上げるとともに、今後とも倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社データ・アプリケーション
代表取締役社長執行役員 安原武志
安原武志