2023年 新年のご挨拶「Make the Leap」

新年明けましておめでとうございます。旧年中はデータ・アプリケーションに格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

昨年は、国内においてはコロナ禍の収束に未だ至らず、国際情勢においても不安定な状況が続いており、今後に暗い影を落としておりました。そのような中において当社は、幸いなことに深刻な事態に陥ることなく、安定した企業活動を継続することができており、安堵の息をついております。これもひとえに皆様方のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

その結果、昨年11月24日の2023年3月期第2四半期 決算説明会で発表させていただきましたように、前年同四半期に比して増収増益となりました。この大きな要因は、サブスクリプションモデルによる製品提供が堅調に推移したことによる、リカーリングビジネスの伸長であります。当社の製品は、企業間電子商取引(以下、EDI)というミッションクリティカルな業務に用いられているため、継続した製品利用が想定されることから今後も安定的に伸長していくことが期待できます。この期待を実績に繋げるべく、更なる製品機能の充実、保守品質の向上を目指し、技術力の研鑽に努めてまいります。

本年は「変革への挑戦」をテーマに掲げた中期経営計画も最終年度に突入いたします。

DXをはじめとした新たな市場開拓においては、昨年より新製品開発に特化した組織として新設したNP開発室により検討を進めておりましたが、その中のひとつが事業化に向けての検討段階へと入る兆しが見えてまいりました。現在は、社内における標準ツールとしての活用を目指して、製品の品質向上、機能拡充に努めております。当社にとっては今までにない新たなチャレンジでもあり、メンバーを中心に非常に苦労をしておりますが、皆様にご期待に沿えるようなものになるよう、尽力してまいります。

また、事業領域の拡大・深耕においては、インボイス制度、電子帳簿保存法や固定電話のIP網化によるINSネットのサービス終了に伴い、取引のペーパーレス化・デジタル化を目的として需要増加が予想される、Web-EDIの分野においてその基盤構築を実現するため機能を強化し「ACMS WebFramer」の最新版を発売しました。

さらに、戦略的投資という観点では特に人材面にフォーカスした投資強化を進めております。今後の企業成長を図る上で人材の強化は必要不可欠でありますことから、人員増強、従業員の成長促進とともに、ハイブリッドワークをはじめとした従業員にとって魅力的な労働環境の整備、強化を推進してまいります。

現在のところ、中期経営計画は順調に推移しておりますが、気を緩めることなく計画達成に向けて、飛躍の年とするため本年も全身全霊を傾けてまいります。

末筆となりましたが、皆様の益々のご健勝を心よりお祈り申し上げるとともに、今後とも倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社データ・アプリケーション
代表取締役社長執行役員 安原武志
安原武志